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好きのために全国へ,出会った役とこれからも向き合い続ける――宮城出身,岡 延明さんのまっすぐすぎる“俳優人生”【“推し活”道 第8回】
4Gamer女子部(仮)の新企画「“推し活”道」,略して“じょぶかつ”では,女性向けコンテンツなどで活躍する人物に注目し,インタビューをとおしてパーソナルな魅力をお伝えしていきます(不定期掲載)。第7回のゲストは,声優・俳優として活躍する岡 延明さんです。新人育成プロジェクト「ツキクラ」や,本気男子応援プロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」などの女性向けコンテンツに出演してきました。近年は,舞台「スタンドマイヒーローズ」で由井孝太郎役を務め,その丁寧な演技やキャラクターの再現度がファンから好評を得ています(関連記事)。
穏やかな雰囲気の岡さんですが,プライベートでは○○や△△に熱中することも。好きなものをじっくり突き詰める姿勢は,きっと多くの人が共感できるはず。そんな岡さんの素顔に触れていきます。
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なりたいものがたくさんあった岡さん
役者を目指そうと思ったきっかけは,あの名作ドラマ!
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岡さんとは舞台「スタンドマイヒーローズ」イベントのインタビュー以来ですね(関連記事)。今日はよろしくお願いします! まずは,生い立ちからお聞かせください。
岡 延明さん(以下,岡さん):
よろしくお願いします! 僕は宮城県の出身で,生まれて間もない時期だけ千葉に住んでいました。その後は高校を卒業するまでずっと宮城で過ごしています。近くの自然が豊かなところで,「テニスの王子様」の影響でテニスを始めたり,友だちとサッカーをしたりしていました。
4Gamer:
わりとアクティブな感じだったんですね。
岡さん:
はい。インドアに見られることが多いんですが,外で遊ぶほうが多い子どもでした。
4Gamer:
学生時代の部活はどんなことをされていたんですか。
岡さん:
陸上です。種目は110メートルハードルで,中学・高校と続けていました。中学校のときは毎年全国大会に行くくらい“ガチ”な部活でした。僕自身も,東北大会までは行ったことがあります。
4Gamer:
おお,すごい! そんな本格的に陸上をやられていたとは驚きました。
岡さん:
さすがに今やったら肉離れしそうですけどね(笑)。でも,ピアノや合唱なんかもやっていたので,いろいろなことに興味があったのかもしれません。
4Gamer:
では,子どものころに一番好きだったり,夢中になったりしたものってなんですか。
岡さん:
アニメですかね……? 「ハクション大魔王」とか「三つ目がとおる」とか。あとは宮城県出身の石ノ森章太郎さんのアニメも見てました。「サイボーグ009」もそうなんですが,僕の歳より少し上の年代の作品が好きでしたね。
4Gamer:
確かに世代としては上ですよね。やっぱり親御さんの影響だったりするんですか。
岡さん:
母が「ブラック・ジャック」(著:手塚治虫)の漫画を持っていたことは,影響があるかもしれません。
4Gamer:
確かに家にあると読んでしまうものですよね。アニメを観ていて声優に興味を持ったり,お芝居をやってみたいといった気持ちが芽生えたりなどはありましたか。
岡さん:
役者を志したきっかけ自体は,小学5年生のときに観たTVドラマ「WATER BOYS2」なんです。DVD-BOXに収録されていたメイキング映像を観て,“みんなで1つの作品を作る”ことに憧れが生まれました。子どもながらに漠然と,この世界に入ってみたいと思うようになったんです。
4Gamer:
なるほど……! 「WATER BOYS」シリーズはめちゃくちゃ流行りましたよね。その気持ちが生まれる前,将来なってみたいものはあったんでしょうか。
岡さん:
これもドラマなんですが,「ビギナー」という司法修習生たちのドラマを観たときは弁護士に憧れました。昔はお菓子を作るのも好きでパティシエにもなってみたかったし,いろいろなものに影響されて(笑)。その都度,なりたいものが変わっていました。
4Gamer:
そうだったんですね。ある意味,いろいろな役を演じる役者になる伏線のような気もします。
大学進学で上京し役者の道へ
地方出身の苦労と“初カメラ前”エピソード
4Gamer:
宮城に住んでいたのは高校卒業までということでしたが,その後はどんなふうに過ごされたんですか。
岡さん:
一浪したあと,日本大学芸術学部の映画学科に合格して上京しました。その前にも俳優の養成所に通ったりしていましたが,入学後は大学で本格的に学びはじめた感じです。
4Gamer:
そう聞くと,比較的迷わず役者への道を進まれているイメージがありますね。
岡さん:
本当は,中学卒業のタイミングで(役者を)始めたかったんですよ。でも,ちゃんと学校には通っておいたほうがいいということで進学しました。両親も僕が役者になることに反対することはなく,いつも応援してくれてありがたく思っています。
4Gamer:
ステキですね。映画学科に進まれたということは,そちら方面を目指していたんですか。
岡さん:
そうですね,実写映像の作品をメインに考えていました。当時は演技コースと監督コース,録音・撮影などのコース,映像表現・理論系のコースに分かれていて,学校の課題で自主制作映画を撮るようなこともしていましたね。
4Gamer:
楽しそうですね。最初から“撮る側”ではなく“出る側”だったんですか。
岡さん:
はい。授業として監督や脚本などの勉強はありましたし,興味もあったんですが,メインはほとんど演技のほうでした。
4Gamer:
なるほど。初めて人前で演じた役や作品についてお聞きしてみたいです。
岡さん:
実は,初めてプロの方のカメラの前に立ったのは養成所時代なんです。当時はエキストラの募集などもあって,「放課後はミステリーとともに」というTVドラマで野球部員として出演しました。
そこで初めて,プロの撮影現場を体験したんですよ。初日に階段をうさぎ跳びしたり,川口春奈さん(の演じる役)にバットでお尻をしばかれる,なんていうようなアドリブがあったような記憶があります(笑)。
4Gamer:
エキストラとはいえ,それはなかなかの大役では!? 実際,カメラの前に立ってみてどうでしたか。
岡さん:
右も左も分からなかったし,現実味がなかったです。撮影した記憶はあるんですが,どんな感じだったかは覚えていません(笑)。
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4Gamer:
それでは,初めてのセリフがある役はどんな作品だったんでしょうか。
岡さん:
某「仮面ライダー」作品です。仮面ライダーはもともと好きだったし,若手俳優の登竜門ですよね。僕の役は本当に一言二言のセリフだけでしたが,クレジットに名前も残っています。
……あっ,すみません。セリフありの役はそれより前にありました! バラエティ番組の再現VTRです。ジャングルポケット太田さんの初恋のエピソードの映像で,まだすごく有名になる前のおのののかさんと共演させていただきました。
4Gamer:
再現VTRですか! 実は観ていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
バラエティや舞台など,幅広いお仕事を経験されていますが,そうした環境の変化も多いなかで,上京して親元を離れて生活するのは大変ではありませんでしたか。
岡さん:
いやもう,本当に大変だと思いました。この仕事をしていると,東京が実家の人が羨ましいです。
パッと思い立って帰れる距離ではないですしね。
でも,中学での厳しい部活の経験が自分を強くしてくれたんです。競技としても,人としても成長させてもらったし,大人になってから辛いことがあっても「自分はあの時期を乗り越えられているんだ」って思えるんです。
4Gamer:
すごく分かります。ちなみにバイトのご経験は?
岡さん:
1つのことに集中してしまうタイプなのか,いろいろなことに興味があってもバイトの経験は少ないほうですね。
そういえば,大学の近くのカフェで働いていたことがあります。でも,先輩や友だちがたくさん来るので気まずくて,わりとすぐ辞めてしまいました。
4Gamer:
めちゃくちゃお似合いになりそうですし,周りの人が働く岡さんの姿を見に行きたい気持ちがよく分かります(笑)。
学生時代は部活にバイトにと忙しくされていたと思いますが……これは本インタビュー恒例の質問でして,学生時代はモテましたか。
岡さん:
いえ,全然! 「喋らなければいいんだけどね」って,周りにはよく言われてました(笑)。
4Gamer:
そんなことはないと思いますが……バレンタインでたくさんチョコをもらっていたりしませんか。
岡さん:
友だちはいたので友チョコはもらいましたが,本当にさっぱりです。僕も「モテてました!」って言ってみたいんですけど,全然です。
4Gamer:
これは,自分が知らないところで人気があったタイプと見ました……!
岡さん:
あ,でも確かに「◯◯さんが岡のことを……」みたいなのは聞いたことがあります。でも,全然知らない人だしなあと。
4Gamer:
やっぱり隠れファンは多かったと思いますよ。それこそ陸上の大会とか,通学途中とかで見つかっていたのでは……。ではもう1つ,初恋はいつどんな相手に?
岡さん:
こう言ったら逃げているように聞こえるかもしれませんが(笑),幼稚園の先生です!
ついに声優としてのキャリアをスタート
目標にしていた役者は?
4Gamer:
大学卒業後,今のようなお仕事をされるようになったのはどんな流れでしたか。
岡さん:
まずは,所属した事務所の声優部門に入りました。最初に受けたオーディションが「ツキクラ」で,2期生として声優のお仕事をさせていただくようになったのがキャリアのスタートです。
4Gamer:
そうだったんですね! 役者になりたいと思ってから,一番苦労したり,大変だと思ったりしたことはなんですか。
岡さん:
うーん……さっきも少し触れましたが,上京してまず感じたのは「環境の違いって大きいんだな」ということでした。生活面もそうですし,大学には子役時代から演技を続けてきた方もいて,経験値の差をすごく感じたんです。
どうしても地方にいると情報が届くまで時間がかかったり,スタートラインに差がついてしまう部分もあって……。
だからこそ,「自分も負けていられないな」と思えたんです。周りに刺激をもらえたことで,むしろ前向きに頑張れるようになりました。
4Gamer:
分かる気がします。役者を目指し始めた当時,目標にしていた演者さんはいらっしゃいますか。
岡さん:
当時は上地雄輔さんに憧れました。バラエティもドラマも歌でも活躍されていましたしね。若いころからドラマなどには出られていましたが,ブレイクしたのは20代後半だったと思います。
下積みがあるなかで売れるという,努力を続けないとできないことをやりとげられていたので,すごいなと。
いろいろなことをしている人を尊敬しているのですが,それこそ声優も俳優もと考えたとき,戸田恵子さんも尊敬している方の1人です。しかも,最初は演歌歌手から始められた方だったはずです。
4Gamer:
アニメから吹き替えまで,声優としての役柄もすごく幅広いし,素晴らしい方ですよね。岡さんは映画関連の学科を卒業していますが,最初に声優寄りのお仕事を選ばれたのはなぜですか。
岡さん:
役者だけではなく,歌も含めてトータルでエンターテイメントに挑戦したかったんです。もともとアニメが好きだったのもあり,声優というかたちでのお芝居もやってみたいなと。ですが,枠組みにもとらわれずいろいろなことに興味があるんです。
岡さんの趣味は“ガチ”な推し活!
現場にも足を運び,うちわ作りやぬい撮りも……!
4Gamer:
ここからは,本企画で一番盛り上がる(笑),マイブームや趣味のお話に入りたいと思います。今一番語りたい,好きなモノやことを教えてください。
岡さん:
いろいろな推し活をしています……!
4Gamer:
いいですね,どんなジャンルですか。
岡さん:
もともと性別にこだわりなく“アイドル”が好きなんです。中学高校のころはAKB48,その前はSMAPも好きでしたし,なにわ男子も。あと,ここ最近ハマっているのは=LOVE(イコールラブ。通称,イコラブ)です。
4Gamer:
そうなんですね!? ガチのアイドル好きとはめちゃくちゃ意外でした……!
岡さん:
キラキラしているものや人って,すごく元気をもらえるじゃないですか。それこそコロナ禍はお仕事が減ることもあったし,今後について考えることも多かったんですよ。
そんなとき,なにわ男子の大橋和也くんの「この仕事は“普通”を味わうのは難しいけれど,そのぶん普通以上の経験ができる」という言葉を聞いて,「僕もそっちがいい」って思ったんです。あの言葉がなかったら,今は違う生活をしていたかもしれません。
4Gamer:
素晴らしいです……演者さんならではの共感ですよね。では,そもそも最初にアイドルが好きになったきっかけは?
岡さん:
学生時代,AKB48の古参ファンの友だちがいたんですよ。当時は,一緒にライブや握手会にも足を運んでいました。男性アイドルだと,同い年でHey! Say! JUMP(元Hey! Say! 7)の山田涼介くんも好きです。あと,「ザ・少年倶楽部」のジュニアの子たちを見るのも好きでした。
4Gamer:
いやすごい,本当にアイドル好きなんですね。これは素朴な疑問なのですが,自分がなろうとは思わなかったですか。すごくポテンシャルをお持ちだと思うんですが。
岡さん:
憧れていました。でも住んでいた地域や時代もあったのかな,やっぱりなかなか挑戦できなくて。
4Gamer:
確かに,最近はいろいろなオーディション番組などもありますが……もし今の時代だったら,アイドルに挑戦されていたかもしれませんね。
岡さん:
そうですね。Hey! Say! JUMP には,同じ宮城県出身の八乙女 光くんもいらっしゃるんですが,地方から大手事務所に入って第一線で活躍されているって,本当にすごいことなんです。
だからこそ,僕にとっても大きな憧れで。もし生まれ変わって別の仕事に就くならアイドルになりたいですし,アイドルコンテンツで歌ったりパフォーマンスしたりするお仕事は,すごくワクワクしますね。
4Gamer:
確かに,「ツキクラ」なんかはまさにそうですよね。アイドルの推し活では,うちわなどの推し活グッズも自作されたり……?
岡さん:
もちろんです!
4Gamer:
えっ,めちゃくちゃ見たい!(笑)
もし見せていただけるものがあれば,ぜひお写真をお願いします。それにしても,岡さんが現場に行ったらめちゃくちゃ目立ちませんか。
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岡さん:
そうですね。男性アイドルの現場は,さすがに男1人で来ている人ってそこまで多くないんですよね。でもちゃんとうちわも持っていきますし,ぬい撮りもします。
あと家でも歌ってますし……カラオケでは,一緒に行く人がアイドル好きじゃないと迷惑かなと思って,なかなか連続して歌えないんですが。
4Gamer:
ちなみに十八番はなんですか。 1曲じゃなくてもOKです!
岡さん:
「初心LOVE」(なにわ男子)です。今は事務所に所属しておらずフリーなので,来年くらいには,歌いたいアイドルソングのセットリストを組んだライブを自分で企画しようと思っています!
4Gamer:
それはぜひ観てみたい……! それにしても,舞台「スタマイ」で岡さんがたくさんグッズを集めていらっしゃったのが気にはなっていたんですよ。全く抵抗感がないご様子だし,慣れているような気がして。やはりもう,“根っから”だったんですね。親近感しかないです(笑)。
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好きなゲームはあのアイドルコンテンツ!
4Gamer:
4Gamerはゲーム媒体ということもあって,このインタビューでは好きなゲームをお聞きしています。何かありますか。最近でも過去のものでも。
岡さん:
実は,「アイドルマスターSideM」にめちゃくちゃハマっていた時期があります。
4Gamer:
えっ!? 本当ですか,ぜひ推しを聞かせてください!
岡さん:
兜 大吾くん(CV:浦尾岳大)です。ライブに行く機会こそなかったんですが,アプリは本当に夢中で遊んでいました。その後,声を演じている浦尾さんと別の舞台や朗読劇でご一緒する機会があったんですよ。
4Gamer:
共演された際,初対面ではやはり緊張もあったのではないでしょうか。
岡さん:
はい,すごく嬉しかったんですが,めちゃくちゃ緊張しました(笑)。でも,それがきっかけで親しくさせていただくようになって。今では,仲良くさせていただいている,尊敬している先輩の1人です。
4Gamer:
そうしたご縁をきっかけに距離が縮まっていったのですね。共演に対して,特別な意識はあったのでしょうか。
岡さん:
嬉しかったのは確かなんですが,「推しと共演している」という特別な意識はあまりありませんでした。もともとキャラクターと声優さんを分けて考えるタイプなので,変に意識しすぎることはなかったですね。
4Gamer:
なるほど。ほかに好きだったりよく遊んだりしたゲームはありますか。
岡さん:
昔はやっぱり,アプリより据え置きゲーム機ですね。PlayStation 2の「戦国無双」シリーズとか……。あ,あと「ラクガキ王国」はよく遊んでいました。自分で描いた絵が動くんですよ。
子どものころは,例えば「ONE PIECE」で勝手にアナザーストーリーを作って,自分を登場させるような妄想をするのが好きだったんです。だから,すごく楽しかったですね。オリジナルの漫画を考えることもよくしてました。
4Gamer:
そうだったんですか! やっぱり興味を持たれる範囲がすごく広いですよね。ピアノを習っていたそうですが,最近は楽器演奏などは。
岡さん:
一応キーボードは持っているんですが,弾いてはいないです。あとパソコンで音楽を作るのも勉強したかったんですが,難しくて挫折してしまいました。
今,最も夢中なのはスヌーピー
推しのためなら日本全国どこまでも……!
4Gamer:
では,推し活の話に戻りましょう。アイドルのほかに夢中になっているものがおありだとか……?
岡さん:
はい! 実は今,一番推しているのはスヌーピーなんです。グッズを集めたり,ミュージアムに行ったりと,日本各地を飛び回っています(笑)。
最近だと,福岡で開催された「スタマイ」の9周年ストアに行った際,その足で由布院のスヌーピーストアにも立ち寄りました。
4Gamer:
ちなみに,スヌーピー……いや,作品名は「PEANUTS」ですよね。そのなかでは誰が一番好きなんですか。
岡さん:
全員好きなんですが,やっぱり一番はスヌーピーですね。世界一有名なビーグル犬で,誰が見ても「かわいい」と思える存在じゃないですか。
でも,大人になってから読むと“刺さる”セリフや皮肉の効いた表現が多くて,かわいさだけじゃない奥深さがあるんですよ。そのギャップがまたたまらなくて。
今年で75周年なんですが,時代を超えて老若男女を夢中にさせる魅力がありますよね。僕はアンバサダーでも何でもない,ただの“純粋なファン”なんですが(笑),心からスヌーピーを推しています。
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![]() スヌーピー茶屋 由布院店にて |
![]() SNOOPY CHA-YA 飛騨高山店にて |
4Gamer:
もし今後,お仕事としてご縁があったら素敵ですよね。
岡さん:
そうですね。関わる機会があればもちろん嬉しいですし,光栄なことだと思います。ただ……。
4Gamer:
なんとなく分かります。作品の一ファンとしての距離感も大事にしたい,という気持ちでしょうか。
岡さん:
まさにそれです。ずっとファンでいたいという気持ちもありますし,一方で,もしご縁をいただけたなら,責任を持って全力で臨みたいです。
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4Gamer:
今はアイドルとスヌーピーに夢中な岡さんですが,基本的にかわいいものがお好きなんでしょうか。
岡さん:
そうですね。あとアイドルに関しては,そこに至るまでにどんな努力や苦労があっても,僕たちが目にするのってステージでの“完成した姿”やキラキラした部分じゃないですか。
その裏にある頑張りがあるからこそ輝けるんだと思いますし,僕自身も観てくださる方に良いものを届けたいという気持ちがあるので,すごく刺激をもらえるんです。
だからこそ,頑張っている人を見ると惹かれるんだろうなと思いますし,僕も応援してくださるファンの方にとって少しでもキラキラした存在でいられたらいいな,って思っています。
4Gamer:
通じる部分がありますよね。ちなみに,ご自宅はスヌーピーやアイドルのグッズでいっぱいなんでしょうか。
岡さん:
はい。あとは孝太郎さん(「スタマイ」の由井孝太郎)のグッズですね(笑)。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)ではスヌーピーのグリーティングがあるので,僕は大阪に“推し活のためだけのセカンドハウス”を作るのが夢なんです。
4Gamer:
それは夢がありますね!
岡さん:
自分も応援される側として,グッズを買って迎えてくださる気持ちがすごく嬉しいんですけど……皆さん,グッズがたくさんになったときってどうしてるんでしょう? 逆に教えてほしいくらいです(笑)。
4Gamer:
確かに,好きなものが増えると“どう保管するか問題”は永遠のテーマですよね。これを読んでいる皆さんはぜひ,SNSで「私のグッズ整理・保管法」を教えていただけたら嬉しいです(笑)。
あらためて,岡さんってどんな人?
“形にとらわれない”自由な心とチャレンジ精神
4Gamer:
例えば3日間の休日があったとして,脚本を読まねばならないとか動画の編集とか,やらなければいけない仕事がない場合,どう過ごされるのが理想ですか。
岡さん:
その状況なら……まず東京を離れますね(笑)。東京は“働く場所”という意識が強いので,完全なお休みなら環境から変えたくなるんです。
アメリカにはスヌーピーの作者であるチャールズ・M・シュルツさんが監修したミュージアムや,公式テーマパークの「ナッツベリーファーム(Knott's Berry Farm)」があるので本当は行きたいんですが,どうせなら長期で訪れたいと思っていて。
あと,韓国にも「スヌーピーガーデン(Snoopy Garden)」という施設があるんですよ。
4Gamer:
聞いたことがあります! 韓国なら3日間でちょうどいいのでは? あっ,済州島(チェジュ島)にあるんですね。あそこはたしか,みかんが特産だったような。
岡さん:
そうなんですよ! みかんとコラボしたグッズもあった気がしますし……やっぱり行くしかないですね(笑)。
4Gamer:
もし訪れる機会があれば,その様子もぜひどこかで拝見したいですね。普段はひとりで出かけることが多いんですか? それとも,ご友人と遊びに行くこともありますか。
岡さん:
ありますよ。ただ,プライベートは“狭く深く”というタイプでして。本当に仲良くさせてもらっている友人は多くないんですが,その分,一人ひとりとの関係を大事にしています。
4Gamer:
なるほど。では,そうした仲の良い方から見ると,岡さんはどんなタイプの人だと思われているのでしょうか。MBTIは分かりますか。
岡さん:
何だったかな……たしか西畑大吾くん(なにわ男子)と一緒だったはずなので調べます(笑)。あっ,INFJですね。
4Gamer:
提唱者(INFJ)は,日本人には比較的少ないタイプのようです。静かで思慮深い理想主義者……といった特徴があるみたいですね。
岡さん:
確かにそうかもしれないです。仲のいい人からは「けっこうマイペースだよね」と言われますし。自分では,自分のことを“好きなものをとことん大事にできるタイプ”だと思っています。手の届く範囲って限られているので,そのぶん一つひとつを大切にしたいんです。
4Gamer:
広く浅くというより,身近な存在をしっかり大切にされるタイプなんですね。では,今後の夢や目標,理想の姿についてはいかがですか。
岡さん:
声優・俳優などの肩書きにとらわれず,いろいろなことに挑戦できる人でいたいです。先ほどのお話にも出ましたが,歌にも挑戦したいですし,大学時代には自主制作映画を撮って「作る側」も面白いなと思った経験もあります。
今回,2.5次元の舞台を初めて経験して,本当に楽しくてすごく良い刺激になったので,これからも幅広いことにチャレンジしていきたいです。
4Gamer:
以前のインタビューでお聞きして驚いたのですが,舞台「スタマイ」が2.5次元舞台としては初挑戦だったんですよね。
岡さん:
そうなんです。
4Gamer:
普段このインタビューではコンテンツへの踏み込んだ感想は控えているのですが……由井さんとしての佇まいや声の響きが,本当に自然で印象的でした。
岡さん:
恐れ多いです! 舞台はすごく楽しかった反面,大変な部分もありました。でも,やったことがないことを「自分には無理だ」と決めつけたり,最初から怖がったりするのは違うと思うんですよ。まずは一度飛び込んでみることが大事だなと感じました。
だから将来,今はまったく想像していない方向に進んでいる可能性もあります。それはそれで面白いと思いますし。声優として,俳優としていろいろな目標がありますが,「想像もつかない経験をしていくこと」が,今の自分の夢に近いかもしれません。
4Gamer:
最初は慎重な方なのかなという印象もあったのですが,お話をうかがうとすごく挑戦的で,前に進むエネルギーを感じます。これからどんな姿を見せてくださるのか本当に楽しみです。
岡さん:
ありがとうございます。今年,3回イベントをさせていただいたんですが,まずは「応援してくださる皆さんに会いたい」という気持ちが原点でした。
それなら,自分がやってみたかったことにも挑戦しようと思って。ミニライブでカバー曲を歌わせていただいたり,いろいろ経験させてもらいました。
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4Gamer:
ファンの方も,いろいろな岡さんの姿が見られて嬉しいと思います。では,もっとカジュアルな意味で「挑戦してみたいこと」ってありますか。バンジージャンプしてみたい! とか,そんな感じでも大丈夫です。
岡さん:
それなら1人海外ですね(笑)。1人で行動するのは好きなんですが,海外はやっぱりまだちょっと怖いので。
僕,自分の人生もコンテンツだと思っているんですよ。だからもし1人で海外旅行をしたら,その様子を皆さんにも見てほしいです。
プライベートと仕事をしっかり分けるという考え方もあると思うんですけど,僕は自分のことを“丸ごと全部”愛してほしいんです。
4Gamer:
ステキですね。ではもう1つお聞きしたいのですが,そうですね……10年後にしましょうか。10年後はどうなっていたいですか。
岡さん:
僕には,ずっと大切にしている思いがあります。それは「この業界の仕事を続けていきたい」ということなんです。
担当しているキャラクターや役がもし一区切りを迎えたとしても,また動き出したときに,自分がそこにいられる人間でいたくて。
出会ったキャラクターとは長く向き合っていたいですし,どんな役をいただいても応えられるように,自分を磨き続けたいと思っています。
4Gamer:
今のお話には,とても心を動かされました。キャラクターへの向き合い方や,お仕事への姿勢がすごく伝わってきます。
では最後に,ファンや読者の皆さんへメッセージをお願いします!
岡さん:
記事をご覧いただきありがとうございます。ここまでパーソナルなお話をするのはあまりなかったので,すごく楽しい時間でした。
僕は声優,俳優としてだけでなく,いろいろな形で自分のことを発信しています。どこか1つでも「ここが好きだな」と思っていただけたら,それだけで十分すぎるくらい嬉しいです。もしよければ,これからもふらっと立ち寄っていただけたら幸いです。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
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反射で答えて! 一問一答コーナー
Q01.朝起きて最初にすることは?
携帯を見ます。……つまらない答えですかね? ちなみに寝起きは悪いです。
Q02.夜寝る前にすることは?
携帯を見ます。……いや,これじゃ駄目だ(笑)。最近はプロジェクターでYouTubeの動画を観ていますね。ゆったり観られる系のものが多いです。
Q03.スマホの待受けは何ですか?
もちろんスヌーピーです! USJでやっているバースデー企画,ちょうど僕の誕生日がある9月はスヌーピーが担当だったんですよ。運命じゃん! と思いました(笑)。
Q04.今,一番好きな,またはハマっている食べ物は?
昔は甘いものが好きだったんですが,最近はしょっぱいもののほうがいいですね。ご当地ものが好きで,この間食べた福岡の天神ホルモンがめちゃくちゃ美味しかったです!
Q05.好きな食べ物は最初に食べる? 最後に取っておく?
最初です。出された時がベストなタイミングだと思うので,長い時間残しておくより最初に食べちゃいたいなと。
Q06.お酒は飲みますか。
飲みます。弱くはないと思います。いろいろ飲みますが,日本酒やウィスキーやワインなど,炭酸が入っていないものがいいですね。
Q07.実は,◯◯が苦手なんです……!
怖いものです……。海外のホラー映画やフィクションだと分かるものはまだ大丈夫なんですが,もし自分に心霊系の企画とかが来たら絶対にNGを出します(笑)。
(ここから「劇場あるある」などの怖い話に展開して)
あっ,これ以上はやめましょう! 何かが寄ってくるって言いますし!
Q08.口癖またはついやってしまうクセはありますか。
「なんか」(笑)。
Q09.自分を動物に例えると?
常にその場にいない感じの……なんだろう,マグロ?(笑)
コロナ以降,家でじっとしているのがもったいないって思うようになったんですよ。家でやることがなければ,極力外に出ますね。
Q10.好きなファッションの系統やお気に入りアイテムは?
最近見つけたブランド(HOOK)にハマって買い漁っています。以前は着られればなんでもいいと思っていたんですが,大人になってから「かわいい服っていいな」と。気分が上がりますしね。
Q11.最近一番感情が揺さぶられた出来事は?
やっぱり舞台「スタマイ」ですね。千秋楽では「ああ,もう終わっちゃった……」って,すごく寂しかったです。絶対にまた(続編などを)お願いしたい! きっと出演者全員がそう思っているはずです。
Q12.生まれ変われるとしたら何になりたい?
この流れであれば,やっぱりアイドルです!(笑)
男性アイドルも女性アイドルも,それぞれにしか出せないものがありますし……2回生まれ変わって,両方体験してみたいです。
Q13.世界中,過去も含めて誰にでもインタビューできるとしたら?
一番繰り返し観ている映画が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なので,マイケル・J・フォックスさんにお会いしてみたいです。子どものころ,ファンレターを書こうか迷ったんですが,送り方が分からなくて断念したんですよ。
Q14.そのほかに好きな映画は?
「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」も好きだし,SFがいいなって思う時期や,「ハリー・ポッター」シリーズなどのファンタジー,ラブコメに憧れる時期もあって迷っちゃいますね。大学が映画学科だったのでたくさん観まくっていて,好きな映画は選べないくらいあります。
新作だと「ストロベリームーン 余命半年の恋」が気になっています。
Q15.魔法使いに「願いを3つだけ叶える」と言われたら?
時間をください(笑)。それから,ビザの問題とかもクリアしたうえで“瞬間移動”ですかね?
あとは……売れたいとか有名になりたいみたいな願いは,やっぱり自分の力で叶えたいです。だけど時間だけはどうにもならないので,時間がほしいです!
〜おまけ〜
インタビュアー たまおが感じた岡さんの印象
記事にもあるとおり,舞台「スタマイ」で岡さんが演じた由井孝太郎は本当に衝撃でした。2.5次元が初めてとは思えない再現度で,「何者!?」と。あとから声優・俳優の両方の肩書があることを知り,すごいポテンシャルをお持ちの方だなと思いました。
その後,今回とは別のインタビューもさせていただいたのですが,穏やかな方で,とても今回お話したような“ガチのオタク”だとは夢にも思いませんでした。
これを読んでいる皆さんのなかで,岡さんのYouTubeチャンネル(リンク)をご覧になった方はいらっしゃいますか? もしまだなら,ぜひスヌーピーの推し活動画を観てみてください。
あんなスマートでシュッとしたステキな男性から放たれるとは思えない眼圧,推しを前にした急な震えと興奮,様子のおかしさ(褒めています)に,「あっ,これは“こちら側”の人だ……!」という,とてつもない共感が生まれました。
いや本当に観てほしいです。面白すぎて,私は何度か声を出して笑いました。ジャンルは異なりますが,同じオタクであり推し活を送る人間として「分かる!」の連続です。好きなものの話を聞くって,本当に楽しいですよね。
ソフトな印象で,でも「いろいろなことにチャレンジしたい」という度胸の持ち主であり,「出会ったキャラクターとは長く向き合っていたい」という強い意志もある。実にステキな演者さんだと思います。
岡さんを推す人は本当に幸せだし,この先も幸せが約束されているのが素晴らしい。ぜひまた推し活トークを聞かせてください。
あと,YouTubeチャンネルも登録しましたので,今後の更新も期待しております!
4Gamer 女子部(仮)













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