■ポスタル2 コンプリートパック
■ポスタル2 ロシアより愛をこめて
■グランド・セフト・オート III
■グランド・セフト・オート・バイスシティ
■Grand Theft Auto:San Andreas
の5作品を「青少年に有害な図書類」と指定した。大阪府知事の公示では「種類」として,「ポスタル2 コンプリートパック」が「コンパクトディスク」,ほかの4作品は「デジタルバーサタイルディスク」と示されているのみだが,PC版があるものについてはPC版も指定対象となる。なお,大阪府青少年健全育成条例 第13条第1項で定められた「青少年に有害な図書類」の条件は以下のとおりである。
一 青少年の性的感情を著しく刺激し、青少年の健全な成長を阻害するもので、規則で定める基準に該当するもの
二 青少年の粗暴性又は残虐性を著しく助長し、青少年の健全な成長を阻害するもので、規則で定める基準に該当するもの
三 青少年の犯罪を著しく誘発するおそれがあり、青少年の健全な成長を阻害するもので、規則で定める基準に該当するもの
この指定により,大阪府において該当作品は18歳未満(かつ未婚)の人に対して,
販売し、貸し付け、頒布し、贈与し、若しくは青少年の物品と交換し、又は閲覧させ、視聴させ、若しくは聴取させてはならない。(第14条第1項より)
ということになり,違反者には30万円以下の罰金が科される。また,成年者を対象として販売する場合も,
規則で定める方法により、有害図書類を他の図書類と区分し、店内の容易に監視できる場所に陳列しなければならない。(第15条より)
といった制約を受けることになる。
なお,一部メディアで行われている,PCゲームを対象とした有害図書指定が全国初であるという報道は,1990年における「電脳学園 Ver.2.0」の例に照らしても正確な認識とは言いがたい。とはいえ,一般にコンシューマタイトルよりも選好性が高い(限られた人が,明確に意識して購入する)と認識されているPCゲームタイトルが,指定の対象となったことは,やはり大きなポイントである。
メディアが個人に与える影響については,強力効果説/限定効果説や代償行為論などさまざまな論点があり,明確な認識が固まっているとはいえない状況にある。また表現の自由の問題でもあるだけに,その制限については主に社会的な緊急性を軸として,慎重な議論が必要であろう。
記事執筆時点で,該当作品を日本で販売するドライブ並びにカプコンからは公式のコメントが発せられていないものの,各方面に波紋を呼ぶことは必至といえよう。

















