業界動向
ネクソン,日本法人の時価総額が3兆1000億円を突破
下記の記事は,GAMEVU(→リンク)に掲載された記事を,許可を得て翻訳したものです。可能な限りオリジナルのまま翻訳することに注力していますが,一部日本の読者の理解を深めるために,注釈の追記や,本文や画面写真の追加・変更をしている箇所もあります。(→元記事)
ネクソン(日本法人)が堅調な既存フランチャイズの成長とグローバル新作の相次ぐヒットを追い風に株価最高値を更新し,時価総額29兆1000億ウォン(約3兆1000億円)を突破した。
2025年11月27日の終値は3768円で,11日の第3四半期決算発表以降,3600〜3700円台を維持しながら強含みで推移している。これは2021年4月以来,約4年7か月ぶりに記録した最高水準であり,市場がネクソンの将来の成長可能性に強い信頼を寄せていることの証左だ。
この企業価値上昇の核心的な原動力として挙げられるのが,イ・ジョンホン ネクソン代表取締役が掲げた「IP成長戦略」の成功裏の定着だ。イ・ジョンホン代表は昨年9月に東京で開催されたCMB(Capital Markets Briefing)イベントで,既存の主要IPを拡張する「縦の成長」と新規IPを発掘する「横の成長」を2本柱とし,2027年までに売上7500億円を達成するというビジョンを示した。
発表から1年あまりが経過した現在,ネクソンはこの目標が絵に描いた餅ではないことを実績で証明している。実際,CMB発表直前(2024年9月2日,終値2889円)と比較すると,ネクソンの企業価値は27日終値基準で約30.4%上昇した。
まず「縦の成長」の面では,ネクソン特有のライブ運営力が光を放ち,主力フランチャイズが好調な成果を上げた。ネクソンは膨大なデータベースに基づく高度なライブ運営力を通じて,長期サービス中のゲームの売上をむしろ増加させる底力を見せた。韓国の「メイプルストーリー」はユーザーフレンドリーなアップデートにより,前年同期比で売上が約3倍に成長し,「アラド戦記」と「FC」フランチャイズも堅調な成長を記録した。
このほか,グローバル累計販売500万本を突破した人気作「デイヴ・ザ・ダイバー」や,堅固なファンダムを持つサブカルチャーゲーム「ブルーアーカイブ」などがネクソンのポートフォリオを強化し,企業価値の上昇にプラスに作用したと分析される。
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さらに,今年リリースされた新作が「横の成長」を牽引し,ネクソンの体質改善を導いたと評価されている。3月にリリースされた「マビノギモバイル」は,原作の感性と生活型コンテンツを現代風に再解釈して長期ヒットの足がかりを築き,「2025大韓民国ゲーム大賞」大統領賞(大賞)の栄誉に輝いた。
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同月リリースの「The First Berserker: Khazan」も,精巧かつ爽快なアクション性と完結性のあるストーリーで好評を博し,「2025大韓民国ゲーム大賞」で最優秀賞と技術創作賞を受賞し,作品性と商業性の両方で認められた。
下半期にリリースされた新作も強力な勢いを生み出している。10月30日にグローバル市場に登場したEmbark Studiosの「ARC Raiders」は,グローバル累計販売400万本(11月11日時点)を素早く突破し,世界のゲーム市場で拡大を続けている。これはリリースからわずか2週間で達成した成果であり,リリース初期であることを考慮すれば,今後の販売本数はさらに伸びる見込みだ。これに加えて,11月6日にリリースされたモバイル放置型RPG「MapleStory:Idle RPG」も初動ヒットの旋風を巻き起こしている。
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6月の「Steam Nextフェス」で最も人気のあるデモに選ばれた「Vindictus: Defying Fate」がマビノギIPのさらなる拡張可能性を証明したのに続き,「Project OVERKILL」や「Dungeon&Fighter: Arad」のグローバルリリースが2027年まで続き,アラド戦記IPの世界観をさらに広げる見通しだ。
これに加えて,ゾンビアポカリプスジャンルの「NAKWON:LAST PARADISE」や,NEXON Gamesの「Woochi the Wayfarer」など,様々なジャンルの新規IP開発が活発に行われており,ネクソンのポートフォリオに多彩な魅力が一層加わると見込まれる。
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ネクソンのイ・ジョンホン代表は最近の第3四半期決算発表で「IP拡張戦略に基づき,コアフランチャイズと新規IPの両方の成長を加速させる計画だ」とし,「ポートフォリオを多角化し,持続可能な収益を創出しながらグローバル市場での地位を固めていく」と述べた。
業界では,ネクソンがこうした新旧の調和を追い風に,第4四半期および通年で過去最高業績を更新すると予想している。安定した既存フランチャイズと新規タイトルのシナジーが本格化した今,ネクソンの「IP拡張戦略」が一段と弾みをつけ,韓国ゲーム会社の新たな歴史を刻めるか,その行方が注目される。
(著者:キム・テマン)
[インタビュー]「マビノギモバイル」が日本先行サービスされる,その真意――「どれだけ売れたか」ではなくて「どれだけ愛されたか」を最終的に重視する,ネクソンの長期戦略
ちょうど1年くらい前にインタビューしたネクソン社長のイ・ジョンホン氏に,再びインタビューする機会を得た。前回はイ氏本人と会社のことを聞いたので,今回は「この1年」の話を聞こうと思っていたら,マビノギモバイルという思わぬ伏兵が。
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