このゲームの読者の評価

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もやしボーイの時空を超えた戦い 75 - 投稿者:のらくろ(男性/30代)
- 投稿日:2010/11/05
- 良い点
- とある未来に存在する時間旅行の研究所に時間操作を可能にする
試作品の2つのスーツがあった。
研究者の一人であったKrone博士はそのAlphaスーツを盗み出し、
追手を阻むために研究所に爆弾を設置し、別の時間軸へと逃走した。
また同じ研究員である主人公はその爆破する直前に
未完成であったBetaスーツを装着し、
間一髪にタイムジャンプを成功させ、Krone博士の追跡を開始する。
そんなストーリーを持つこのゲーム、まず第一点に挙げたいのは
その時間操作を駆使したシステムです。
時間がゆっくりと流れる"バレットタイム"というシステムは
かなりポピュラーなシステムになってしまっていますが、
このゲームではバレットタイムの他にも
主人公と主人公の持ち物以外の全ての時間が停止する"時間停止"と、
主人公に関わる物以外の全ての時間を巻き戻す"時間逆行"の3つの
時間操作をする事が出来る、主人公が一種のチート野朗状態になっています。
細い渡り廊下を通過中、敵の機械兵器によって
後方を瓦礫の山にされた後、順番に前方から爆破されていく。
普通のゲームならタチの悪い初見殺しのトラップですが、時間操作を駆使すれば
これも一つの謎解きに変わります。
時間を戻して通路を元に戻し、時間を止め、爆破される前に一気に駆け抜ける。
このような時間操作を用いた謎解きは
他のFPSには無いような新鮮味のある物が多いです。
その時間操作は戦闘にも活用する事ができ、そんなチート状態の主人公を
押え付けて、シビアなバランスに仕上げた戦闘関連は第二点として評価出来ます。
どこかの奇妙な冒険漫画においても時間操作能力が頂点に立っているように、
このゲームにおいて1対1~3の状況においては主人公はまさに無敵。
武器が無ければ時を止めて相手から奪い取り、吸着グレネードを体に付けられたら
時間を巻き戻し、普通の銃撃戦でも時間を遅くし、一方的に銃弾を浴びせる。
一見無双系FPSのようですが、"数による暴力"・"AIの良さ"・"もやし主人公"の
3点により、難易度ノーマルでありながら過去にプレイしたどのFPSよりも
シビアな難易度になっていました。
まず一度の戦闘で敵の数は基本的に5~10人以上であり、
弾幕を張られる事となるので隠れなければならず、ずっと隠れてると
カバーリングしながら敵は移動し、遮蔽物が無い場所なら散開しつつ、
集団で主人公に接近し、時にはグレネードによって炙り出してきます。
AIはCPU的なアホなスタックも無く、そして理不尽な命中精度も無い
リアルな自然さを感じさせる、素晴らしい出来となっていました。
これらの障害も時間操作で余裕かと思われますが、
時間操作はバレットタイム以外はスーツのエネルギーの消費が激しく、
そこそこ早く自然回復するとはいえ、そこまで頻繁に使用する事が出来ません。
そしてスーツエネルギーが切れた時、主人公のもやしボーイっぷりが
遺憾無く発揮される事となります。
ムービーでは歴戦の戦士のような動きとカッコ良さを見せ付けてますが、
そのSF系MMOの初期装備みたいな姿の通り、他のFPS主人公なら
半分体力が残るであろうダメージで即死し、
ペンより重い物を持つのが辛いせいかダッシュもする事も出来ない。
バールで世界を救う科学者のように訓練を受けて無い、
普通の科学者なのでしょうが、
FPSの主人公ならもうちょっとタフでも良いんじゃないか?と思うほどもやしです。
このシビア難易度は上記の3点が上手く噛み合った結果なのでしょう。
主人公の貧弱太郎っぷりが目立ちますが、
そのおかげで優秀なAIとスーツのチートっぷりが際立つため、
厳しい難易度でもそれほど不快感は無く、むしろいつスーツの能力を開放するかと
いった駆け引きはかなり面白かったです。
なおゲームオーバーになり易い謎解き・戦闘の前には必ずと言って良いほど
オートセーブが入ったり、その状況によって一番最適な時間操作を適応してくれる
時間操作ボタンが用意されていたりと、細かい配慮があるのは
ただ適当に作ってこうなった訳じゃない、と思わせてくれる良い点でした。 - 悪い点
- まずそのロードの頻繁さと遅さを挙げたいと思います。
PCゲームという性質上、ロード時間の差は個々のスペックに左右されるのですが、
発売された年と今のPCのスペックを考えると、どう考えても遅い。
死亡する度にロードが入るため、その死に易い難易度と長いロードが
悪い意味で噛み合い、プレイするのを投げたくなるような場面もありました。
次に挙げるのは武器の一択感が非常に強かった点です。
SFチックな武器にはそれぞれセカンダリーウエポンが標準装備されてる事が多く、
種類もそこまで少なくはなかったのですが、
"シビアな難易度"・"時間操作のAIMアシスト"・"威力"という3つが噛み合い、
スコープ付きクロスボウ以外を選ぶ必要が無くなっていたのは残念でした。
弾薬に困るという場面も殆ど無く、設置弾薬でカバー出来てしまっていたので
その一択感がさらに加速していました。
戦闘でも消費エネルギーの関係上、"時間逆行"を使う場面は殆ど無く、
他の2つの能力でカバーできてしまうのは勿体無かったです。
敵が生き返るリスクがある以上、
もう少し消費を少なくしても良かったのでは無いかと思います
なおグロ表現が他のFPSに比べるとかなり激しい部類に入るため、
そういった表現が苦手な人は注意してください。 - 総評
- 骨のある難易度のシングルFPSを求めるならばまさにこれが最適です。
そこまで真新しいか?と言われればNoと言えてしまいますが、
芯がしっかりとしているので、他の人にオススメ出来る
クオリティであるのは間違いありません。
やや古いゲームなので、今なら安く買えるかと思われます。
佳作中の佳作、このゲームを評するならこの言葉がピッタリかもしれません。 - プレイ時間
- 10~20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 3 2 4 4
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