セガは3月14,15日に,東京・有明のTFTビルにて
「やっぱ遊びな祭 09」を開催した(関連記事は
「こちら」)。同イベントでは,セガの最新タイトルの多くが試遊できる状態で出展されており,その中でもXbox LIVE アーケード向けに開発中の「
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム Ver.5.66」は,とくに人気を集めていた。
「電脳戦機バーチャロン」は,1995年にアーケードで稼動を開始した3Dロボットアクションシューティングゲームだ。日本を代表するメカデザイナー,カトキハジメ氏が手がけた“バーチャロイド”のスタイリッシュなデザインや,スピーディなバトル,卓越したゲームバランスなどが人気を博し,多くのプレイヤーを熱狂させた。
同シリーズには,「オラトリオ・タングラム」「フォース」「マーズ」といった具合に複数のバージョンが存在しているが,Xbox LIVE アーケードに移植されるのは,シリーズでも最高傑作との呼び声が高い「オラトリオ・タングラム」の最終バージョンであり,これは以前から,家庭用ゲーム機への移植が熱望されていたものだ。
そんなオラタン Ver.5.66がプレイアブル出展されていたのだから,これはもう行列ができないはずがない。筆者も行列に加わり,僅かな時間ではあるが実際にプレイできたので,本稿では簡単なプレイレポートをお届けしよう。
家庭用オリジナル要素も追加!
あの名作がLIVE アーケードに登場
「バーチャロン」シリーズの醍醐味といえば,何といっても対人戦。もちろん本作にも通信対戦モードが用意されている。ランキングや階級システムで全世界のプレイヤーと腕を競い合う“ランクマッチ”や,記録に関係なく自由に遊べる“プレイヤーマッチ”が搭載されている。また,オンラインだけでなくシステムリンクによる対戦も可能だ。
オンラインロビーでは,自分でセッションを作成し,対戦相手を選ぶことができる方式が採用されていた。もちろんボイスチャットにも対応しているので,会話しながらの対戦も楽しめる。
そのほか,家庭用オリジナル要素として,特定の条件下でスコアを競う“スコアアタックモード”や,思う存分腕を磨くことができる“トレーニングモード”が収録されているのが嬉しいところ。
対戦やスコアアタックモードでは,リプレイデータを保存し,リーダーボードの“GAME CLIPS”にアップロードすることが可能なので,気になるライバルの動きをチェックしたり,自分のプレイを見せつけることができる。
また,「オラトリオ・タングラム」の最終バージョンである本作では,“アファームド・ザ・コマンダー”“テン・エイティ スペシャル”“シュタイン・ボック”の3機体が追加されており,合計15体の個性的なバーチャロイドが登場する。それに加えて,全機体の細かなカラーエディットが可能となっており,作成したオリジナルバーチャロイドは各ゲームモードで使用可能だ。
さて,実際にプレイした感触だが,ゲームパッドによる操作感はなかなか良好だった。アーケード版(ツインスティック)でプレイしていたという人でも,慣れるのにそう時間はかからないはずだ。
ちなみに操作タイプは,“スタンダードタイプ”と“ツインスティックタイプ”のどちらかを選択可能となっている。
スタンダードタイプでは,左スティックで移動,右スティックで旋回,左右トリガーがライト/レフトウェポンに対応しており,Yボタンがジャンプ,B/Xボタンがライト/レフトターボ,Aボタンがジャンプキャンセルや近接ガードといった,初心者にもとっつきやすいボタン配置になっている。
一方,ツインスティックタイプになると,左/右スティックがレフト/ライトレバーとなり,LB/RBがレフト・ライトターボに対応しているため,若干アーケードに近い操作感になる。とりあえず両方試してみて,自分に向いていると思う操作タイプを選ぶと良いだろう。
今回はシングルモードをプレイしたのだが,本作の大きな魅力であるスピーディなバトルは健在。ちょっと物足りなさを感じるくらい,あっという間に戦闘が終わってしまった。まぁ,数年ぶりにプレイするのだから,素直にバランス重視の“テムジン”を使っておけば良かったものを,上級者向けのテクニカルな機体である“スペシネフ”を選んだため,速攻で負けた筆者が悪いのだが……。
ヘタレの筆者とは違い,歴戦のバーチャロイド乗りであろうプレイヤーも多く見られ,初めてLIVE アーケード版をプレイするとは思えないような動きで,白熱した対戦を繰り広げていたのが印象的だ。
試遊時間の関係上,たっぷりとプレイ/検証することはできなかったのだが,試遊台の盛り上がり具合や,実際にプレイした印象を踏まえてみると,本作からは並々ならぬポテンシャルが感じられる。本作の発売は2009年春とのことで,みっちりと遊べる日はしばらく先になりそうだが,発売日の決定を含む続報を楽しみに待ちたいところだ。