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「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」第2回ロケテストレポート。アークシステムワークス開発陣のミニインタビューも掲載
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印刷2013/09/28 00:19

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「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」第2回ロケテストレポート。アークシステムワークス開発陣のミニインタビューも掲載

東京のロケテスト会場となった秋葉原のHEYは,対戦格闘ゲームをはじめさまざまなジャンルのタイトルで賑わっている
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 人気2D格闘ゲーム「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」AC / PS3 / Xbox 360)の続編にあたる「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」(以下,P4U2)のロケテストが,本日(2013年9月27日)から9月29日までの3日間,全国7か所(東京,札幌,仙台,豊橋,日本橋,広島,福岡)のゲームセンターで開催中だ。

 今回,4Gamerは東京・秋葉原の「Hey」で行われているテストを取材し,そこでアークシステムワークスの開発陣にお話を伺うこともできたので,本稿でその模様をお届けしよう。8月に突如開催されたロケテストから1か月,新たな動きを見せたP4U2がどうなっているのか,しっかり読み込んでほしい。

■関連記事:

試遊台はご覧の盛況ぶり。対戦が苦手なプレイヤーのために,シングルプレイ台も用意されていた
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ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド


 前作のプレイヤーが気になるのは,システムや既存キャラクターの性能変化,そして新キャラクターのプレイフィールといったところだろう。しかし今回のロケテストバージョンは,2013年8月に記事を掲載した,第1回ロケテスト時と基本的には変わりがなく,新キャラクターもプレイアブルなものは「岳羽ゆかり」「伊織順平」のみ。先日発表されたばかりの新キャラクター「皆月 翔」は残念ながら使用できなかった。

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 ただし,NESiCAカードシステムと連動した「『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』プレイヤーズギルド(仮)」が新たに実装されており,対戦ブースではたびたび段位昇格戦が発生するのが確認できた。

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 ちなみにロケテストに訪れていた人に話を聞いてみたところ,「操作感は前作と同様ですが,キャラクターの性能が前作から大きく変わっているので,新鮮です」とのこと。筆者が各キャラクターの動きをパッと見た感じでも,前作までは見たことがない技や行動が多数あったので,既存キャラクターにはかなりの変更が加えられているようだ。


画像集#007のサムネイル/「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」第2回ロケテストレポート。アークシステムワークス開発陣のミニインタビューも掲載
今作で搭載されているシステムの一覧。新システムとして「ガードキャンセルクイックエスケープ」と「Sホールドシステム」が追加された。また,上の写真で分かるとおり,プラットフォームは「NESiCAxLive」で,これに対応した「『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』プレイヤーズギルド(仮)」が利用できる
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新システムの“シャドウ”タイプは,「バースト」の代わりに,「シャドウ暴走」というシステムが搭載されている。SPゲージがMAXの時に[A]+[C]+[D]ボタンで発動するとSPゲージが減少を開始し,ゲージが尽きるまで「スキルブースト」や「SPスキル」が使い放題となる。また,スキルをスキルでキャンセルすることが可能で,強力な連係,コンボが組み立てられるのだ。ただし,バーストが使用できないため,防御面に不安を抱えることになる
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 前述したように,本作のロケテストは本日から9月29日までの3日間,全国7か所で開催されている。詳しい場所などは下記で確認してほしい。

店舗名:タイトーステーション札幌狸小路店
店舗住所:北海道札幌市中央区南二条西3−5−1
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/north/hokkaidou/sgc00409/

店舗名:タイトーステーション仙台クリスロード店
店舗住所:宮城県仙台市青葉区中央2−3−25
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/north/miyagi/sgc00422/

店舗名:秋葉原Hey
店舗住所:東京都千代田区外神田1-10-5 廣瀬本社ビル
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/tokyo/tokyo/sgc00366/

店舗名:タイトーステーション豊橋
店舗住所:愛知県豊橋市藤沢町141-4 ホリデイスクエア内 アミューズメントビル1F
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/west/aici/sgc00446/

店舗名:タイトーステーション大阪日本橋
店舗住所:大阪府大阪市浪速区日本橋4-9-14
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/kansai/osaka/sgc00476/

店舗名:タイトーステーション広島本通
店舗住所:広島県広島市中区本通3−5 せらかぐ本通ビル
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/center/hirosima/sgc00448/

店舗名:タイトーステーション福岡天神
店舗住所:福岡県福岡市中央区天神2-6-35サザンクロスビル
店舗URL: http://www.taito.co.jp/gc/details/south/fukuoka/sgc00244/


井口屋タクミ氏・福本征士氏ミニインタビュー


アシスタントプロデューサー井口屋タクミ氏(右)とディレクター福本征士氏(左)
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 今回の取材では,本作のアシスタントプロデューサーである井口屋タクミ氏とディレクターの福本征士氏に話をうかがうことができたので,その模様をインタビューとしてお届けしよう。本作に掛ける意気込みを,ぜひとも確認してほしい。

4Gamer:
 ようやく正式なタイトル名が発表された本作ですが,かなりインパクトのあるタイトルになりましたね。何か由来があるんでしょうか?

井口屋タクミ氏(以下,井口屋氏):
 ありがとうございます。タイトルの由来は……今はまだ秘密ということで(笑)。

4Gamer:
 なんと。では,先日発表された新キャラクター「皆月 翔」については? パッと見た印象では二刀流で戦うようですが,残念ながら今回のロケテストでは,まだプレイできないようです。

井口屋氏:
 これも……まだ秘密なんですよ。

4Gamer:
 ええっ,気になるじゃないですか。うーん……続報に期待させていただきます。では,前回のロケテストではお聞きできなかった,「岳羽ゆかり」と「伊織順平」について教えてください。これらのキャラクターはどのようなプレイフィールを意識して制作されたのでしょうか

福本征士氏(以下,福本氏):
 ゆかりはシューティングタイプのキャラクターで一見難しそうですが,その実,非常にシンプルです。飛び道具の軌道も素直ですし,扱いやすいキャラクターですね。

4Gamer:
 自分も先ほどゆかりをプレイさせていただきましたが,確かにシンプルに感じました。直線的な飛び道具に,設置系の技を組み合わせるのが楽しそうです。

岳羽ゆかりは弓による遠距離戦に特化したキャラクター。射撃攻撃以外に画面内に竜巻を停滞させる「ガル」系スキルも備えており,相手を近づけさせない戦術が大事になりそうだ
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福本氏:
 一方で,順平は野球という要素をどう格闘ゲームにどう落としこむか,という点がキーになっています。そのため通常のゲージシステムのほかに,ストライクやランナーのカウント,点数表示などを盛り込んでいます。

4Gamer:
 バットによる攻撃を相手にヒットさせることでカウントが進み,徐々に順平がパワーアップしていくシステムですね。

福本氏:
 ええ。ご覧になったと思いますが,バット攻撃によってランナーやストライクカウントが変動し,それによってスコアボードに得点が加算され,その点数によって,順平の攻撃がパワーアップします。なので,試合全体の流れを重視する,玄人好みのキャラクターになるでしょう。

伊織順平はバットを使用するパワータイプの近接攻撃キャラクターだ。野球のカウントのような固有ゲージはバットによる攻撃をヒットさせることで塁が埋まり,ホームまでランナーを進めることで得点が加算。得点を積み重ねるほどキャラクターがパワーアップしていく
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4Gamer:
 新キャラクターのほかにも,本作では新たなシステムが登場していますね。

福本氏:
 “Sホールドシステム”などですね。これは[A]ボタンを長押しするだけで,必殺技が繰り出せるというものになります。これは前作のコンシューマ版で募ったアンケートなどの意見をフィードバックしたもので,基本的には初心者向けの機能です。

4Gamer:
 なるほど。コマンド入力が難しくてできない,という人向けのシステムだと。本作には連打コンボ([A]ボタン連打のみでコンボがつながるシステム)もありますし,初心者のケアという意味では,ほかのタイトルよりも一歩進んでいると感じます。

福本氏:
 連打コンボだけだと,いつも同じ必殺技になってしまって,地味ですからね。派手な必殺技が簡単に出せるというのが,Sホールドシステムの大きなポイントです。それに,Sホールドシステムで出した必殺技は,コマンド入力で出した場合と一部性能が異なるので,中級者以上の方にも活用いただけると思いますよ。

4Gamer:
 おお,なるほど。新システムでは,そのほか新たに“シャドウ”タイプが追加されています。通常タイプとは違ったキャラクター性能になるようですが,具体的にどういう違いがあるのでしょうか。

福本氏:
 シャドウタイプは,「“バースト”が使用できない」「体力減少時の覚醒がない」という点が,通常タイプとは異なる部分です。そのため防御性能に欠けるわけですが,それを補うための“シャドウ暴走”というシステムが用意されています。シャドウ暴走時は,SPゲージを消費せずにSPスキルが使用可能になるんです。

シャドウタイプ時は連打コンボの内容も通常時とはルートが異なる。正確には,シャドウタイプ時は前作と同じルート,通常時がまったく新規のルート構成となるようだ
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4Gamer:
 つまり,シャドウタイプは攻撃に特化したタイプというわけですね。そのほかに,前作から変更された部分はあるのでしょうか? 初回ロケテスト時のプレイヤーの感想では,いわゆる“起き攻め”――相手をダウンさせたのち,一方的に攻め込む戦術――が,全体的に難しくなったという声も聞かれますが。

福本氏:
 ええ,それはある意味,意図的な部分ではあります。今作では既存キャラクターについてもすべて性能の見直しを図っています。プレイヤーから評価が高かった部分は残しつつ,より洗練された操作性を目指しました。キャラコンセプトまで大きく変えるようなことはありませんが,どのキャラクターも新しい感覚でプレイできると思いますよ。

4Gamer:
 ……つまり,「番長でダウンさせて起き攻めループは,もういいよね」ということでいいですか?

福本氏:
 そうですね(笑)。そこはあえて大きく変化させている部分です。

4Gamer:
 分かりました(笑)。新しい戦術の開発が,今から楽しみです。最後に,本作の稼働を楽しみにしている人に向け,メッセージをお願いします。

井口屋氏:
 格闘ゲームファンの皆さんに,本シリーズを支持していただいたことに,まず感謝したいと思います。また今回のロケテストを見ても,とくにペルソナファンの女性の方にも足を運んでいただけているようで,大変ありがたいです。格闘ゲームファン,ペルソナファンの双方にとって,素晴らしい作品になるよう全力を尽くしますので,なにとぞ今後とも応援をよろしくお願いします。

福本氏:
 秋葉原のHeyでは,タイトーさんの協力でシングル台も2台用意してあります。対戦が苦手という人も,今回は1人用でプレイできますので,ぜひ足を運んでみてください。また前作で手を出しそびれた格闘ゲームファンの方も,ぜひ遊んでみてほしいですね。とくに今回の仕上がりには自信がありますので,よろしくお願いします!

4Gamer:
 今冬の稼働を楽しみにさせていただきます。本日はありがとうございました。

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ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド

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