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北米時間2018年6月11日に開催された「PlayStation E3 2018 Showcase」において,「DEATH STRANDING」や「The Last of Us Part II」をはじめとした多数の新作タイトルの映像が公開され,大いに注目を集めたのは記憶に新しい。その内容について,吉田氏に振り返ってもらった。
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4Gamer:
「DEATH STRANDING」「Ghost of Tsushima」「Marvel’s Spider-Man」,そして「The Last of Us Part II」と,Showcaseでは注目作のプレイ映像が一挙に公開されましたが,今回の内容を振り返ってみていかがでしたか。
吉田修平氏(以下,吉田氏):
Showcaseの前から発表の予告をしていたタイトルでしたので,その約束を守れてうれしく思います。タイトルごとに長めのトレイラーを用意して,ゲームの世界観やプレイをじっくり見てもらえたので,うまくいったかなと感じています。
4Gamer:
カンファレンスの会場が発表タイトルに合わせた内装になっていたり,ライブ演奏があったりと,雰囲気作りに対するこだわりを感じました。
吉田氏:
どのタイトルにしても,時間とお金をかけてゲームの世界を作りこんでいますので,発表を楽しみにしているファンの人にも,トレイラーが流れる前からその世界観を感じてほしいという狙いがありました。
また,ライブ演奏には雰囲気を伝えるパワーがあります。一昨年に「ゴッド・オブ・ウォー」を発表したときにもオーケストラ演奏を行いましたが,その時の反響だったり,ライブ感にいい印象があったので,今回も生演奏を取り入れました。
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4Gamer:
今回発表されたタイトルの中で,注目している作品があれば教えてください。
吉田氏:
個人的には「Ghost of Tsushima」に期待しています。グラフィックスはもちろんですが,キャラクターの動きのクオリティも高く,ユーザーからも高い評価をいただいており,うれしく思います。
4Gamer:
海外のデベロッパが作るサムライゲームと聞くと,日本人が知っているサムライとは少しズレたものになる印象があるのですが,今回のトレイラーを見る限りでは違和感がありませんでした。
吉田氏:
Sucker Punch Productionsがこの話を持ってきたときに,「外国人が作る変な日本」だと思われたくないと,強く語っていました。彼らは日本に取材にも来ていますし,JAPANスタジオのスタッフにもチェックしてもらって,いろいろなアドバイスを受けています。
今回公開したトレイラーは英語のダイアログだったのですが,昨年のParis Games Weekで初めて本作を発表したときに,日本のサムライが英語を話すのは変だから日本語で遊びたい,という声をたくさんの海外ユーザーからいただきました。それを受けて,E3では関係者向けのクローズドな場所で,日本語の映像を公開しています。
我が社が誇るJAPANスタジオのローカライゼーションスタッフが,Sucker Punchのリクエストを受けて,最初から日本語を全世界向けに入れるということで収録したものになります。
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4Gamer:
「Marvel’s Spider-Man」はどうでしょうか。スパイダーマンのゲームが日本向け――とくにコンシューマ機で発売されることがなかなかないので,貴重なタイトルだと思うのですが。
吉田氏:
我々は基本的に映画をベースにしたゲームを作らないのですが,数年前にMarvelさんの方針が変わって,ゲームもオリジナル作品として扱うという考えになり,そのなかでスパイダーマンの新しい物語をゲームで作ってくださいというお話をいただきました。それだったら作る側としてもやりがいがありますし,ぜひということで「Marvel’s Spider-Man」の制作に至ったのです。
映画の公開タイミングに合わせるとか,そういうプレッシャーもなく,デベロッパのInsomniac Gamesのアイデアも取り入れてもらい,オリジナルストーリーの作品ができました。スパイダーマンファンに喜んでいただけるタイトルになっていると思います。
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4Gamer:
今回のShowcaseではインディー作品の発表が少なかったようですが,インディー自体は今後も力を入れて展開していく予定でしょうか。
吉田氏:
インディーゲームはものすごく充実していますし,我々もインディーゲームのファンですので,サポートというのは今後も続けていきます。
我々の専門チームがいろいろなイベントに参加して,開発の段階からぜひPlayStationで出してくださいというアプローチをかけているタイトルもありますし,向こうからアプローチされるタイトルもあります。ただ,インディーゲームはタイトル数が非常に増えていますので,すべてのタイトルへ事前にこちらからアプローチすることはできなくなってきています。
4Gamer:
PC向けのVRデバイスが第二世代に突入していますが,PlayStation VR(PS VR)は今後アップグレード版などの予定はありますか。
吉田氏:
PS VRは,PlayStation 4の世代で一番いいVR体験ができることを狙ったハードの設計になっています。PCやモバイルと違って,ベースとなるハードが毎年変わるものではないので,安定したプラットフォームをデベロッパにもユーザーにも提供できる形になっています。マイナーチェンジはしていますが,基本的な部分での変更はないと考えてもらって構いません。
もちろん,PS VR向けのゲームやサービスは充実させていきますし,出てくるタイトルのクオリティも年々上がっていきます。そのあたりは家庭用ゲーム機の考え方と同じですね。
4Gamer:
最後に,日本のPlayStationファンに向けてひとことお願いします。
吉田氏:
今年は「MONSTER HUNTER: WORLD」に始まり,SIEとしては「ゴッド・オブ・ウォー」や「Detroit: Become Human」といったタイトルが目白押しで,この後も年末に向けて「Marvel’s Spider-Man」や,他社さんでいえば「Battlefield V」「Call of Duty: Black Ops IIII」「レッド・デッド・リデンプション2」「Fallout 76」など,すさまじいタイトルラインナップが来年の2月くらいまで継続的に続きます。遊びきれないほどゲームが出る非常にいい時期だと思いますので,ぜひ楽しんでください。
4Gamer:
ありがとうございました。
(C)2018 Sony Interactive Entertainment America LLC.
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