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Focus Home Interactiveは,2016年に制作が発表されたホラーRPG「Call of Cthulhu: The Official Video Game」のデモプレイを,同社が本拠地を置くパリで開催したイベント「What’s Next du Focus?」で初公開した。開発はフランスのCyanide Studioが担当し,2017年第4四半期の発売も新たに発表された。対応機種はPCおよびPlayStatioin 4,Xbox Oneが予定されている。
H.P.ラヴクラフトの古典怪奇小説「クトゥルフの呼び声」と,それをベースにしたテーブルトップRPGをライセンスした本作は,北米ニューイングランド地方にある架空の孤島Darkwater Islandを舞台にした物語が描かれる。
時は1920年代,女性芸術家のサラ・ホーキンスが自分の邸宅で謎の死を遂げ,その調査を依頼された私立探偵エドワード・ピアースがボストンからやってくる。そして,家族や島を覆うミステリーを解き明かしていくことになる。ゲーム画面は主人公の一人称視点で描かれ,プレイヤーは探索やパズル,そしてNPC達との会話などを通してストーリーを進めていくのだ。
今回のデモでは,ピアースが島に降り立ったばかりの冒頭のシーンが紹介されており,事故現場となったホーキンス邸に鍵がかけられているために,内部に潜入する方法を考え出さなければならないという設定だった。
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鍵はサイラス・ウィンチェスターという庭師の男が持っているらしいが,主人公を不審に感じたのか,会話をしてもなかなか信用してくれない。会話は「説得」「脅迫」「社交辞令」「心理誘導」,そして「小話」などから適切だと思うものをダイヤルで選択するシステムだ。波止場から邸宅にやってくる道すがら,サラの墓に花が供えられているのを見たので,これはおそらくウィンチェスターが供えたものと判断。ウィンチェスターはサラに好意を寄せていたらしいことから,「説得」を繰り返して鍵をもらうというステップを踏み,なんとか邸宅内に入った。
もっとも,どのような手法で潜入するのかはプレイヤー次第であり,スキルを活かして脅迫してみるといった会話の選択や,庭師の家から鍵を盗む,あるいは裏口を見つけるといったこともできるという。
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本作は,1981年にリリースされたChaosiumのテーブルトップRPG「Call of Cthulhu」のルールセットを参考にしており,中でも特徴的なのが,「Sanity」と呼ばれるパラメータだ。これは,プレイヤーが恐怖を感じた体験や場所から,特定の恐怖症“フォビア”を引き起こすというもの。暗所,閉所,高所といったいくつかのフォビアが存在し,Sanityゲージが増えていくと,ストーリーの重要なシーンで恐怖症が発生してゲームを進めにくくなる。薬を飲むなど,恐怖感を鎮めるための対処法も存在するが,数あるホラーものの中でもユニークなシステムになりそうだ。
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今回のデモでも,ホーキンス邸の美術館のような場所で,絵から異様なクリーチャーが抜け出てくるというシーンが紹介されていたが,見つからないよう隠れたピアースの心拍数が上がり,どんどんと恐怖心が増していくのが感じられた。
ピアーズはタンスの中にいるのだが,このデモでは閉所恐怖症という設定だったのか,一定の時間以上同じ場所にいると錯乱して声が出るというリスクがある。そのため,時間に追われつつ,クリーチャーがいないスキをうかがって別の場所に移動しなくてはならない。
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失敗するとどうなるのか,すべてのミッションをプレイヤーが直接プレイできるのか,といった不明点も少なくないが,ルッツ氏は,プレイヤーが背景となる物語をより深く知ることができる,さまざまな仕掛けを用意しているとも述べていた。
最近はゲーム実況のネタとして人気を博しているホラージャンルだが,「Call of Cthulhu: The Official Video Game」は,独自性の強いさまざまなシステムの導入により,他人がプレイする様子を鑑賞するだけではなく,自分で遊んでみたいと思わせる作品に仕上がりそうだ。新情報の公開に期待したい。
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