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  • Rayark
  • 発売日:2019/11/21
  • 価格:パッケージ版/ダウンロード版:3980円(税抜)
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これから有名アーティストとのコラボが期待できるかも。「DEEMO -Reborn-」体験レポート&Rayark CEOのMing-Yang氏インタビュー
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印刷2018/09/27 17:35

インタビュー

これから有名アーティストとのコラボが期待できるかも。「DEEMO -Reborn-」体験レポート&Rayark CEOのMing-Yang氏インタビュー

 リズムゲームとして根強い人気を持つ「DEEMO」の最新作,「DEEMO -Reborn-」が2019年春に発売となる。本作はPS VRに対応したPS4用ソフトで,根底にあるリズムゲーム要素は維持しつつ,3Dになった「DEEMO」の世界を,謎を解きながら冒険するという新しい遊びが加わっている。
※PS VR専用ではないので,PS4だけでもプレイ可能

 東京ゲームショウ 2018(以下,TGS 2018)が開催されるタイミングで開発元であるRayarkのCEO,Ming-Yang氏(以下,ミンヤン氏)が来日するのに合わせて,本作についてインタビューする機会をもらえた。
 さらにインタビューに入る前には,開発段階のゲームをVRモードで体験させてもらうこともできたので,そちらのレポートもおとどけしたい。


 VRモードでゲームを始めてすぐに広がる光景は,スマホ版「DEEMO」で最初に登場する大きな木と,その根元にピアノがある部屋だ。プレイヤーは少女をポインターで誘導して,部屋を自由に探索したり,部屋の各所にあるギミックを解いて新しい楽曲を解禁することができる。

 今回の試遊では,一番最初の部屋から,仮面の少女がいる本棚が並んだ部屋,手のような形をした蝋燭(ろうそく)が置かれた部屋など3部屋を見て回ることが出来た。いずれもスマホ版「DEEMO」に登場した部屋なので,見比べて再現度を確認してみたり,世界観にどっぷり浸りながら探索を楽しめそうだ。

VRでは360度部屋の中をぐるりと見渡すことが可能。気になる部屋の天井も見上げて確かめることができる
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 演奏パートでは,画面の奥から手前にノーツが流れてくるので,判定ラインと重なるタイミングでモーションコントローラーを振る操作方法となっていた。ピアノというよりかは,木琴やティンパニを叩いているようなイメージがピンとくるかもしれない。
 難度はあくまで人が演奏できるようなレベルに抑えているそうだが,それでも高難度譜面では「スマホ版よりちょっと優しめ」ぐらいの容赦ない数のノーツが降って来るので,難しい上に腕が疲れそうだなと思った。

ミンヤン氏にお手本で高難度楽曲をプレイしてもらった。あまりのノーツの多さに,周りにいた大人が思わずどよめいた
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 本作はPS VRだけでなく,通常のコントローラーでも遊ぶことが可能。その際は,譜面の左半分を[←][↑][→],右半分を[□][△][○]の6つのボタンで操作していく。黄色いスライドノーツは,スティックを倒すだけで入力できるようになっているので,スマホ版より操作面でもやや簡単になっていた。

※写真に写っているゲーム画面は開発段階のもの

Rayark × UNTIESは相性抜群なタッグだ!
Rayark CEO,Ming-Yang氏にインタビュー


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。今回はTGSに合わせての来日となりますが,会場は見て回られましたか。

Rayark CEO,Ming-Yang氏
画像集 No.006のサムネイル画像 / これから有名アーティストとのコラボが期待できるかも。「DEEMO -Reborn-」体験レポート&Rayark CEOのMing-Yang氏インタビュー
ミンヤン氏:
 残念ながら来たばかりで,全然見て回れていないんです。見たいタイトルはたくさんあるのですが……。

4Gamer:
 以前にミンヤンさんはホラーゲームとか,特に「バイオハザード」が好きとおっしゃっていました。

ミンヤン氏:
 ええ,「バイオハザード」は本当に見たかったです。あと「デビル メイ クライ5」も(笑)

4Gamer:
 TGSにはフライハイワークスから,Switch版「DEEMO」と「Cytus α」が出展されていましたが,Rayark自身でブースの出展はされないのでしょうか。

ミンヤン氏:
 実は,まだ会社が小さかった頃に2回ほど出展したことがあるんです。ただ,本社が台湾にあるので運営のハードルが非常に高かったのと,TGSはどちらかと言うとコンシューマゲーム向けのイベントだと思っているので,今のところTGSにまた出展する予定はないです。スマホゲームならオンラインで宣伝したほうが効果的かなとも思いますし。

4Gamer:
 わかりました。そういえば,RayarkConの話はどうなりましたか? たしか今年も日本で開催するとおっしゃっていた気がしますが。

ミンヤン氏:
 準備はしていたのですが,会場が用意できないという壁にぶつかりまして……。

4Gamer:
 ああ……。東京の箱事情は非常に厳しいですから。

ミンヤン氏:
 イベントで埋まっていたり,最近だと東京オリンピックの影響もあって,さらに埋まってしまっているようで。なので,年内開催は見送って,来年に向けて準備しています。

4Gamer:
 台湾では今年も開催されますか?

ミンヤン氏:
 台湾では今年もやる予定です。詳細は決まり次第お伝えするので,楽しみにしていてください。

4Gamer:
 では,先ほど体験させてもらった「DEEMO -Reborn-」に話題を移したいと思います。つい先日「EGOIST」が主題歌を担当するという発表がありました。これは本作のパブリッシャであるソニー・ミュージックエンタテインメントさんの協力があって実現したということでしょうか。

ミンヤン氏:
 そうですね。EGOISTはソニー・ミュージック所属のアーティストですから。

4Gamer:
 ほかにもソニー・ミュージック所属のアーティストはたくさんいますが,その中からEGOISTを起用されたのは,何か理由があるのでしょうか。

ミンヤン氏:
 これはたまたまだったのですが,EGOISTがDEEMOのファンだったんです。これはお互いにチャンスだなと思いまして,色々なアイデアを出し合って実現につながりました。

4Gamer:
 Rayarkのリズムゲームには,今までに多くのアーティストが参加されてきましたが,ゲームミュージック専門の人とか,同じゲーム業界で実績のある人が大半でした。今回のように,まったく方向性の違うアーティストが参加されるのは非常に面白いなと思うわけですが,パブリッシャがソニー・ミュージックさんですし,今後ほかのアーティストが参加されることはないでしょうか。

ミンヤン氏:
 それは私たちより,UNTIESさんが答えたほうがいいかな。

UNTIES
 ぜひやりたいですね!(笑)
 私たちもRayarkが大好きで始めたことですし,音楽ゲームとの相性も良いですから。コラボできればアーティストにも喜んでもらえると思います。
*ソニー・ミュージックエンタテインメントのゲームパブリッシングレーベル

4Gamer:
 これは期待して良い流れじゃないですか!?

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ミンヤン氏:
 私たちもUNTIESさんに期待してます(笑)

UNTIES:
 頑張ります(笑)


4Gamer:
 この話は「DEEMO -Reborn-」に限った話でしょうか。ほかのタイトルにはさすがに難しいですか。

ミンヤン氏:
 それは……(チラッとUNTIESさんを見る)

UNTIES:
 そこはパートナーとして,ご一緒できるものが増えてきたら喜んで協力していきたいと思っていますが,ミンヤンさん次第ですね。

ミンヤン氏:
 こちらとしてもすごく期待しています。ただ,大手レーベルに所属されているミュージシャンとのコラボは今回が初めてなので,こちらでもまだまだ勉強するところがあるかと思います。
 今回はそのスタートとして,EGOISTとのコラボをどう盛り上げていくか,ソニー・ミュージックさんと共有しながら進めていきます。反響が大きければ,更なるチャンスをこちらからもお願いしたいと思っています。

4Gamer:
 楽しみにしています。では,次にゲーム内容について質問させてください。
 先ほど体験した感じでは,1曲解禁するのも少し大変だなと感じましたが,収録楽曲数はどのぐらいになるのでしょうか。

ミンヤン氏:
 まだ開発段階なので最終確定ではありませんが,本編だけでも50曲以上を予定しています。その中には,完全新規の楽曲も収録予定です。

4Gamer:
 DLCで楽曲の追加もあるということでしょうか。

ミンヤン氏:
 構想としてはもちろんあります。詳細については,UNTIESさんとこれから話し合って決めていきます。

4Gamer:
 謎解きパートは先ほど体験でやった内容でも,かなり難しいなと感じました。

ミンヤン氏:
 難しいものばかりでもないのですが,難しい謎解きをクリアできたら,難しい楽曲が解禁するような設定にしています。このゲームは,リズムゲームだけでなく探索・謎解きという部分もかなり重要になっていますが,さすがに謎解きばかりだと疲れると思いますし,モチベーションも続かないと思うので,謎を解いたご褒美に楽曲がもらえるという感じですね。

4Gamer:
 高難度の譜面は腕を振る回数も増えて難しいというか,たいへんというか……。あれは開発チームの誰かがクリアできる程度に難易度が抑えられているのでしょうか。

ミンヤン氏:
 人間がクリアできる程度の難度に抑えなきゃいけないとは思うので,そこを線引きして調整しています。開発チームのテストスタッフにはものすごい猛者がいて,その人はハードモードでも全曲クリアできています。
 スマホ版より平均的に難易度は下げていますが,そこまで感じ方に差はないと思いますよ。難しい曲はやっぱり難しいです。

4Gamer:
 先ほどプレイした際に,非常に音が綺麗だなと感じたのですが,何かこだわって作られたりしていませんか。

ミンヤン氏:
 音はより良くしています。今までのスマホ版はスペックの制限があったため,音質に関してはある程度低めに設定せざるを得なかったのですが,今回はコンシューマ機のハイエンド向けですので,音の表現がより自由にできます。なので,かなりクオリティを上げています。

4Gamer:
 体験版の配信は予定されていないでしょうか。

ミンヤン氏:
 まだ何とも言えない状態ですね。PS Storeで配信するかどうかは,開発の状況を見て協議していきたいと思います。

4Gamer:
 わかりました。そろそろ時間のようなので,ミンヤンさんからゲームを楽しみにしているプレイヤーに向けてメッセージをいただけますか。

ミンヤン氏:
 DEEMOが大好きなファンの皆さん,スマホ版だと2Dのイメージでしかなかった女の子やDeemoが今回は動きます! それに,その世界にVRで入り込めます! 今作はそこが一番楽しんでいただけるポイントだと思いますので,なるべく皆さんに楽しんでいただけるクオリティに達するために,これから全力で制作に取り組んでいきます。ぜひ期待して待っていて下さい。
 もちろん,まだDEEMOをやったことがない,DEEMOを知らない人にも今回の新作で世界観やストーリーを楽しんでもらえると思うので,プレイしてもらえると嬉しいです。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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