プレイレポート
テーマはSNSの“闇”。サイコロジカルホラーシリーズ新作「BrokenLore: UNFOLLOW」先行プレイ&開発者インタビュー
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本日(2026年1月16日)の発売を前に,松竹ゲームズで本作の試遊会が行われ,開発元Serafini ProductionsのCEOでゲームデザイナーであるSebastiano Serafini氏への取材機会を得た。本稿では,その模様をお届けする。
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「BrokenLore」シリーズは,霧に包まれた幻想的な村を舞台とした「LOW|霧雨村」や東京のアパートを起点に不気味な世界を描く「DON'T WATCH」など,これまで日本を舞台に展開してきた。しかし「UNFOLLOW」は、それらとは雰囲気が異なる作品となっている。
今回の試遊では,北米をイメージさせる“いかにも”ホラーの舞台といえるような学校を探索するチャプターを体験した。
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主人公のアンは,あるとき静寂に包まれた家の中で目を覚ます。
見知らぬ場所で困惑するアンだが,どうやら自分以外に誰もいない。いったい何が起き,なぜここにいるのかも思い出せない。そして彼女の背後には,人ではない“何か”が迫ってくる──。
アンは恐怖と混乱の中で,この家から逃げ出そうとする。その方法は,どうやら過去に起きた出来事と,自身の選択に向き合うことにあるようだ。
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今回の学校を舞台としたチャプターは,そんなアンの過去の出来事に関わっているらしい。最初は状況もよく分からないまま,学校の教室を進み,キーとなるアイテムを集めていく。やがてトイレ,図書室,体育館と,校内の各所を巡りながら探索を進めることになる。
校内には不気味なマネキンがあちこちに積み重なるように置かれ,時折,フラッシュバックのようなおぞましい光景が目の前に現れる。
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そして,人間とは思えない“何か”の存在が,アンを執拗に追い回す。捕まれば最後,チェックポイントからのリスタートだ。
校内は暗く,怪異が起きたときには部屋の内部が変化し,迷路のようになることも。バッテリー残量に注意しながらライトを点けないと,行き止まりに追い詰められてしまう。追跡者の足は決して速くはないため,多少迷っても逃げ切ることはできるが,油断は禁物だ。
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SNSの闇を描く本作では,画面下にときおりフォロワー数が表示される。行動や選択によって増減するこの数値が,何を意味するのかは気になるところだ。
また途中では,実際にYouTuberとして活動するAkidearest氏がゲーム内に登場する。アンは彼女の動画に救われた過去があり,今度はAkidearest氏から助けを求められるのだ。
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このチャプターの主な目的は,学生IDを集め,体育館にある投票箱へ入れること。断片的に語られる話から,どうやら学校でのいじめに関わる出来事が背景にあるようだ。
必要な数が集まると,プレイヤーは「復讐」か「許す」か,どちらかの判断を委ねられる。そしてボタンを押すと……。およそ30分ほどで同チャプターは終了し,アンは再び家で目を覚ました。
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このように,本作ではさまざまなシチュエーションのステージがチャプターごとに用意されている。アンは何に向き合い,どのような選択をすることで,この悪夢から抜け出せるのか。続きが気になる展開だった。
ここからは,開発者であるSebastiano Serafini氏のインタビューをお届けしよう。
4Gamer:
まず簡単に自己紹介をお願いします。
Sebastiano Serafini氏:
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日本で起業しましたが,開発はリモートで,スウェーデン,イタリア,南米など,世界中にメンバーがいます。
4Gamer:
これまで「BrokenLore」シリーズは主に日本が舞台でした。現在制作中の「BrokenLore: DON’T LIE」も日本ですが,本作はいわゆるホラーの定番というような,アメリカのハイスクールのようなシチュエーションだったことが新鮮でした。
Sebastiano Serafini氏:
日本に住んでいるので日本の舞台が多かったんですけど,シリーズとしては世界中のいろんなストーリーを描きたいと思っていて。おっしゃるとおり今回は海外,それもアメリカをイメージするような場所が舞台ですが,ゲームの世界はシリーズで共通です。
ゲームはそれぞれ独立した作品として遊べるんですが,人物や物語の結末で描かれることなどが少しずつつながっていて,そういったヒントとなるものを通してシリーズ全体のメインストーリーが見えてくる構成になっています。
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4Gamer:
一つのホラーゲームとしても楽しめるし,ほかのタイトルもプレイすればシリーズ全体の背景にあるものや物語が楽しめると。
Sebastiano Serafini氏:
そうですね。どのゲームから始めるかでも,きっと感じ方が変わると思います。
4Gamer:
今回はSNSの闇をテーマにしたということですが,なぜそれを描こうと思ったのでしょうか。
Sebastiano Serafini氏:
SNSで発言している人やインフルエンサーで,例えばその人がすごく成功していたら,「悩みなんてなさそう」と見られてしまうことがあります。
でも実際は,かなりストレスを抱えていたり,SNSには見せていない部分がたくさんあります。そこがダークサイドだと思っています。
インフルエンサーのマネジメントもしているので,そういう部分をなにか作品で描きたい。そしてテーマ的に,その作品は想像させるものではなく,実際に体験できたほうが伝わるのではないかと。そう考えるとゲームが最適で,インフルエンサーになりたい主人公を操作して,その立場をそのまま体験できるようなストーリーにしました。
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4Gamer:
プレイ中,フォロワー数が表示されていましたね。
Sebastiano Serafini氏:
あれは,主人公が自分のスマホをチェックして,フォロワーが増えたか減ったか気にしているような感覚を表現しました。
インフルエンサーを目指している人って,日常的に何回も自分のポストへの反応やフォロワー数の増減をチェックしますよね。エンディングはメインが2つで,全部で7つあるんですが,フォロワー数はエンディングにも影響します。
4Gamer:
開発はどれくらいの規模で進めているんですか。
Sebastiano Serafini氏:
最初は一人でした。2020年に,ゲームの作り方も分からない状態から始めています ゲームの作り方を学びながら開発を進めていきましたね。
会社を作ってからもインフルエンサーマネジメントをしながら開発を続けていて,今もコアチームはかなり小さいです。
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4Gamer:
ホラー演出で特に意識していることは?
Sebastiano Serafini氏:
ホラーはビジュアルが50%,音が50%だと思っています。
明るくて音もなかったら,ぜんぜん怖くないじゃないですか。ライティングや照明,音作りで,空気そのものを怖くしていく感じです。
日本の映画だと「呪怨」にすごく影響を受けました。直接そのままを取り入れているわけではないですが,謎や物語を少しずつ見せていくストーリーの作り方は近いところがあると思います。
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4Gamer:
シリーズ全体としての魅力を教えてください。
Sebastiano Serafini氏:
先ほども言いましたが,順番が決まっていないところですね。
どこから遊んでもいいし,プレイする順番によって体験が変わります。モンスターや怪異も,ただのお化けじゃなくて,社会問題とつながっていることが多いです。そのあたりも注目してほしいですね。
4Gamer:
最後に,読者へのメッセージをお願いします。
Sebastiano Serafini氏:
これまで「BrokenLore」シリーズを遊んでくれた人には,本当に感謝しています。
そして「UNFOLLOW」でシリーズのことを知ってくれた人には,「UNFOLLOW」はシリーズの入口としても遊びやすい作品だということを伝えたいですね。
ホラーが好きな人はもちろん,考察するのが好きな人にも楽しんでもらえると思います。
4Gamer:
ありがとうございました。
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- 編集部:Junpoco
(R) Serafini Productions. All rights reserved. Licensed to & published by Serafini Productions, Shochiku Co.,Ltd.
(R) Serafini Productions. All rights reserved. Licensed to & published by Serafini Productions, Shochiku Co.,Ltd.
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