中国のゲーム会社Perfect World，「MONOPOLY GO！」の開発会社Scopelyにビデオゲームスタジオを3500万ドルで売却

　中国のゲーム会社Perfect Worldは2024年12月24日，同社が所有するビデオゲームスタジオの1つ「成鋒スタジオ」を，米国のゲーム会社Scopelyに約3500万ドルで売却した。海外メディアYiCaiが報じている。

画像はYiCaiより引用

　Perfect Worldは，「パーフェクトワールド-完美世界-」（PC）や「Tower of Fantasy（幻塔）」（iOS / Android / PC / PS5 / PS4）で知られる中国・北京のゲーム会社で，最近では「ペルソナ５： The Phantom X」（iOS / Android / PC）の開発にも携わっている。

　成鋒スタジオは，「コードネームPIE」というビデオゲームを開発中で，今回の取引が完了した後も，Perfect Worldは所定の方法でコードネームPIEの資産を使用する権利を保持しているという。本取引で同社の中核スタッフは退職するが，Scopelyと共同で新会社を設立し，ゲームプロジェクトを継続する予定とのこと。

　Scopelyは米国・カリフォルニアに拠点を置くゲーム会社で，海外モバイルゲーム市場における大ヒット作品「MONOPOLY GO!」（iOS / Android）の開発会社でもある。また，Scopelyの親会社は，サウジアラビア・リヤドに拠点を置く多国籍ビデオゲーム投資企業であるSavvy Games Groupだ。

　過去に4GamerがSavvy Games GroupのCEOであるBrian Ward氏に行ったインタビューでは，ScopelyによるM＆Aの話や，それをSavvy Games Groupが投資で支援していく話についても言及されている。あわせて確認しよう。

China’s Perfect World to Sell Video Game Studio to Scopely for USD35 Million（YiCai）