「AI LIMIT 無限機兵」のDLCコンテンツは，3体のボスに戦いを挑む。不気味ながらも神々しい強敵が登場［WePlay2025］

　2025年11月22日から中国で開催中のインディーゲームイベント「WePlay Expo 2025」に，SongkwoはアクションRPG「AI LIMIT 無限機兵」（PC / PS5）の追加コンテンツの試遊版を出展していた。本稿では，試遊版で初公開の新ボス戦を中心に，その内容をお伝えしていこう。


　試遊版では，プレイヤーは連続して3体のボスに挑む形式となっており，最初に立ちふさがるのは，本編にも登場した「明浄騎士」と「機兵の狩人」の2体だ。いずれも本編では一定のダメージを与えると第2形態へ移行するが，今回の試遊版では特別仕様として第2形態への移行が省略されていた。

「明浄騎士」

「機兵の狩人」

　明浄騎士と機兵の狩人を撃破すると，いよいよDLCで新たに追加されるボスが登場する。その名前は「？？？」と伏せられており，新規ストーリーのネタバレを避ける意図がうかがえる。

新規ボス戦のエリア，荘厳な雰囲気だがどこか不穏な影がある

　新ボスは，雷をまとった長戟を操る女性で，うつ伏せに横たわる四腕の巨大異形を“騎乗”するようにプレイヤーと対峙する。戦闘エリアは宗教施設を思わせる荘厳な雰囲気だが，神々しく感じさせる彼女の外見と，足下にうごめく不気味な巨人の存在が相まって，不穏で異様な空気を生み出している点が印象的だ。


　攻撃パターンとしては，雷光を帯びた長戟による斬撃や突きのほか，空中に複数の雷球を展開して追尾させる技を確認できた。さらに，足場となっている四腕巨人が強烈な振り下ろし攻撃を仕掛けてくることもあり，これに被弾すると大ダメージは避けられない。
　ただし，いずれのモーションも大振りで見切りやすいため，パリィを的確に決めれば反撃のチャンスを作りやすい。

雷光を纏う斬撃

追尾する雷球

四腕巨人が大振りを仕掛けてくる

　スタッフによると，本来このボスは第2形態へ移行する際に，非常に派手なカットシーンが入るという。だが，試遊版では前述の2体と同様，第2形態への移行がカットされていた。それでも，HPが半分以下になると，派手な演出を伴う大技を繰り出すなど，十分に見応えがあった。

　第2形態に入ると，範囲攻撃が大幅に増え，既存技にも新たな派生が追加される。たとえば，長戟による斬撃に続いて落雷が追撃するなど，より苛烈な攻めになる。また，巨人との連携の頻度も増し，動きをしっかり観察していなければ，あっという間に追い込まれてしまう。
　だがその分だけ，倒したときの達成感は格段に高い。まさに「AI LIMIT 無限機兵」らしい歯ごたえと爽快感を味わえるボス戦となっていた。

第2形態に移行すると派手な大技を放ってくる	範囲攻撃が大幅に増える
斬撃から落雷の追撃	四腕巨人の攻撃にも雷が帯びていく
分身を作ってプレイヤーに不意打ちを仕掛ける	宙を飛んで雷槍を投げてくる