「ホテル・バルセロナ」初のパッチv1.0.2が配信に。独特なゲーム性はそのままに，操作感の改善や不具合の修正を実施

　2025年9月26日に発売された2D横スクロールアクション「ホテル・バルセロナ」。SWERY氏率いるWhite Owlsが開発を手がけ，CULT Gamesがパブリッシングを担当する本作にて，リリース後初となるパッチv1.0.2が10月8日に配信された。

「ホテル・バルセロナ」Patch Notes - v1.0.2ページ（Steam）

　本作は「Deadly Premonition」（日本名：レッドシーズプロファイル）などで知られるSWERY氏と，「ノーモア★ヒーローズ」シリーズなどでおなじみ，グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一（SUDA51）氏という，個性派クリエイター同士による夢のコラボレーション作品。プレイヤーは，狂気の殺人鬼・Dr.カーニバルを精神に宿す主人公ジャスティーンとなり，凶悪なシリアルキラーたちが集うホテル・バルセロナで死闘を繰り広げる。


　1980年代アメリカンホラー映画の空気感をまとったビジュアルや，ホラーへの愛とオマージュにあふれたストーリー，そして“死んだ自分が仲間になる”という独特の周回システム「スラッシャーファントム」など，ただのアクションゲームでは終わらないクセの強さが魅力だ。


　今回のパッチでは，一部の操作入力が受け付けられないフレームがある問題や，コンボスキルの発動条件に関する不具合，特定条件下でボーナスドアが出現しないバグ，マルチプレイ時の同期処理に関する問題など，プレイ中にストレスを感じやすい部分への細かな調整が行われている。
　また，VHSパートで使用されていたAI生成コンテンツを完全に削除してゲーム全体からAI要素を排除する方針も，今回のアップデート情報では明らかにされた。


　独自性の高いクリエイター同士によるチャレンジングな作品であるぶん，操作面に独特のクセのある部分があったが，個性的なゲーム性はそのままに，それをより体感しやすくするための調整が加えられているようだ。
　以前のインタビューでも語られていたとおり（関連記事），本作は発売以降も継続的なアップデートが予定されている。その第1弾となったパッチv1.0.2のように，今後の改善や調整によってこの作品がどのように変化していくのか。作品のファンやプレイヤーは引き続き注目してほしい。

「ホテル・バルセロナ」Patch Notes - v1.0.2ページ（Steam）