
プレイレポート
美しいアニメ調のグラフィックスが目を引くオープンワールド型RPG「NTE: Neverness to Everness」。収容テストで見えてきた本作の魅力を紹介【PR】
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Perfect World Gamesの傘下である,Hotta Studioが開発する基本プレイ無料の新作オープンワールド型PRG「NTE: Neverness to Everness」(PC / PS5 / iOS / Android。以下,NTE)で,2025年7月3日〜17日にかけてPC版のクローズドβテスト(CBT)である「収容テスト」が実施された。
筆者も2週間にわたりプレイし,本作の最新の開発状況を確認できたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
なお,本作は現在開発中であり,今回取り上げる内容も,リリース時には変更される可能性がある点には注意してほしい。
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美しいグラフィックスで描かれる「ヘテロシティ」
NTEの舞台となるヘテロシティの風景は,一見すると我々にとってなじみ深い現代都市そのものだ。だが,この世界はさまざまな異象(アノマリー)に侵食されており,異象が引き起こす事件に対処するための異象管理局が統治機関として大きな力を持っている。
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プレイヤーの分身となる主人公もまた,異象事件を取り扱う鑑定士として,骨董品屋「エイボン」に所属しながら,ヘテロシティに突如として出現した,大規模な異象や自分自身をめぐる謎に向かい合っていく,というのが本作の大まかなストーリーだ。
![]() 物語の発端となった大規模異象。時を同じくして,主人公は記憶を失った状態で,異象管理局に発見される |
![]() 主人公の外見は2パターンから選択できる |
ストーリーの進行は,プレイを進める中で頻繁に挿入されるムービーシーンで存分に堪能できる。NTEをプレイして最初に驚かされるのは,映像の豊富さと美麗さ,そして演出の妙だ。キャラ同士の緊張感あふれる会話から激しい戦闘,そして時にはコミカルなシーンまで,実に多くのアニメーションを楽しめる。
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このようなアニメーションのおかげもあって,本作に登場するどのキャラも,魅力たっぷりに描かれている。とくに,ゲーム開始直後に仲間になってくれるミントは,そのコミカルさや万華鏡のように変わる表情の豊かさもあって,筆者はすぐにお気に入りになってしまった。
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ほかにも,主人公の同僚となる「エイボン」のメンバーは店主潯(ほとり)以下,いずれもクセが強い個性的なキャラばかりだ。プレイを進めていくと,これらのキャラのバックグラウンドも徐々に明らかになっていく。
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そしてキャラに負けず劣らず個性的で,プレイヤーにさまざまな顔を見せてくれるのが,ゲームの舞台となる都市ヘテロシティそのものだ。
ヘテロシティには,下町的な魅力を備えた橋間地,自然が広がる未聞浦,都心部の華やかさを備えたミゲル区やニューホランドなど,広大な地区が多数存在している。ただし,今回のCBTで確認した限りでは,全体マップ上の空白の領域も多く,今後新しい地区が追加されていくことにも期待できそうだ。
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今回のCBTでは,美麗なグラフィックスで描かれたこれらの地区の街並みに,筆者は何度もプレイを止めて見入ってしまった。しかも本作では,単に地上から景色を眺めるだけでなく,異能の力を持つキャラを操作し,壁面を歩いて高層ビルの屋上まで登ることで,高高度からの絶景アングルも楽しめた。
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天候の変化によっても,都市は雰囲気を大きく変える。雨が降れば道を歩く人々は傘をさしたり,雨に濡れないように頭を手で庇ったりする。そして雨が止むと青空が戻り,街が明るく照らされる。そう,本作では光の描写も見どころの1つとなる。
例えば「店のガラスにキャラが映っている」という場合には,そのガラスの素材や店内の照明の状況に応じて,映り方がそれぞれ異なるという細やかさだ。
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ヘテロシティを移動する楽しみを何倍にも増しているのが,車やスクーターなどの乗り物だ。プレイを進めていくと,マップ各地を頻繁に行き来するようになる。そんなときは乗り物を使えば,素早く目的地までたどり着けるわけだ。とくに,[T]キー1回で呼び出せるスクーターは,歩道や未舗装地をショートカットできるので,重宝するだろう。
これらの乗り物は,塗装やパーツなどのカスタマイズが可能(ナンバープレートまで変更できる)なので,お気に入りのマシンで美しいヘテロシティを爆走する快感も味わえる。
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もちろん,プレイヤーがヘテロシティで楽しめるのは,移動して景色を眺めることだけではない。
NTEではメインストーリー以外にも,異象事件をはじめとする,さまざまな依頼をこなすことでハンターレベルを上げ,報酬を入手できる。とくに異象に関する依頼はバラエティに富んでおり,討伐系,パズル,配達,推理モノまで,プレイしていて飽きがこない。
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こうしたアドベンチャー要素に加えて,プレイヤーをヘテロシティの住民になった気分にさせてくれる,ライフシム的なインタラクティブ要素の多さも,NTEを語るうえで忘れてはならない。
公園の椅子に座るといった単純なアクションから,購入した住居の模様替えや,コーヒーショップを買収してそのオーナーになれるという投資要素まで,マップ各所でさまざまな仕掛けが隠されている。ゲームを進めれば進めるほど,ヘテロシティが好きになっていく自分に気づくはずだ。
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NTEの戦闘要素についても紹介しよう。筆者がCBTでプレイした限りでは,本作での戦闘頻度はそこまで高くはなかった。街を歩いていると生物型の異象である異骸(いくろ)にまれに襲われるのだが,基本的にはストーリーや依頼を進めていく過程で,戦闘が発生することになる。
戦闘に勝利するコツは,敵の攻撃を見切って反撃すること。そして最大4人編成のパーティメンバーの攻撃を連携させることだ。敵の攻撃をタイミングよく回避して反撃を叩き込むことで,敵にダメージを効果的に与えられる。
また,各キャラは攻撃を当てることで“連環係数”が上がっていき,連環係数が最大化した状態で操作するキャラを切り替えると,コンビスキルである異能連環を繰り出せる。
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回避と連携を軸とするNTEの戦闘システムはそこまで複雑ではなく,この手のアクション戦闘が苦手なプレイヤーでもすぐに慣れるだろう。
一方で,いわゆる雑魚敵が固すぎて手を焼いたり,中ボスの攻撃が異様に強かったりして苦戦することもしばしばあった。ただ,各キャラの戦い方や敵の攻撃パターンを覚えていけば,そうした局面でも楽に勝てるのではないかといった印象も持った。
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RPGである本作は,各キャラを強化していくことで戦闘が楽になるのはいうまでもない。とくに,各キャラの適応能力と結びついた“弧盤”や,パーツをセットすることで自由度の高いステータスアップが可能な“ギア”の2つの装備品は,キャラ強化の効率性を追求するうえで奥が深そうなシステムだと感じた。
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美麗なグラフィックスや緻密な設定で,ライフシム的な楽しみ方ができるマップと個性的な登場人物たち,そしてアクションRPGとして,基本を押さえた戦闘やキャラの成長システム。これらが特長のNTEは,既存のオープンワールド型RPGの中に埋没しない魅力を持った作品だ。
基本プレイ無料である本作は,リリース後のアップデートやイベント開催の頻度,そして課金要素も気になるところ。収容テストに続く展開も含めて,続報を待ちたい。
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「NTE: Neverness to Everness」公式サイト
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