
インタビュー
「NTE(Neverness to Everness)」はPerfect World Gamesの看板タイトルにしますか? 中国マーケ担当に尋ねてみたところ[CJ2025]
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本作は,Perfect World Gamesが配信,同社傘下のHotta Studioが開発している,超現実アーバンオープンワールドRPGと銘打つタイトルだ。端的にいって,AAA級のハイリッチな大型プロジェクトである。
NTEに関してはこれまで,4Gamerでもだいぶ注力させてもらってきた。しかしだ。今日まではゲームプレイの紹介に重きが置かれたため,関係者と話す機会がなかった。ゆえにCJ2025で狙っていた。
バトル/ストーリー/探索のどれもが楽しい! オープンワールド型RPG「NTE: Neverness to Everness」で,ヘテロシティでの生活を満喫しよう【PR】

Perfect World Games傘下のHotta Studioが制作する基本プレイ無料のオープンワールド型RPG「NTE: Neverness to Everness」。都市での日常生活,コミカルなストーリー,個性的なキャラを操作しての戦闘が楽しい本作の魅力を紹介しよう。
美しいアニメ調のグラフィックスが目を引くオープンワールド型RPG「NTE: Neverness to Everness」。収容テストで見えてきた本作の魅力を紹介【PR】

Perfect World Gamesのオープンワールド型RPG「NTE: Neverness to Everness」は,魅力的なキャラたちを操作して,緻密に描かれた都市へリオシティで展開するさまざまなストーリーを楽しめる作品だ。謎解きや戦闘,日常生活まで,自由度の極めて高い本作の主な特徴とその魅力を紹介しよう。
アニメ調の超大型RPGは多いが,不動産を買ったり,改造車で爆走したりのシティアドベンチャーな「Neverness to Everness」は珍しい[TGS2024]【PR】
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東京ゲームショウ2024で,Hotta Studioの新作ゲーム「Neverness to Everness」(NTE)を試遊した。生活感に着目した“超現実アーバンオープンワールドRPG”のゲームデザインは類型RPGとは違う。乱暴に言えば“アニメ調でGTA路線”だ。
CJ2025の初日。今回はお目当ての取材の3本の指に数えていたため,会場から間もない午前帯に同社ブースへと足を運んだ。
だが,この段階でアポイントメントは売り切れ状態(あるある)。なんとか食いつき,隙間を縫うようなわずかな時間をちょうだいした。そのため最初に言い訳すると,聞きたい質問の半数未満で締めを迎えた。
応対してくれたのは,Perfect World Games傘下Hotta Studio「NTE」の中国マーケティング担当の責任者だった。最初に「各地域でのプレイテストの反響」について尋ねると,どの地域でも大きな手応えがあり,中国ではプレイヤーコミュニティがすでに活性化してきている状態にあるという。
日本に関しては,異象(アノマリー。自販機やゴミ箱など物がモンスター化している世界)の扱いに関して,多少の齟齬があったようだが,とくにストーリーとキャラクターへの反応が根強かったという。まさに日本のゲーマーらしい注目点と言えるだろう。
ちなみに人気キャラクターは4人で,ミント,ナナリ,早霧(さきり)のタイトル的な看板娘に加え,レクイエムが挙げられた。
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続けて「類例のAAAオープンワールドRPGは多いが,どこで差別化を図るのか」と尋ねた。すると,ほかのオープンワールドRPGは広大な世界を冒険し,世界の広がりを体験するものが多いが,NTEは違う。
自分たちは都会という,(ゲーム的にはものすごく大きなエリアとして設計されているが)限定的な空間での出来事を描く。そしてストーリーラインも,さまざまな作品で世界が救われてばかりなので,そうした壮大さとは異なる,日常生活のちょっとした出来事をとおして,物語や登場人物を魅力的に描いていきたい。そう語ってくれた。
個人的なたとえ話で申し訳ないが,私はNTEを初めて知ったときから,「ジョジョ3部とは違う,ジョジョ4部のおもしろさ」と解釈してきた。あるいはマンガ「彼岸島」シリーズでもいい。
これらのように,ロケーションとしては一見せまそうに見えるのに,細部を描いていくと限定的どころか無限大に広がっていくクローズド空間の物語は,とても大好きだ。というただの感想だ。
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スマホ画面の時計が気にされだしたころ,「NTEにはヘテロシティ(本作のメイン舞台の都会)しかマップはないのか」と聞いた。
このあたりは今後の仕掛けもあるのか,詳しくは教えてもらえなかったが,前提としてヘテロシティはゲーム進行に応じて変化を見せるという。これまで行けなかった場所が開く。あるいは外に広がる。美麗な昼夜や天候が移り変わるように,都会の生態も変化していくという。
そのうえで,本作では「変化のせいでできなくなること」が生まれないよう,プレイに求められる機能を備えたエリアはしっかりと区分けし,拡張していいエリアをあらかじめ線引きしているとのこと。
つまりは工事予定地みたいなものだろう。そこが開発プランに練り込まれているのなら,変な工事ミスは生まれないとみていいか。
とくに本作には,ビルに投資していろいろなお店のオーナーになるライフシム的な機能や,そこまでかと思うほど車要素に注力されている側面もある。こうした部分は,まさに無軌道だとヘテロシティ拡張計画が怪しいことになるだろうから,現時点で信用してよさそうだ。
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ただ,ついでに聞いてみた。「1つのマップだけだからこそのおもしろさの反面,ワンマップゆえの不安はありませんか」。
この質問に対しては,すぐに「あります」と返ってきた。しかし,不安そうに言ったのではない。これもすべては覚悟したうえで推し進め,そのうえで魅力的なシティライフを楽しんでもらう。そのためにコンテンツを充実させていくんです,と返答してくれた。
ゆえに我々は,これをPerfect World GamesとHotta Studioなりの挑戦として受け取るべきなのだろう。
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そんな話の最中に,別のスタッフから「次で最後(の質問)にしてください」とせっつかれた。次のミーティング時間が差し迫っているようだ。こちらも突撃しただけの手前,引き延ばしは考えなかった。
今回はそれこそライフシムについてだったり,車についてだったり,あのラジオがやたらと充実しているのはなんでかと聞いてみたかったのだが(※東京ゲームショウ2024のとき,日本の関係者からは「開発陣がグランド・セフト・オートが大好きだからです」とは聞いていたが),最後にする質問は決まっていた。訪問前から開発ではなく,Perfect World Gamesに対して聞きたかったので,今回の出会いは行幸だった。
「Perfect World Gamesとしては,NTEを看板タイトルにするつもりですか」
時間に追われながらも,笑顔の即答で返してきた。
「そうです!」
「NTE: Neverness to Everness」公式サイト
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