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危うい魅力を放つ少女と世紀末の1998年に世界滅亡へ。刺さる人には抜け出せなくなる「Rain98」の魅力とは何か[WePlay2025]
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印刷2025/11/27 17:18

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危うい魅力を放つ少女と世紀末の1998年に世界滅亡へ。刺さる人には抜け出せなくなる「Rain98」の魅力とは何か[WePlay2025]

 WePlay Expo 2025のUkiyo Studioブースでは,ゲーム開発スタジオC#4R4CT3Rが手がける新作ADV「Rain98」PC)の試遊版が出展されていた。

 本作は,2025年から1998年へとタイムスリップしてしまった主人公が,見知らぬアパートの一室で雨原玲奈CV:土屋李央)と出会うところから物語が動き出す。本稿は会場で体験した試遊版をもとに,本作の魅力を紹介していこう。

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 京都市勧業館みやこめっせにて,2025年7月18日から20日まで開催された「BitSummit the 13th Summer of Yokai」。そのUkiyo Studioブースに新作アドベンチャーゲーム「Rain98」がプレイアブル出展されていた。今回4Gamerでは,本作のディレクターを務めるショーン・T氏にインタビューを実施し,ゲームをとおして表現したいテーマなどを聞いた。

[2025/07/22 17:00]

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 今回のビルドは物語の途中から始まり,前置きもなく主人公は1998年の玲奈の部屋に突如現れる。そして,いきなり玲奈が首を吊ろうとしている衝撃的な場面を目のあたりにした。しかし,主人公が未来の2025年から来たこと,さらにはその時代の状況を知るやいなや,玲奈はどこか淡々とした声音で“世界を滅ぼす計画”への参加を持ちかけてくるのだ。

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 舞台となる1998年は,バブル崩壊の後遺症がいよいよ現実の生活へと影響を及ぼしていた時期だ。画面全体は寒色調を基調とし,粗い粒子感やノイズによってVHS映像のような質感が表現されている。窓の外では絶え間なく雨が降り続き,作品全体に漂う湿っぽさや陰鬱さをいっそう強調していた。

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 玲奈の部屋は、青い光と湿度が混ざり合う独特の空間で、まるで水槽の中に沈んでいくような静かな閉塞感がある。Lo-Fiな映像表現と平成レトロな家具が、その雰囲気をさらに際立たせていた。当時を経験した人なら思わず記憶の底を刺激されるような,淡いノスタルジーを呼び起こす。

 その部屋の主である玲奈は,そうした陰鬱さがそのまま人格として具現化したかのような存在だ。主人公と共犯関係を結んだ後も終始不機嫌そうだが,一方で人を惹きつける不思議な魅力を放ってくる。冷たい態度の裏に,何か言葉にできない理由が潜んでいることが徐々に伝わり,その扱いづらさすら心地よく感じられる。

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 主人公は,1998年へ飛ばされてきたので居場所がない。玲奈の家のバスルームに寝泊まりし,彼女の生活を手伝うことになる。まずは散らかった部屋の片づけから始まり,その過程で当時の記憶をくすぐる品物や,小さな会話の断片が物語にゆっくりと厚みを加えていく。

当時は「ヘブンズパスポート」というものが学生の間で流行っていた。善行をする度にシールを1枚貼っていき,100枚たまると願いが叶うという。
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 作業を終えるたびに,玲奈は「エンジェルパスポート」と呼ばれる手帳にシールを1枚貼る。彼女の説明によれば,ひとつの“行い”が完了するたびにシールを貼り,100枚を埋めることで“世界を滅ぼす力”が得られるという。

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 荒唐無稽にも思える設定だが,その背景には1999年の終末を告げたノストラダムスの予言が存在し,玲奈自身が滅亡をもたらす災厄「恐怖の大王 アンゴルモア」であると示唆されている。

玲奈と一緒に暮らす以上,食事や雑費を捻出する必要があり,カプセル詰めやアイロンビーズなどの内職を通じて稼いでいくのとになる
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 シールは単なるコレクションではなく,「玲奈が世界から受け取った影響」を可視化するための仕掛けでもある。プレイヤーが彼女の想いに応える度にシールが増え,玲奈の世界への感情がエンジェルパスポートの形で表れていく。

 なぜ,世界を滅ぼす存在とされる玲奈が自ら命を絶とうとするのか。そして,主人公と過ごす1998年の一年間が彼女にどのような変化をもたらすのか。開発者の話では,本作には2〜3種類のエンディングが用意されているものの,いわゆるノーマル,グッド,バッドのような単純な分類ではなく,いずれのエンディングも一度見る価値があるという。

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 平成末期の閉塞感と,謎めいた少女の危うい魅力が独特の湿度を持って絡み合う「Rain98」。その魅力が刺さる人はもちろん,当時を知る世代にも強烈な体験を提供してくれる作品となりそうだ。

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