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狙いなき弾丸が伝説になるまで――「007 First Light」発売前に知っておきたいジェームズ・ボンドの世界【PR】
「ヒットマン」シリーズで知られるIO Interactiveの新規プロジェクトかつ,世界的人気を誇る「007」シリーズの新作ということで注目している読者も多いことだろう。しかし,ジェームズ・ボンドという名前はスパイの代名詞として知られているものの,「007」の世界観までは詳しく知らないという人も中にはいるのではなかろうか。60年以上にわたる長い歴史を持つシリーズだけに,無理もない話だ。
コードネーム“007”が意味するものとは何か。彼が所属する“MI6”とはどのような組織で,そこにはどんな人物たちがいるのか。そして,主人公ボンドの人物像とは――。来たる発売日に備え,本稿では「007」シリーズの基礎知識を紹介したい。
First Lightにつながるポイントは?
「007」シリーズは,英国の秘密情報部“MI6”に所属するエージェント,ジェームズ・ボンドの活躍を描いた作品群だ。原作はイアン・フレミング氏によるスパイ小説で,1962年公開の「007 ドクター・ノオ」から映画シリーズが始まり,これまでに25本(※)もの作品が製作されている。
時代背景や演じる俳優によってキャラクターの味付けは変化してきたが,シリーズを通して一貫して描かれるのは,英国と世界の危機に立ち向かう凄腕エージェントの勇姿だ。ここでは,映画の設定をもとに「007 First Light」を理解するうえで重要な要素を,キーワードごとに解説していこう。
(※)イーオン・プロダクションズ作品のみの本数。
First Lightにつながるポイント
00の称号,そして007が意味するもの
「007 First Light」でのボンドは,訓練生として“00(ダブルオー)”の称号を勝ち取るため奮闘することになる。となれば,彼が追い求めるその称号がどういったものであるかを,まず知るべきだろう。
シリーズにおける“00”の肩書きは,MI6内の部署“00セクション”への所属を表す称号のようなものだ。そこに属する一握りのエリートエージェントにのみ,00を冠したコードネームが与えられる。のちにボンドのコードネームとなる“007”という数字は,7番目の00エージェントを意味している。
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しかし,これはただの呼び名ではない。00の称号は“殺しのライセンス(License to Kill)”を持つことの証明でもある。任務遂行中であれば,国家の安全を脅かす対象を自らの判断で殺害しても罪に問われない。そんな恐るべき権限を与えられた存在なのだ。
いわゆる殺し屋と変わりがないように思うかもしれないが,ただ腕が立つだけでは00の地位は与えられない。彼らには,潜入と調査を重ね,標的に銃口を向けるその瞬間まで殺しの必要性を問い続ける冷静な判断力が求められる。銃を構えたあとにどうすべきかは,カメラも盗聴器もドローンも教えてはくれない。“最後の決断”を自らの責任で下さなければならない。
映画「007 スペクター」で,「殺しのライセンスは,殺さないライセンスでもある」という印象的な台詞が登場するように,標的の命を奪うだけが彼らの仕事ではない。私怨や感情に振り回されず,常に最良な選択ができる者だけがこの称号を持つことを許される。
なお,00エージェントは短命で,殉職率が非常に高い。そのためかエージェントナンバーに永久欠番の概念はなく,前任者が退けば新たなエージェントがそのコードネームを引き継ぐシステムになっている。
First Lightにつながるポイント
ボンドの所属する組織と頼れる仲間たち
「007」シリーズの魅力は,ボンド単独の活躍だけでなく彼を支える個性豊かな仲間たちの存在にもある。映画に共通して登場する主要キャラクターと組織を紹介しよう。
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・MI6(英国秘密情報部)
英国秘密情報機関SIS(Secret Intelligence Service),通称MI6。主に国外の安全保障に関わる諜報活動を担当する組織で,ボンドはここに所属している。00エージェントは,この組織の命令により世界中へと派遣される。
・M
00セクションを取り仕切るMI6の長官。“M”は役職を表すコードネームであり,個人名ではない。ボンドの直属の上司として,厳格でありながらも深い信頼関係で結ばれている。規則を無視して暴走するボンドに厳しい言葉を投げかけることも多いが,その実力は誰よりも認めている。
・Q
MI6の秘密兵器研究開発部門,通称“Q課”の責任者。この愛称は需品係将校(Quartermaster)に由来する。腕時計型レーザー,ペン型爆弾,特殊装備を搭載したボンドカーなど,数々のガジェットを発明してボンドをサポートしてきた。任務用にQが用意する新車が,ボンドによって無残に破壊されるのはシリーズのお約束。そんな彼の口癖は「無傷で返して」だ。
・ミス・マネーペニー
Mの有能な秘書。普段はデスクワークでボンドをサポートする立場だが,彼がオフィスを訪れる際には,ウィットに富んだ会話を交わす間柄でもある。彼女との短い会話は,任務の合間のつかの間の癒やしとなっている。
・フェリックス・ライター
CIA局員であり,ボンドの盟友。組織の垣根を越えて幾度となくボンドを助けてきた。ボンドが00エージェントとなった後のタイミングで出会うため,「007 First Light」では出番がないかもしれない。だが,小説と映画には多く登場する人物なので,ぜひ覚えておいてほしい。
・グリーンウェイ(ゲームオリジナルキャラクター)
映画には登場しないが,「007 First Light」オリジナルキャラクターのグリーンウェイにも触れておきたい。グリーンウェイは,ボンドの並外れた才能を見出し,MI6の訓練生として抜擢した人物だ。上官であり指導者として,若きボンドを一流のエージェントへと導く重要な役割を担うという。
First Lightにつながるポイント
ジェームズ・ボンドという男
仕立てのいいスーツを着こなし,ワルサーPPKを胸に忍ばせ,高級車を乗りこなす,英国紳士たるスマートな装いはシリーズで共通するボンドのトレードマークだ。一流品を愛しながらも紐付きの靴は嫌うというこだわりを持ち,ウォッカ・マティーニを「ステアではなく,シェイクで」と注文する姿は,彼の美学を象徴している。
凄腕エージェントである彼は,銃火器の扱いに長け,戦車からヘリコプターまで自在に操縦し,あらゆる武術に精通する。その超人的な能力によっていかなる任務も遂行するプロフェッショナルであり,絶体絶命の危機にあってもウィットに富んだジョークを口にする余裕を失わない。
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しかし,完璧に見える彼の本質は“人間らしい弱さを抱える孤高のスパイ”としての側面にある。
とくにダニエル・クレイグが演じた近年の作品では,初めて愛した女性を失い苦悩する,1人の人間としてのボンドの姿が色濃く描かれている。最愛の人に裏切られた過去と,00エージェントとしての宿命が,深い人間関係を築くことを許さない。その結果,彼は“誰も信じない冷酷なスパイ”へと変貌を遂げた。プレイボーイとしての顔も有名だが,ボンドガールとのロマンスは任務限りの刹那的なもの。一流品を身にまとう美学は,任務のたびに増えていく心の傷を隠すための鎧なのかもしれない。
組織の命令に背いてでも自らの正義を貫く反骨心。単独行動も厭わない一匹狼の気質。その性質は上司のMさえも手を焼く無謀さにつながっているが,それは同時に彼の強さの源になっている。
ここからは「007」世界の解像度を高められる珠玉の映画をご紹介。ボンドのすべてを知るならば,全作品に目を通したいところだが,数が多いだけにそれは難しいというもの。いくつかオススメをピックアップしてみたので,映画でシリーズの魅力に触れてみてほしい。
ちなみに,6代目ボンドのダニエル・クレイグ主演作以外は,独立したストーリーが展開するため,どの作品から観ても楽しめる。時代や演じる俳優ごとに作風やボンドの人物像が異なるので,そのあたりの味付けを比較しながら視聴するのも面白いかもしれない。一方,2006年に公開された「007 カジノ・ロワイヤル」以降は,続編もののためこちらは公開順に視聴するのをオススメする。
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★「007 カジノ・ロワイヤル」(2006年)
2度の暗殺任務を成功させ,念願の00の称号を得たばかりの若きボンドを描いた作品。従来の完成されたスパイ像とは異なり,感情をむき出しにし,失敗を重ね,愛する人を失う痛みを知る人間味あふれる姿が描かれる。冷酷なエージェントへと変貌するに至った原点を知るならば,本作を置いてほかない。
時系列的に「007 First Light」に最も近く,鉄砲玉のごとく向こう見ずなボンドの人物像を知るにもピッタリな作品だ。彼のルーツと「007 カジノ・ロワイヤル」から続く因縁の結末を知るならば,「007 慰めの報酬」「007 スカイフォール」「007 スペクター」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで通しで観てほしいところ。
★「007 ゴールデンアイ」(1995年)
ピアース・ブロスナンの5代目ボンドデビュー作。ゲーマーにとっては,NINTENDO 64で発売された「ゴールデンアイ 007」の原作としてもおなじみだろう。
00エージェントとの共闘と対決,ダムでのバンジージャンプから始まる息もつかせぬアクション,戦車での市街地チェイスなど,本作の見どころは尽きない。30年前に公開された作品ながら,今なお色褪せない傑作としてファンに愛され続けている。
それこそ,ゲーム版にどっぷりはまり込んだ人ならば,化学兵器工場のダクトからトイレへと潜入するシーンで,懐かしさがこみ上げてくるはずだ。当時の思い出を噛みしめながら,映画でストーリーを追うことで新たな発見もあるかも……?
★「007 黄金銃を持つ男」(1974年)
これまた「ゴールデンアイ 007」直撃世代ならば観ておきたい1本。伝説の殺し屋スカラマンガが愛用する“黄金銃”――そう,一撃必殺のあの銃が登場する作品だ。
この映画ではボンドとスカラマンガ,スパイと殺し屋のプライドを懸けた決闘が繰り広げられるのだが,内容はかなりコメディ寄り。ロジャー・ムーア演じる3代目ボンドのコミカルな魅力が存分に発揮されており,ほかの2本とは一味違った「007」が楽しめる。もしコメディよりもシリアス路線をお求めなら,ティモシー・ダルトン演じる4代目ボンドの「007 リビング・デイライツ」で,原作小説さながらのハードボイルドな世界観を堪能しよう。
国家の存亡を背負うMI6。それを支えるMやQといった個性豊かな仲間たち。最強のエージェントでありながら,その仮面の下に人間的な苦悩を隠し持つ男,ジェームズ・ボンド。彼らが織りなす世界は60年以上にわたって世界中の人々を魅了し続けてきた。
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そして2026年,ついにその“始まり”を目撃することになる。「007 First Light」は,完成されたヒーローの活躍を追体験するゲームではない。1人の若者がいかにして伝説の“ジェームズ・ボンド”になったのか,その試練と成長の物語が紡がれる。リリースまではまだ時間があるが,映画で気持ちを高めながら,若きボンドの最初の任務が始まるその日を待とう。
「007 First Light」公式サイト
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- ライター:わさび
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007 FIRST LIGHT(全ソースコード、全ソフトウェア構成要素および特定の映像音響要素のみ)(C) [2020-2025] IO Interactive A/S;(特定の映像音響要素)(C) [2020-2025] Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.、JAMES BOND、007、および関連ジェームズ・ボンド商標の独占ライセンシー。Delphi Interactive LLC協力開発。All Rights Reserved.
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