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ミュータントだらけの荒野でキッチンカーを営業する「Wasteland Bites」(ほぼ日 インディーPick Up!)
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印刷2026/04/17 07:00

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ミュータントだらけの荒野でキッチンカーを営業する「Wasteland Bites」(ほぼ日 インディーPick Up!)

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文明が朽ち果てた荒野に,一台のキッチンカーが砂煙を引いて走る。

客はミュータント,UFO,名前もわからない化け物たち。

放射能まみれの食材で飯を作り,たどり着くあてもない"楽園のビーチ"を夢見て,今日もシフトが始まる。


 本日は,CosmicDevが手掛ける「Wasteland Bites」を紹介しよう。

 本作は放射能で汚染された終末世界を舞台にしたホラー寄りの料理シミュレーションゲームである。
 プレイヤーはボロボロのキッチンカーに雇われた新入り店員となり,ミュータントや化け物だらけの客に料理を出しながら,汚染のない楽園と噂される“Paradise Beach”を目指して荒野を進んでいく。

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 このゲームの特徴は,料理と脅威管理を同時にこなしていく点にある。1日の営業は夜0時まで。客の注文を確認し,冷蔵庫やパントリーから取り出した食材を,トースト・ボウル・シシカバブといったベースに盛りつけて提供する。

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 だが厄介なのは,食材に「生」「焼き」「腐敗」「放射能入り」といった状態があり,客ごとに要求が異なることだ。調理と接客をこなす傍ら,トラックの外から襲ってくるミュータントや狂犬,UFOといった脅威にも対処しなければならない。

 ミスや放置が重なるとストレスゲージが上昇し,100%に達するとその場で倒れてゲームオーバーとなる。

料理しながらショットガンをぶっ放せ


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 本作の営業は完全なワンオペである。キッチンカーの四方向を切り替えながら,右手の冷蔵庫から肉や飲料を取り出し,後方のパントリーで野菜を確保し,鉄板で焼いて盛りつけ,窓口で提供する。

 この流れだけでも十分に忙しいが,同時にトラックの外ではミュータント犬がうろつき,UFOが飛来し,食材庫にはネズミが湧く。
 犬はクラクションで追い払い,UFOはブレーカーを落として電気を消してやり過ごし,ネズミは直接叩く――あるいは猫を雇って対処する。

 注文処理と脅威対応のどちらを先にやるかは常にトレードオフで,一瞬の判断の遅れがストレスゲージに跳ね返ってくる。
 この「どっちも手が離せない」感覚こそが,本作のプレイ中ずっと続く独特の緊張感を生んでいる。

ロケーションごとに変わるルール


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 ゲームが進むと,新たなロケーションが開放されていく。各地には固有のモンスターやギミックが待ち構えており,対処法もそれぞれ異なる。

 たとえば「動いたら即死する老人」や「ライトを消し忘れると撃ってくるスカベンジャー」など,特定の行動が死に直結する敵も登場する。
 さらに,赤い目を光らせたミュータントが普通の客のふりをして注文してくるような場面もあり,こちらはショットガンで撃退するしかない。

 いつもの脅威をさばきつつ,見慣れないパターンが割り込んでくる瞬間が本作で最もヒヤリとする場面であり,ロケーションが変わるたびにゼロから手順を覚え直す楽しさがある。

稼いだ金でトラックを強化する成長サイクル
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 シフトを乗り切って一定額以上の売り上げを出すと,その日の営業はクリアとなる。
 稼いだ金はトラックの設備強化やガソリンの購入に使用でき,ガソリンを消費してワールドマップ上の次のロケーションへ移動できる。

 アップグレードには防衛手段の追加や調理効率の改善などがあり,どこに投資するかで以降のシフトの立ち回りが変わってくる。
 マップを進めるほど敵の種類もギミックも増えるため,装備を整えたうえで次の営業地へ向かうか,手前のエリアで稼ぎを固めるかという判断も生まれるわけだ。



 「Wasteland Bites」は,料理シムのめまぐるしさとホラーゲームの緊張感を一つの画面に押し込んだ,独特な手触りのワンオペ営業ゲームである。

 ブラックユーモアの効いたドット絵の世界で,文明が滅んでもなお行列とクレームが途絶えない日常を回し続ける――その馬鹿馬鹿しさと切迫感の同居が,何度リトライしても飽きさせない理由だろう。

 日本語にこそ対応していないものの,タイムマネジメント系の忙しさが好きな人,あるいは「Five Nights at Freddy's」のような脅威管理を楽しめる人には,かなり相性のいい一作になるはずだ。

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