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G-STAR 2025の出展内容が明らかに。「パルワールドモバイル」が初公開され,堀井雄二氏,神谷英樹氏,ヨコオタロウ氏など日本のクリエイターが多数登壇
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G-STAR 2025は,2025年11月13日から16日までの4日間,釜山のBEXCOで開催される。
本館のBTC(一般来場者向け)イベントや第2展示場のBTB(業界関係者向け)イベント,コンベンションホールで行われるカンファレンス「G-CON」などが予定されており,昨年同様,屋外イベントやインディーショーケースなど,さまざまなゲーム関連イベントが開催される。
また,G-STAR開幕前日の11月12日には,韓国ゲーム産業界で最も権威のある「大韓民国ゲーム大賞」の授賞式が開催される。
この授賞式は,1996年の創設以来,文化体育観光部が主催し,韓国ゲーム産業協会が主管する韓国ゲーム業界最高の栄誉として知られている。最高栄誉である大統領賞は,過去1年間で最も優れた成果を上げたゲームに贈られる。昨年2024年は,Netmarbleの「俺だけレベルアップな件:ARISE」(PC / iOS / Android)が大統領賞を受賞した。
2024年韓国ゲーム大賞,「俺だけレベルアップな件:ARISE」が最高賞に。「Stellar Blade」は7部門受賞も大賞を逃す
韓国を代表するゲームアワード「2024年大韓民国ゲーム大賞」の授賞式が11月13日,釜山BEXCOで開催された。1996年の創設以来,韓国ゲーム産業の発展を見守ってきた本アワード今年は,PS5独占タイトル,韓国発ルートシューター,モバイルIPゲームと,多彩なジャンルの作品が頭角を現した年となった。
昨年のG-STAR 2024では,約21万5000人の来場者を記録したが,今年のG-STAR 2025もこの勢いを維持し,さらなる成長が期待されている。
NCSOFTがメインスポンサーに
今年のメインスポンサーは,NCSOFTが務める。
「リネージュ」シリーズや「THRONE AND LIBERTY(スローン アンド リバティ)」で知られる同社は,BTCホールに最大規模の300コマを構え,最新タイトルのラインナップを披露する予定だ。来場者には,次世代タイトルの体験型デモとインタラクティブなファンイベントが用意される。
出展タイトルはまだ未発表だが,2026年にグローバル展開予定の「CINDER CITY(シンダーシティ)」や主力MMORPG「AION 2」などの展示が期待される。
なお,昨年メインスポンサーを務めたNEXONは,今年は不参加となっている。
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NCSOFT,PC&家庭用ゲーム機向け新作「CINDER CITY」を正式発表。荒廃した未来都市ソウルを舞台とするMMOタクティカルシューター
NCSOFTは2025年8月18日,PCならびに家庭用ゲーム機向け新作タイトル「Project LLL」の正式名称が「CINDER CITY(シンダーシティ)」に決定したことを発表した。これに合わせてゲーム公式サイトと公式X,YouTubeチャンネルが開設されている。本作は,「荒廃した未来都市ソウル」を舞台とするMMOタクティカルシューターだ。
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新作MMORPG「Aion 2」,韓国と台湾で11月19日サービス開始。日本での展開時期は未定
NCSOFTは2025年9月11日,公式番組「Aion 2 Night」を配信し,新作MMORPG「Aion 2」を韓国および台湾で11月19日にサービスを開始すると発表,事前予約を開始した。なお,日本での展開時期は未定である。番組では,モバイル版の実機デモや,ビジネスモデルなども紹介された。
KRAFTONが,待望の「パルワールドモバイル」を初公開
KRAFTONは,9年連続でG-STARに出展し,今年の目玉として「Palworld Mobile / パルワールドモバイル」(iOS / Android)を初公開する。本作は,ポケットペアが開発した世界的ヒット作「パルワールド」のモバイル版で,PUBG STUDIOSが開発を担当している。
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パルワールドモバイルでは,「パル」の収集と育成,オープンワールドでのサバイバル,建築といった原作の主要要素を継承しつつ,モバイル環境に最適化された直感的な操作性を実現。さらに,多彩なスキルを活かした戦略的なバトルで,新しいプレイ体験を提供するという。
またKRAFTONブースでは,人気の「CAFÉ PUBG」ファンスペースが復活。PUBG: BATTLEGROUNDSのIPをテーマにしたインタラクティブなイベントやアクティビティが楽しめる。
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「パルワールドモバイル」,韓国最大級のゲームショウ「G-STAR 2025」で初公開へ。開発は,KRAFTONのPUBG STUDIOS
KRAFTONは本日(2025年10月22日),韓国最大級のゲームショウ「G-STAR 2025」に,PUBG STUDIOSが開発中の新作ゲーム「Palworld Mobile / パルワールドモバイル」を初出展すると発表した。本作は,文字通りポケットペアのオープンワールドゲーム「Palworld / パルワールド」をモバイル化した作品だ。
Netmarbleは,5タイトルを持ち込み大規模展開
Netmarbleは,BTCホールに112コマ,試遊台145台を設置する大規模展開する予定だ。
メインブースでは「Project Evilbane」,「俺だけレベルアップな件:KARMA」,「七つの大罪:Origin」,「モンギル:STAR DIVE」の4作品が出展される。
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「Project Evilbane」は,Netmarble Monsterが開発中の3人称Co-opアクションゲーム。Unreal Engine 5ベースの高品質グラフィックスと,近距離・遠距離武器をリアルタイムで切り替える戦略性とダイナミズムが特徴だ。最大4人でチームを組み,戦場に潜入してさまざまなミッションを遂行し,クリア後はさらに高難度のミッションに挑戦できる。G-STARではシングルモードを体験可能だ。
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G-STARでは,5種の武器と7種以上のバフを選択できるタイムアタックモードを体験でき,最速タイムでボスを倒した参加者はイベントランキングボードに名を連ねることができる。
「七つの大罪:Origin」(PC / PS5 / iOS / Android)は,世界累計販売部数5500万部以上を記録した人気漫画「七つの大罪」IPをベースにしたオープンワールドアクションRPG。マルチバース基盤のオリジナルストーリーで,原作「七つの大罪」と「黙示録の四騎士」のキャラクターはもちろん,ゲームオリジナルのキャラクターも登場する。
G-STARでは,ストーリーモード,ブリタニア大陸を自由に探索できるオープンワールドモード,原作に登場する魔神3体との緊迫感溢れる戦闘を体験できるボスタイムアタックコンテンツが公開される。同作は10月30日よりクローズドβテストも開始する。
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「モンギル:STAR DIVE」(PC / iOS / Android)は,2013年に発売された収集型RPG「LINE タッチモンスター」の後続作で,G-STARではゲーム序盤のストーリーとボス討伐コンテンツを体験できる。
このほか,未公開新作「SOL:enchant」の屋外ブースを開設し,コアコンテンツである「神権(シンケン)」を体験できるイベントを実施する計画だ。
ほかにも,WebzenやGRAVITYなど韓国を代表するゲーム会社を筆頭に,バンダイナムコエンターテインメント,Unity,セガ・アトラス,PLAION,WARHORSEなど,国内外の有力企業が出展を予定している。
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「Indie Showcase 2.0: Galaxy」で,インディーゲームの祭典
昨年から規模を拡大した「G-STAR Indie Showcase 2.0: Galaxy」は,今年も第2展示場で開催される。多彩で特徴のあるインディーゲームが多数出展され,来場者を楽しませてくれるだろう。
Valveとの協力によるインディーショーケースでは,Steam Deckの体験ゾーンも用意される予定だ。来場者は,Steam Deckを触って斬新なインディーゲームを直接体験できるようになる。
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G-CON 2025:物語の力を探る
グローバルゲームカンファレンス「G-CON 2025」は,11月13日と14日の2日間,BEXCOコンベンションホールで開催される。今年のテーマは「Narrative: The Art of Storytelling in Games(ナラティブ:ゲームにおけるストーリーテリングの芸術)」で,ゲームにおける物語の進化する役割について,開発者やクリエイターが議論する。
キーノートスピーカーには,日本を代表するゲームクリエイター陣が名を連ねる。「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏が登壇するほか,アトラスの橋野桂氏(「メタファー:リファンタジオ」のクリエイティブプロデューサー兼ゲームディレクター)と副島成記氏(「メタファー:リファンタジオ」のアートディレクター兼キャラクターデザイナー)も講演を行う。
ほかにも,お馴染みの吉田直樹氏や神谷英樹氏,ヨコオタロウ氏,山岡晃氏など,日本のゲーム業界を代表する蒼々たるクリエイター陣が多数登壇するのが見どころだ。
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海外からは,「Baldur's Gate 3」のクリエイティブディレクターであるSwen Vincke氏(Larian Studios),「Disco Elysium」のクリエイティブディレクターであるRobert Kurvitz氏,「Clair Obscur: Expedition 33」のリードライター・ボイス&ローカライゼーションプロデューサーのJennifer Svedberg-Yen氏なども参加する。
G-STAR組織委員会の趙英基(Cho Young-ki)委員長兼韓国ゲーム産業協会会長は,「今年のG-STARは,今後20年のゲーム産業の道筋を示す重要な始まりとなる」と述べている。単なる見本市を超えて,グローバルゲーム産業の次の20年を反映する先進的なフェスティバルとしての地位を確立することを目指しているのだろう。
4Gamer編集部は今年も現地取材を予定しており,会場の模様や注目タイトルの詳細を随時レポートしていく予定だ。
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