企画記事
4Gamerの年末恒例企画「ゲーム業界著名人コメント集」。166名が振り返る2024年と新年への抱負を語る
バンダイナムコエンターテインメント/バンダイナムコエイセス
株式会社バンダイナムコエンターテインメント CE事業部第3プロダクション ゼネラルマネージャー/株式会社バンダイナムコエイセス 代表取締役副社長
河野一聡
代表作:リッジレーサーシリーズ/エースコンバットシリーズ「黒神話:悟空」です。数年前に発表されたファーストトレイラーから超絶クオリティのビジュアルに興味をもち追いかけていました。リリースされて遊んでみて、キャラクターを動かす楽しみを感じさせる細部の表現や、諦めずに繰り返し挑戦したくなるゲームバランスなど、AAAクラスの品質に感動いたしました。ありそうでなかったリアルな『西遊記』というモチーフのつよさ、膨大な高品質データを開発できるスタジオと、初作品で衝撃的なデビューを飾り、今後のゲームチェンジャーになりそうなこの作品が2024年のベストワンでした。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「涙の女王」を観て、ストーリーも楽しんだのですが、キム・ジウォンさんから目が離せなくて、そのまま2022年の作品の「私の解放日誌」を視聴しました。それがすごく良くて、ドタバタエンターテインではない内面を丁寧に描く韓国ドラマを知ることとなり、そこからパク・ヘヨンさんの脚本のドラマを追いかけていきました。こうやって、インプットのつながりのキッカケになったのが理由です。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
Cornier(コルニエ)というドメスティックブランドの西村林太郎さんです。日本の急成長企業にも選ばれた会社の代表取締役兼デザイナーさんで、洋服をつくるにあたって、生地素材の価格交渉を一切せず、国内テキスタイルメーカーの問題を解決するところからブランドを立ち上げてらっしゃるのです。何度かお話させていただいたのですが、消費者のために最高級の素材を気軽に楽しめることと、生産者を守ることを両立させるビジネスサイクルを考案して実現されていて、全員がWINになる状態をつくってらっしゃるんです。ものづくりという点で学ぶことがあり、感銘を受けました。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「日日是好日」といたしました。どうしてもルーティンワークになりがちな仕事のなかで、本当に毎日精一杯生きなきゃって、そういうことを意識させられる世代になりました。いまはエースコンバットシリーズの新作を開発中で、毎日のように問題も積みあがれば、成果も出始める日々を、一生懸命、全身全霊で生きています。新作の発表には、まだもう少しお時間をいただきますが、2025年はエースコンバットシリーズ30周年記念でもありますし、きちんとファンのみなさまと一緒に盛り上げていきたいです。
バンダイナムコエンターテインメント
プロデューサー
田中聖憲
代表作:ガンダムブレイカー4『ゼンレスゾーンゼロ』
手軽ながらもスタイリッシュで爽快なアクションを楽しむことができ、非常に手触りの良い作品だと感じました!パリィやジャスト回避もあるのですが、攻撃されるタイミングで合図を出してくれたり、コンボも複雑なコマンドを要するものではなく、アクションゲームが苦手な方でも気持ちよく楽しめる工夫がたくさん盛り込まれた作品です。キャラクターやストーリーも多彩な見せ方で引き込ませてくれので、新キャラが登場するたびに欲しくなってしまいます。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』
ガンダムシリーズの最新映像作品の本作ですが、Unreal Engine 5を使用した挑戦的な作品でもあります。
見知ったガンダムの「兵器としての恐ろしさ」が上手く演出されており、美麗なCGも相まって1ガンダムファンとして非常に楽しませて頂きました。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
『大谷翔平選手』
前人未到の50-50を達成するなど、大谷選手の話題を見なった人はいないのではと思える活躍をなさっていたためです。野球はあまり詳しくはないのですが、活躍のニュースを見るたびに元気をもらえる存在だったと思います。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年はガンダムブレイカーシリーズ久しぶりの新作として『ガンダムブレイカー4』をお届けすることができました!SNSなどで個性豊かな俺ガンプラやジオラマを拝見しており、私たちスタッフも楽しんでいます。引き続きアップデートを実施予定ですので、ぜひお楽しみにお待ちください!
バンダイナムコエンターテインメント
IP総合プロデューサー
富澤祐介
代表作:『ゴッドイーター』シリーズ、『テイルズ オブ アライズ』コンシューマ版が出た今年にプレイした、というタイトルになりますが『PLANET OF LANA』がその丁寧な完成度、作品としての美しさにおいて大変心に残りました。
2Dスクロールのフォーマットにおける物語演出として画面全てが計算されているその表現は、大画面TVで映画のように楽しむのにも向いており、まだまだ多くの人を魅了していきそうです。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『オッペンハイマー』に最も感銘を受けました。クリストファー・ノーラン監督は一貫して時間のズレを取り入れた表現が有名ですが、原爆開発者たちの純粋さと政治利用への不安を描いた本作において、ハイライトの原爆実験シーンの描写で「光」と「音」がズレて届くその一瞬にオッペンハイマー自身の恍惚と不安の両面性を描写するという離れ業の演出を見た時、この監督の視座と作品が到る境地について溜息しか出ませんでした。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで高石あかりさんと共にW主役を演じられている俳優の伊澤彩織さんが気になります。スタント俳優出身で今最も戦える女優として今後も大活躍してくれると思います。
『モンハンNOW』のCMでも大剣ぶん回していましたね。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
『テイルズ オブ』シリーズが2025年12月で満30周年を迎えます。昨年末より周年プロジェクトとして様々なアニバーサリー企画を計画中ですので、これまでシリーズを支えてくださった皆様と共にお祝いし、シリーズの未来に向けて更なる助走力をつけていきたいと思っています。
その一環として過去作のリマスタープロジェクトも発足しており、まもなく1月16日には『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』の発売も控えています。シリーズ屈指の名作のひとつである本作、未体験の方も是非!
バンダイナムコエンターテインメント
プロデューサー
二見鷹介
代表作:ソードアート・オンライン ゲームシリーズ、SYNDUALITY Echo of Ada「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」
当時の想いで補正との戦いで見事に打ち勝った素敵なフルリメイク作品。こんなにも丁寧に制作され、元の『ロマンシングサガ』シリーズの良いところを未プレイヤーの人たちにも伝えられている本当に素敵なタイトルでした。
派手な最新技術を使ったリメイクもありますが、こんなにも丁寧にロマンシングサガ2を今の時代に遊べるとは思いませんでした。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「成瀬は天下を取りにいく」
ふと、出張前の本屋さんでみた帯、「かつてなく、最高の主人公、現る!」
はて、どんな主人公だ?と興味をもちキャッチコピーだまされた、いや惹かれたのでしょう。
郊外の一都市を舞台とした成瀬さんの物語。読み進めていくたび、当時の年齢と重ね合わせ、自分ができてないこと、あきらめてしまったようなことを、彼女は迷わず進んでいく。応援したくなる。
令和のニューヒロイン・とは彼女の事ではないでしょうか。
いつか、ネタで使いたい…!
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
『ガールズバンドクライ』 井芹仁菜役、トゲナシトゲアリの『理名』。
アニメが放送される前に音楽で出会ったトゲナシトゲアリというバンドのヴォーカルをしてます。声優も初めて…とか。10代の成長ってめちゃくちゃ早いですよね。
アニメ収録、ライブ活動。たった1年間でプロになっていく。年齢を重ねていくと1年が短く感じてしまいますが、自分もまだたくさん伸びしろがあるといいな…なんて思いつつ。
若いアーティストの急成長を目の当たりにした、2024年度注目アーティストです。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年1月23日発売予定の「SYNDUALITY Echo of Ada」。
SF&AI&メカ!荒廃した世界で物資を持ち帰る『エクストラクションシューター』!という、チャレンジングなタイトルをリリースいたします。本作にしかない、他プレイヤーに襲われるかもしれないドキドキ感や、孤独を感じさせない頼れる相棒のAI『メイガス』との会話。
アイテムをロストしてしまう可能性がある中、帰還できた時の安心感や達成感。
AIの相棒『メイガス』との刺激的な2人旅。このゲームジャンルならではの体験をご用意しておりますので少しでも興味をお持ちの方はチェックしてみてください。
バンダイナムコエンターテインメント
『鉄拳』シリーズ マーケティング&eスポーツ プロデューサー
安田直矢(安田イースポーツ)
代表作:『鉄拳8』、『GUNDAM VERSUS』など酔った勢いで購入した「PlayStation Portal」が自宅に届いて以来、積みゲーを少しずつ消化できるようになりました。2024年よりも前に発売されたタイトルを大量に積んでおり、ここで紹介できないのがものすごく残念なので、Q2以降を文字数の制限を超えて回答します。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
海外出張の飛行機内で何度お世話になったか分からないクリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』(2014年公開)が、10周年を記念してIMAXで再上映されました。機内のスマホではなく、自宅のブルーレイでもブルーレイ(2K)でもブルーレイ(4K)でもなく、映画館のIMAXで鑑賞できるというのは、人類の有史上でも農業革命、産業革命、情報革命に比肩する画期的な出来事だと思います。劇場は私と同じく相対性理論やブラックホールの仕組みについてYouTubeでガッツリ復習してきたニキ(通称:インターステララー)たちで満席御礼。3時間近い上映時間を体感0.16秒(水の惑星での0.16秒は地球では約3時間に該当します)で堪能し、上映後は同じく11月22日(金)より解禁となった日高屋の味噌チゲラーメンを食べて汗ダラダラになりながら再び解説動画を視聴しました。あの劇場にいた五次元本棚裏からツンツン男(通称:テッセラクター)全員が同じ行動をとったはずです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
M-1グランプリの敗者復活と決勝まであと2日(12月20日執筆時点)です。ずっと応援している「たくろう」「わらふぢなるお」は惜しくも準々決勝で敗退しましたが、敗者復活には「滝音」「豪快キャプテン」が残っています。個人的には二度目の敗者復活進出となる「滝音」に決勝に行ってもらいたいです。その決勝には「バッテリィズ」が初進出を果たしています。最後に名前が呼ばれたときにはうれしくてオオッと声がでてしまいました。エースさんのキャラが認知されればされるほどおもしろくなるコンビなので、晴れの舞台でしっかり存在感を示してほしいです。そして個人的な推しは今年も変わらず、4年連続の決勝進出にして一度も最終決戦に進出できていない「真空ジェシカ」です。今年は審査員が若返り彼らのネタが受け入れられやすい環境だと思うので、ぜひとも「令和ロマン」や「ヤーレンズ」に前回大会のリベンジをして、優勝会見でボケまくってほしいです。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年1月26日に発売した『鉄拳8』は、発売後もゲーム内外で継続した運営を実施してきました。年末には『FINAL FANTASY XVI』コラボを実施し、主人公「クライヴ・ロズフィールド」の参戦など大きなトピックスを作ることができました。2025年の『鉄拳8』は、いくつかのアップデートを経て春より「シーズン2」がスタートし、2年目の世界最強を決めるワールドツアー「TEKKEN World Tour 2025」も開幕します。世界津々浦々のプレイヤーの皆さまに「シーズン1」よりももっと充実した鉄拳ライフをお過ごしいただけるよう、関係者一同が鉄拳プロジェクトのテーマソング「Every day is Monday(毎日が月曜日)」を1日3回朗唱・読経し、労働基準法の適法内でアグレッシヴに仕事に取り組んでまいります。2年目の『鉄拳8』の展開にも是非、ご注目いただけますと幸いです。
バンダイナムコスタジオ
開発プロデューサー兼ゲームディレクター
池田幸平(ナカツ)
代表作:『鉄拳8』『鉄拳7』『アストロボット』
アストロと仲間のボット達の可愛さと、隅から隅まで丁寧に作り込まれた世界観とポップな絵作り、軽快で思わず口ずさみたくなるくらい心地よいBGMに、家族全員の心を一瞬で鷲掴みにされた作品。
デュアルセンスとの細かな連動による“アクションの手触りの良さ”がとにかく爽快で、プレイ感覚やコントローラーから伝わってくる振動や手ごたえ含めて洗練されていた印象を受けて、開発チームのこだわりを細部まで感じる刺激的なゲーム体験でした。
ストーリーを進めていく中で出会う、数々の名作タイトルからのカメオ出演(鉄拳含む)も1つ1つに原作愛を持って作り込まれていて素晴らしく、遊んでいる最中に思わず笑顔になってしまい、
時間を忘れて夢中で遊んだ2024年のベストゲーム。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『デットプール&ウルヴァリン』です。毎回やりたい放題で「これ本当に大丈夫なの!?」と思えるような過激な内容や台詞、アクションの数々が魅力的なシリーズなんですが、3作目は冒頭から結末に至るまで想像を超える展開と怒涛のサプライズ要素が満載でワクワクが止まらなかったです。“ファンの想像を超えて楽しませる”というエンタメの極致を見せられた感じがして、鑑賞後に誰かと語り合いたいという気持ちが凄かったですね・・・。よく、ディズニーがこれ許したなぁという内容のオンパレード(笑) 俺ちゃん最高!
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
漫画家の堀越耕平さんです。連載開始当初から大好きだった『僕のヒーローアカデミア』が完結するということで、期待しつつも寂しさを感じながら毎週ジャンプを楽しみに読んでましたが、ヴィランとヒーローの全面対決のクライマックスから最終話にかけての盛り上がり、コミックスでの追加エピソード含めて、最高の物語と結末でした!10年間楽しませていただき、本当にありがとうございました。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は『鉄拳8』を発売して、鉄拳30周年施策やTEKKEN WORLD TOUR関連で世界中を取材やイベントで回らせていただきました。色んな国に訪れて鉄拳を楽しんでくれているファンの皆さんの姿を眺めたり、直接コミュニケーションを取って応援の言葉をかけていただいたりと、貴重な体験が沢山できた年でした。
中でも12月にロサンゼルスで開催された「The Game Awards 2024」でBest Fighting Gameを受賞できた事は本当に嬉しかったですし、何より世界中のファンが鉄拳を応援してくれたおかげだと実感して現地で感動しました。1年間応援していただき、ありがとうございました!
2025年も期待に応えられるように鉄拳プロジェクトのメンバー全員で頑張っていきたいと思いますので、引き続き、応援をよろしくお願いします!
バンダイナムコスタジオ
エグゼクティブゲームディレクター/チーフプロデューサー
原田勝弘
代表作:鉄拳シリーズ,「サマーレッスン」, 「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」,ソウルキャリバーシリーズなど「メタファー:リファンタジオ」です。
これは挙げる人が多そう(特に日本だと)なので、私が語るまでも無いでしょう!
メタファー リファンタジオ アトラスブランド35thアニバーサリーエディションのヒストリーブックにイラスト&コメント参戦させて頂いております。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「Blink Twice」です。
なんでしょうね、「ほぼ違和感だけ」で映画前半を完了させており、よくよく考えれば流れている映像的には非常につまらないはずなんですが、その違和感のせいで結構惹きこまれて観てしまうんですよね。
この監督のデビュー作だそうですが、これが絶頂期なのかそれとも数作後に名作を生む事を期待していいのかもわからない、そこもミステリアスなんだと思います。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
「龍が如くスタジオの横山昌義氏とその傘下の第1事業部の方々」です。
最低でも今後5年間はこの質問の回答は固定で良いと思っています。
結果論でうまくいったことが遡って「それは挑戦だった」事になり、挑戦だったはずなのに結果論で失敗したことが「それは挑戦ではなかった」などと評価しがちな組織が多い昨今ですが、一方で近年のセガさんは僕があこがれたセガさんの頃のように失敗を恐れず、挑戦をする組織に戻っているような気がします。また、VFの新作も発表されたことで、原点回帰と挑戦の2つを体現しているように見えます。
物事を単年度だけで見ているわけではなく、長期で見据えている感じがするので、向こう5年はサングラス越しでも貫通するビームを出しながら注目したいと思っています。じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
The Game Awardにて、「鉄拳8」がBEST FIGHTING GAMEを受賞しました、これは皆さんが投票してくれたおかげです!ありがとうございました!「鉄拳8」についてはもうあちこちで情報過多ぐらい出してますので是非チェック願います&今後も大幅アップデートでゲームが途中で変化する感じで色々考えていますので宜しくお願い致します。
同じく The Game Awardにて発表しました新作、「Shadow Labyrinth(シャドウラビリンス)」を是非チェック願います!(私は本作のエグゼクティブプロデューサーを務めています)、クリエイター陣は初代サムライスピリッツや初代KOFのクリエイター、Pac-man Championship editionのゲームデザイナー、星のカービィ 鏡の大迷宮のディレクターなど、様々な経歴を持つスタッフが一堂に会してこのゲームを作っています。
現時点でも、世界観や手触り含め、かなり好感触で私自身新しいデバッグビルドが開発内でリリースされるたびにワクワクしながらプレイしています、是非ご期待ください。
ファーレンハイト213
ファーレンハイト213株式会社 代表取締役 ゲームディレクター
塩川洋介
代表作:『Fate/Grand Order』『キングダムハーツ』『ディシディア ファイナルファンタジー』『フラットマシン』です。門番ロボットになって、次々訪れる訪問者から集落を守り抜く「終末門番アドベンチャー」のジャンル名が冠された基本無料のスマホゲームです。2023年12月発売のゲームですが、リリース時期的に昨年はとりあげられなかったので、おまけして今年のタイトルとしていれさせていただきました。自分がゲームデザインする際には、いかに少なく減らした上で量以上の価値や体験を生み出すか毎回試行錯誤するのですが、このゲームを遊ぶと、そこに向き合った努力と工夫と才覚を随所に感じ、ただただ感服するばかりです。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク「一粒」』です。純度100%の暗闇を体験する、体験型イベントです。完全に何も見えない中での会話や行動を楽しむイベントなのですが、見えない不安の中、音や匂い、触れることでわかる材質や温度感など、普段そこまで意識しない感覚を強制的に研ぎ澄ますことになり、新しい発見に満ちた体験でした。そして、「一粒」のタイトルの通り、暗闇の中でお米を食べます。真っ暗闇の中でものを食べることが、どのような感覚を生み出すのか、ぜひご自身で体験して確かめてみてほしいです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
映画監督の山崎 貴さんです。2023年公開の『ゴジラ-1.0』でアカデミー賞を獲得しましたが、ゴジラ映画31作目と次の新作でも監督を務めることが先日発表されました。庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』の次のゴジラ作品という特大ハードルを乗り越えた先に、今度はアカデミー賞受賞作品の次というさらなるハードルが設けられた中で、それに挑める愛の深さとハートの強さはぜひ見習いたいです。いちゴジラファンとしても、新作を楽しみに待っています。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年はディレクターを務める『つるぎ姫』をリリース予定でしたが、さらなるクオリティアップのため発売延期とさせていただきました。一日でも早くお届けできるよう鋭意制作中ですので、Steamウィッシュリスト登録の上、続報をお待ち下さい。またファーレンハイト213としては、さらなる新作も発表できると思いますので、そちらもお楽しみに!!
つるぎ姫 (C)2022 Fahrenheit 213 Inc. All rights reserved. | |
マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年 (C)Aniplex |
ブシロード
ブシロード 取締役 バンドリ!プロジェクト 総合プロデューサー
根本雄貴
代表作:BanG Dream!(バンドリ!)学園アイドルマスター。アイドル育成シミュレーションゲームとしての完成度。育成によって歌が上手くなっていくところなど、細かいところの作り込みに驚きがありました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Netflixリアリティシリーズ「ボーイフレンド」。全員が恋愛対象になりえ、全員がライバルになりえる緊張感と恋と友情の人間ドラマは正に「過去最高のリアリティ・シリーズ」と称されるのも納得のリアリティショーでした。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
河村 勇輝(バスケットボール選手)
NBAプレイヤーの中で、圧倒的に低い身長での挑戦に注目しています。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年1月2日よりTVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」が放送開始となります!
過去ないとんでもない作品となっておりますので、ぜひご視聴いただければと存じます。
フリュー
プロデューサー
礒部たくみ
代表作:REYNATIS/レナティス「アストロボット」は、正直言って、かなり衝撃的でした。
DualSenseの機能をここまでフル活用したゲーム体験って、なかなかお目にかかれないですよね。
あのコントローラーを握った瞬間から、手のひらに広がる感覚が、もうまるで新しい世界に飛び込んだような気分にさせてくれました。
PS5の高性能な処理能力を最大限に活かした物理演算も、まるで手のひらで世界を操っているような気持ち良さがあり、あっという間にクリアしてしまいました。
それに、登場するキャラクターたちがまた愛らしくて、まさに“心をつかまれる”要素。
次作が待ち遠しいです!
いったい、次はどんな驚きが待っているのか…。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
年間100本ほど映画を観るほど映画好きなんですが、2024年で特に印象に残った作品を挙げるなら、こんな感じですかね。
まずは「あのコはだぁれ?」。ホラー好きにはたまらない、ド直球な恐怖が炸裂していました。近年、こういう“ストレートな”ホラーが減ってきている中で、思い切り恐怖を楽しめるのが魅力。あのお母さん、マジで怖すぎ。今でも前作のあのループシーンが頭をぐるぐる回ってます。
次に「デッドプール&ウルヴァリン」。これ、もう本当にエモい。設定とメタ要素が見事に融合して、感動の波が押し寄せてきました。特にクリス・エヴァンスの着火シーン、あれは心が動かされましたね…!泣きそうになりました。
「テリファー聖夜の悪夢」。まあ、ピエロが可愛いだけなんですけど(笑)。ホラーの中にキュートさが混じっていて、気付けば笑っている自分がいました。
そして、昨年発売された小説「近畿地方のある場所について」も読了。脳内で勝手に補完されるからこその怖さが小説の魅力ですが、袋とじによって物理的に殴られました。最強に怖かった。近年稀に見る、ゾクゾクするような面白さでした。
こんな感じで、2024年のエンタメは恐怖も感動も、いろいろな意味で心に残る作品が多かったです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
(回答なし)
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、REYNATISのプロデュースに全力投球した年でした。
今、この記事を書いている12月末には、すでに新たな企画に取り掛かかっており、来年の準備に余念がありません。
2025年は、文字通り“がむしゃらに”作り続ける日々が待っていそうです。
来年も引き続き、よろしくお願いします!
Bokeh Game Studio
取締役社長/プロデューサー
佐藤一信
代表作:『SIREN』シリーズ、『パペッティア』、『人喰いの大鷲トリコ』、『野狗子: Slitterhead』いろいろな意味で『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』を選ばせて頂きました。
まずこの世界観が大好きです!初めてゾーンに魅入られたのは2007年『S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL』ですが、今でも誰もいない荒野を歩いているだけでワクワクします。
制作チームの皆さんは大変困難な状況を乗り越えられ、発売までの道のりは想像を絶するものだったかと思います。
素晴らしいゲームをありがとうございます!
あと!『アストロボット』のTeam ASOBIの皆さん、本当におめでとうございました!
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『地面師たち』
冒頭から一気に引き込まれる展開は素晴らしかったです。
事件の舞台が私の生活圏内ということもあり没入せずにはいられませんでした。
『サンショウウオの四十九日』
読み終わった直後に、そのまま2周目を読み始めたのはいつ以来でしょう。
素晴らしかったです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
『ゴーストフィクサーズ』の田中靖規先生に注目しております。
今作品も『サマータイムレンダ』に続いてゲームを想起させるような独特な設定、展開を楽しく読ませていただいております!
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は『野狗子: Slitterhead』を11/8に発売させていただきました。
「憑依」という独特な能力を活かしたバトルアクションアドベンチャーゲームです。
体験版もリリースされておりますので、まだプレイされていない方は是非よろしくお願いします!
2025年もボーカゲームスタジオらしいタイトルを手掛けていきますのでご注目下さいませ。
Bokeh Game Studio
CEO/クリエーター
外山圭一郎
代表作:『サイレントヒル』、『SIREN』シリーズ、『GRAVITY DAZE』シリーズ、『野狗子: Slitterhead』『未解決事件は終わらせないといけないから』
普段よく遊ぶジャンルとしてパズルとナラティブ強めのアドベンチャーがありまして、それらの融合という事で必然的にプレイしました。各々の研ぎ澄まされ方が期待以上で、プレイ後の読後感的なものが非常に味わい深い作品でした。また、言葉によるミスリードが重要な作品は、話者によって自身の呼称や語尾が変わってしまう日本語化するのは大変な困難があっただろうと想像され、その辺りが非常に丁寧なローカライズに感心しました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『龍と苺』(柳本光晴:小学館)
まだそんな勝ち方を編み出すのか!と驚嘆させ続け、いよいよクライマックスか?という展開。
ストーリー展開の妙に加えて、数多いキャラクターそれぞれが個性と魅力を存分に発揮していて、とにかく凄まじい漫画力だと思います。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
四方田修平監督(横浜FC)
持ち前の堅守が完成系に至ったかという安定ぶりで(最後の方ハラハラさせられましたが……)、1年でのJ1復帰お見事でした。来年本当に楽しみにしております。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
スタジオの初回作である『野狗子: Slitterhead』が発売され、ちょっと息抜きできるかと思ったのですが、むしろ忙しさが増して…… 次回作の仕込みに取り掛かっておりますが、より多彩な選択肢に向き合っており、しんどいながらも久しぶりに大きなやり甲斐を感じております。
White Owls
株式会社White Owls代表取締役、ゲームディレクター
SWERY
代表作:Deadly Premonitionシリーズ、The MISSING: J.J.マクフィールドと追憶島、The Good Life 他Batman: Arkham Shadow(Meta Quest)
10月末に発売されたVR専用ゲームですが、とにかく良質。複数の敵と戦う近接バトルや、アスレチック移動、ガジェットを使ったバットマンへのなりきりプレイなど、あらゆる場面でストレスをほとんど感じさせない作りに脱帽しました。移動も激しい戦闘もまったくVR酔いしません。ほんと。VRゲームが未経験だったり、苦手な人でも絶対にオススメです!
個人的にはグラップルガンを銃を構えて狙わせるのではなく、視線を向け【A】ボタンを押すだけで発動するようにしたのは天才的な発明だと思いました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
SHOGUN 将軍(ディズニープラス)
今年は個人的にTVドラマと漫画が豊作で、一つを選ぶのにとても苦労しましたが、結局のところ、やっぱり「SHOGUN 将軍」になりました。
虎永様、按針、鞠子様……どの人物も魅力的で、誰がどうなっても感情が揺さぶられるのは素晴らしかったです。
リアルタイム放送中は、毎週火曜日が待ち遠しく、毎週、Xで「SHOGUN Tuesday!!」とつぶやいていました。こんなに続きが気になった作品は『ゲーム・オブ・スローンズ』以来ではないかと思います。そう考えると10年に一度の個人的大ヒットと言えます。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
カズ・オオモリ氏
世界に数人しかいないディズニー&マーベルスタジオ公認アーティストです。個人的にも交流があるのですが、先日、大阪のイベントで対談をさせていただき、沢山の刺激を受けました。
特に頭に焼き付いているのが、たとえ英語が話せなくても話せるくらいの気持ちで相手の懐に飛び込んで、自身の作品をしっかりとアピールするという姿勢です。
それによって、実際にカズさんのアイデアがニューヨークのホテルの展示で使われることになったり、ディズニーの公式ショップで商品化されたり……。
言葉では安っぽく聞こえるかもしれませんが、チャンスは降ってこないし、目の前にあるチャンスには飛びついて掴み取る!っていうのを、リアルに実践されている点でとても感激しました。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
昨年のアンケートでは、「2024年に二本のホテルゲームを出します!」と豪語していたのですが、流石に無理でしたw
集中して、一本をリリースするので手一杯。出せたのはVRゲーム「Death Game Hotel」のみ。
ですが、その分ユーザーの皆さんに納得いただけるWhite Owlsらしい作品になったのではないかと思います。
来年は、もう一本のホテルゲームである「ホテル・バルセロナ」を皆さんの手に届けるべく、開発一同、全身全霊で取り組んでおります。
ぜひ、期待してお待ちください!!!
MISTWALKER
代表(CEO)
坂口博信
代表作:ファイナルファンタジー・シリーズ、FANTASIAN Neo DimensionFINAL FANTASY XIV
今年の9月で3年。それでも毎日浸りたくなるファイナルファンタジー・ワールドです。
ANIMAで活動中。もし見かけたら声がけしてみてください。いっしょに冒険しましょう。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Dune: Part Two
高校時代に小説でハマった独特な世界観。それを見事に美麗な映像化した最高の作品でした。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
毎田暖乃
「妻、小学生になる」の演技の素晴らしさ。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
FANTASIAN Neo Dimensionをリリースし、そのチームとともに新作を制作中です。
Meguro Works
代表取締役
目黒将司
代表作:ペルソナシリーズ、真・女神転生シリーズ百英雄伝です。
今年の4月に発売されたタイトルですが、実は私が開発中の『Guns Undarkness』と同じく、Kickstarterにてクラウドファンディングを成功された大先輩で、勝手ながらとても親近感を感じずっと注目しておりました。
中核メンバーの村山様が発売直前に亡くなられて大変残念だったのですが、ゲームの完成度が高く楽しくプレイさせていただきました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「明日(あした)のノート」です。
おそらく多くの方が??だと思いますが、今年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲です。
Nコンが大好きで、毎年テレビで『青春ダナァ…』と涙しながら見ているのですが、今年の高等学校の部の課題曲は作詞が俵万智さんで、その詞がとにかく秀逸で特に前半がなかなかに衝撃的でした。
気になったかた、ぜひ聞いてみてほしいです!
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
タモリです。
来年の『ブラタモリ』レギュラー放送が楽しみです!
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
私が個人開発している『Guns Undarkness』の開発が遅延に遅延を重ねてしまいましたが、来年の春頃にアーリーアクセスをおこなうことができると思います。
本作は、見かけは近未来SF世界観のシューターなのですが、中身は純然たるターン制JRPGです。
私がアトラスで作ってきたペルソナシリーズや真・女神転生シリーズのようなJRPGですので気になったかたはぜひプレイして頂ければと思っております。
まずはSteamでウィッシュリストへクリックを!
Yostar
代表取締役社長
李衡達
代表作:「アズールレーン」「雀魂-じゃんたま-」「アークナイツ」「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「エーテルゲイザー」『黒神話:悟空』。
中国の神話を背景にしつつもストーリーとしてとてもわかりやすく作られているのが感心させられました。今まで中国のゲームといえばスマートフォンゲームのイメージが強かったのですが、今後ゲーム業界への期待を膨らませてくれる、初のAAAタイトルとして素晴らしい第一歩を踏み出した作品だと思います。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。
約20年ぶりの新作、そしてキラとラクスの関係性、ガンダムファンとしては思わずににやりとする機体の登場などのサプライズ尽くしでした。合体シーンも良かったですね。ラクスに関しては、放送当時には色々言われていましたが、絶対にいい娘であると感じた僕の目に狂いはなかったです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
桜井政博さんです。
任天堂のゲームと共に育った身として櫻井さんの配信は、もちろん注目していました。内容はこれまでの自身のノウハウを共有するなどゲーム業界にとって非常に有意義な動画配信となっていました。専門的な内容を、あそこまで簡単にわかりやすく話ことは、真のプロフェッショナルであることを示しました。また配信の裏側を明らかになり、驚愕。強烈なオチまでつけ、ストリーマーとしても超一流であることを見せてくれました。KOLという視点でも興味深い。我々業界人だけではなく、色々な人が見ても楽しめるコンテンツとして成立していると思います。
余談ですが桜井さんは声も良いんです。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
Yostarの運営タイトルをプレイしていただきありがとうございます。2025年も我々らしい面白さをご提供できればと思っていますので、楽しみにしてお待ちいただければと思います。2025年もよろしくお願いいたします。
アークナイツ (C)2017 HYPERGRYPH. All rights reserved. (C)2018 Yostar, Inc. All rights reserved. |
ブルーアーカイブ (C) NEXON Games Co., Ltd. & Yostar, Inc. All Rights Reserved. |
雀魂-じゃんたま- (C)2019 Soul Games, Inc. (C)2019 Yostar, Inc. All Rights Reserved. |
エーテルゲイザー (C)Xiamen YongShi Network Technology Co.,Ltd. & Yostar, Inc. All Rights Reserved. |
ステラソラ (C) Yostar |
ラセングル
第2部開発ディレクター
カノウヨシキ
代表作:Fate/Grand Order「黒神話:悟空」です。
単なるアクションゲームの枠を超えた、芸術的な表現力を持つ作品だと感じました。主人公はもちろんのこと、敵キャラクターたちの一つ一つの技にも、驚くほどの緻密さと魂が宿っているように思いました!中国神話の壮大な世界観と、キャラクターたちのダイナミックで流麗な動き、そして、最新のゲームテクノロジーが驚くほど自然に融合しており、制作陣のこだわりを強く感じられて、個人的にすごく楽しめました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」です。
アニメーションの質の高さ、音響効果、戦闘シーンの迫力をはじめ、キャラクターの感情の機微とメカニックの緻密な描写に至るまで、シリーズの本質を見事に継承しながら、再度新たな感動を生み出した本作が、私の中では2024年で最も印象深い作品です!
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
「大谷翔平選手」ですね。
誰もが認める通り、野球という競技の概念を根本から覆す「二刀流」として、投手としても打者としても世界最高峰の能力を武器に、かつてない記録を毎年生み出していて、いつも目が離せない、そして常に期待してしまう特別な存在だと思います。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「Fate/Grand Order」は2025年、第2部終章というひとつの壮大な物語の終局を迎えます。これまでの旅路の集大成をひとりでも多くのみなさまと共に、この感動的な瞬間を楽しめればと思っています。
ラセングル
クリエイティブDiv. ディビジョン長
宮前公彦
代表作:メギド72 ラストレムナント ロマンシング サガ -ミンストレルソング-シンプルながら深い戦略性を持つ『Thronefall』です。
リソース管理とリアルタイム防衛が絶妙に融合していて、「考えること自体が楽しい」と思わせるバランス設計にハマりました!王国の設備配置の戦略と、戦況管理、戦術判断のミスから、あっという間に崩壊へと向かう緊張感には、レベルデザインの巧みさを強く感じます。多層的な世界観やリッチなグラフィックに頼らず、シンプルなビジュアルやUIで「戦略的思考の面白さ」を引き出している点が印象的で、開発者としても大いに刺激を受けました。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Netflixドラマ『地面師たち』です。
不動産詐欺というテーマを扱いながら、「信用」という目に見えない資産を巧みに操る詐欺師たちの心理戦に強く引き込まれました!周到な準備に基づく完璧な計画と、そこから派生する予想外の展開はとてもスリリングで、シナリオ全体や個々のセリフ、さらに役者の見事な演技が物語に深みを与え、キャラクターに強い印象を残しました。現代日本を舞台にした非日常的な出来事の中で、人間の欲望や欺瞞がリアルに浮き彫りになるこの世界観ならではの視聴体験がとても印象的なものでした。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
WBCバンタム級王者の中谷潤人選手です。
日本人が4団体全てのバンタム級王座を制するという快挙の中、特に中谷選手は圧倒的な強さが際立っていました。テクニックだけでなく、年間3試合という驚異的なコンディション管理と、結果につながる進化を遂げていることに感心します。井上尚弥選手を筆頭に、日本ボクシング界が「次は誰が、誰と戦うのか」という期待感で溢れておりますが、その中心にいる選手の一人として注目しており、こうした状況に個人としても刺激をもらえます。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は多くの取り組みと比例して苦労も多かったですが、その分様々な方との出会いがあり、学びや前へ進む力を得ることができました。
手がけた『メギド72』が大きな区切りを迎えることもあり、これまでラセングルで注力していた体制づくりや後進の育成だけでなく、2025年はクリエイターとしての挑戦にも着手していきたいです!
4Gamer読者の皆さんには、次の一歩に期待していただけるよう努力を続け、より新鮮な体験をお届けしたいです。
LEVEL INFINITE/Tencent Games Japan Publishing
日本・韓国地域担当 ゼネラルマネージャー
Kiai Xu
代表作:『勝利の女神:NIKKE』『Honor of Kings(オナー・オブ・キングス)』『Path of Exile 2』と『黒神話:悟空』
理由は、開発チームの信念が感じられるからです。この2タイトルの開発期間はとても長く、その間マーケットの状況は大きく変化しました。しかしそんな中にあっても開発チームのゲーム開発に対する信念がブレることはありませんでした。多くの心血を注ぎ、リリースにこぎつけたのです。開発チームのクオリティと規格に対する飽くことのない探求心は、商品化や成果のスピードが求められるこの時代において、敬服に値すると思います。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『アーケイン・シーズン2』
まるで映画のようなクオリティと、各種ゲームタイトルとの見事なコラボレーションがとても印象に残っています。映像の美しさだけでなく、ストーリーやキャラクターもとても魅力的でした。『アーケイン』の世界観における秩序と混乱の衝突、そしてヴァイとジンクスの感情のもつれは非常に印象深いでした。作品全体で表現されたビジュアルと精神のインパクトは、今後のアニメ業界の発展の礎となることでしょう。間違いなく、2024年最も心に残ったエンタメコンテンツの一つです。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
王陽明です。中国の歴史上の思想家、文学家、軍事家、教育家です。
世界もゲーム業界も今、各種変化に直面しています。飛び交う様々な情報や人々の意見が、私たちの行動に影響を及ぼしています。王陽明が生きていた時代も複雑で変化が激しい時代でした。しかし彼は生涯「知行合一」の思想を実践していました。ゲームを開発し、管理する私たちにとって、不確実な今の時代だからこそ、彼の生き方を見習わなければならないと思います。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
25年はこの業界にとって「豊作の年」になると思います。世界のゲーム開発者が長い時間をかけて開発していたタイトルが続々とリリースされ、期待に満ちた年となるでしょう。私個人にとっては、挑戦の年になると思います。NIKKEが中国大陸と中東でリリースされるからです。世界中のユーザーの皆さまにこのタイトルを気に入っていただけるよう、私たちとSHIFT UP開発チームは日々努力を続けています。25年も引き続き、皆さんにより多くのサプライズを用意したいと思っています。
このほか、私たちの日本チームもLevel Infinite傘下の開発スタジオと積極的にコミュニケーションを図り、今後数年以内に開発中タイトルの日本語ローカライズ版や日本ユーザー向けのコンテンツなどをリリースする予定です。25年はこれらの実現に向けて、更に努力と忍耐を要する年になると思います。
LEVEL INFINITE/Tencent Games Japan Publishing
Level Infinite運営プロデューサー
Reed Lu
代表作:勝利の女神:NIKKE、白夜極光、聖闘士星矢:ライジングコスモ『ファイナルファンタジーVII リバース』
リメイク作品でありながら、完成度が非常に高く、新しさと懐かしさが共存するゲームです。感動的なシナリオ、充実したコンテンツ、新たなキャラクターの登場など、RPGならではの魅力が詰まっていると思います。
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『ロボット・ドリームズ』
昨年末にスペインで公開され、日本では現在上映中のアニメーション映画です。全編にわたり台詞がなく、シンプルな表現で感情への向き合い方を描いており、深く感動しました。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
中山美穂さん
突然訃報を拝見して、非常に悲しくて、いまだに受け入れることが難しいです。中山さんが生前に数多くの素晴らしい作品を世に送り出してくれたことに、とっても感謝しています。映画『Love Letter』はもちろん、WANDSさんとのコラボ曲『世界中の誰よりきっと』は私のプレイリストに欠かせない一曲で、今でも時々聴いています。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
NIKKEを応援していただきありがとうございます。2025年も引き続き、NIKKEを全力で盛り上げていきます。より多くのハイクオリティなコラボや、斬新なコンテンツをお届けする予定です。また、2025年には日本各地でのオフライン企画も積極的に展開していきますので、ぜひご期待ください!
そして最後に、皆さんよいお年を!
レベルファイブ
代表取締役社長/CEO
日野晃博
代表作:「イナズマイレブン」「ファンタジーライフ」「レイトン教授」「メガトン級ムサシ」「妖怪ウォッチ」シリーズ『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』
ドラクエ3は、僕の人生を変えたタイトルなので、非常に思い出深いです。 今回はHD-2Dの背景グラフィックが魅力的で、世界を歩いているだけで癒されましたね。移動中の隠しマップとキラキラがまた絶妙で、ついつい歩き回りたくなるんですよ。余計なものをつけすぎず、非常によいリメイクだと思います。でも、ひとつだけ要望を言うなら、サブクエストが欲しかった…。次、これだけはお願いします!
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ドラマ「フォールアウト」
サイバーパンクもそうでしたが、ゲームの世界観をきちんと映像作品に落とし込んであり、ゲームを追体験しているような気分にもなれましたね。原作のレトロフューチャーな世界観が、背景の細かいディテール、サウンド、ひとつひとつの細部へのこだわりによって、作品のファンが認めるクオリティになっていると思います。ゲームIPのクロスメディア展開映像作品として、素晴らしい出来だと思います。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
堀井雄二さん(『ドラゴンクエスト』シリーズ)
ドラクエ8をつくるときに初めてお会いしましたが、そのとき、ゲームをつくる才能と人柄に惹かれましたね。そして今回のドラクエ3リメイク、“最適にデフォルメされたゲーム体験”これこそがユーザーを見据えたゲーム。次の『ドラクエI&IIリメイク』も控えているので、どんな新たな体験が待っているのか楽しみでなりません。早く出してくださいね。サブクエ付きで!
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年は、レベルファイブにとって“飛躍”の年にしたいと考えています。
『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』、『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』、『レイトン教授と蒸気の新世界』と、3つの大型タイトルが世界同時発売される予定です。
どの作品も“レベルファイブらしさ”を詰め込みつつ、これまでにない体験を目指して開発を進めています。ユーザーの皆さんが「こういうのを待っていた」と思えるような、ファンが納得する作品をお届けしたいですね。
さらに、2024年末から映画『イナズマイレブン・ザ・ムービー 2025』も劇場公開されています。イナズマの“原点”と“未来”が1つになって大スクリーンで展開され、アニメーションや楽曲の迫力を全身で浴びていただけるものになっています。ファンの方も、これからイナズマを知る方にも楽しんでもらえる作品になっていますので、ぜひ劇場で体験してください!
2025年は、レベルファイブの挑戦を感じていただける年になると思います。どうぞご期待ください!
イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード (C)LEVEL5 Inc. |
レイトン教授と蒸気の新世界 (C)LEVEL5 Inc. |
レベルファイブ
常務取締役 ゲームプロダクトグループ ゼネラルマネージャー
本村 健
代表作:「妖怪ウォッチ」シリーズ『ASTRO BOT』
もちろん、PS5購入時に『ASTRO's PLAYROOM』はプレイ済みだったので、コントローラー振動の凄さは体験済みだったものの、今作でも改めて「DualSense」の振動表現の豊かさに衝撃を受けました。
最初のステージで、ジェリービーンズのような粒々がたくさん落ちている場所を走り回ると、1つ1つの粒感が自分の手に触感としてリアルに感じられ、思わず家族を呼んで、ちょっと触ってみてよ!とコントローラーを渡したくらいです。自分が楽しいだけではなく、つい人に遊ばせたくなるようなゲーム体験って楽しいですよね。TVゲームの根源的な面白さってこういうことだったな〜と久しぶりに思い出しました。そのくらい今作はゲームとしての手触り、操作感が良かったので、そこが一番の感心ポイントでした。
ステージが進むにつれ、目新しいアイデアやギミックが次々に登場し、面白さをきちんとわかりやすい形で表現できているゲーム制作技術の高さにも感心しました。制作者目線では、ほとんどが特注の処理で試行錯誤しつつ手間暇かけてつくったんだろうな〜と想像しつつも、制作チームの方々が本当に楽しみながら丁寧につくりあげてきたことが伝わってきて、なんて素敵なプロジェクトなんだろうと心馳せました。とくにラストステージの演出が、プレステの歴史をリアルタイムで見てきた世代には胸アツすぎる展開で、ズルいと思いました。あんなの見せられたら泣きますよ。本当にありがとうございました!
<質問2>2024年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『STAR WARS:スケルトンクルー』
スター・ウォーズシリーズが好きで、次々と新作ドラマが出てきてくれて嬉しい限りですが、今作はとくに自分のお気に入りの作品になりそうです。(まだ全話配信されていない途中段階での感想ですが)
少年少女が主人公の冒険譚ということで、映画『グーニーズ』のような懐かしいテイストで、幼少期をスピルバーグ映画で育った世代としては直撃で心を掴まれ、わくわくしながら観ています。子供たちが主人公ということもあり、劇中でキャラクターの心の成長がわかりやすく描かれていて、親目線のような気持ちにもなり、ほっこりしますね。映像クオリティも申し分なく、新しい形のスター・ウォーズとして応援しています。
<質問3>2024年に、個人的に注目した(している)人物
楳図かずお先生
自分が多大なる影響を受けた作家さんの一人なので、今年だけ注目したというわけではありませんが、3月に福岡で開催された「楳図かずお大美術展」のこともあって、とくに注目した年でした。
その美術展で展示されていた“連作絵画101点”が圧巻の内容で、観た人がすごく元気になるようなポジティブで力強いエネルギーを感じました。傑作SF漫画『わたしは真悟』の続編ともいえる内容で、新作漫画としても楽しめ、ファンとしては感無量でした。さらに新作の「連作絵画」も制作中とのことで、ますます楽しみにしていましたし、先生の溢れる創作バイタリティに本当に勇気づけられました。今年10月に訃報が届き驚きました。楳図先生のご冥福を心よりお祈りしております。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2025年はしっかりと丁寧にゲームを組み上げていく年にしたいです。
現在は『デカポリス』のゲーム制作に携わっています。ジャンルは“クライムサスペンスRPG”となっており、近未来都市で、ちょっとクセのある刑事ヒーローたちが巨大な犯罪に立ち向かう物語となっております。最近はゲーム内の事件の推理ネタの仕込みに注力していまして、推理ミステリーものとしてもユーザーの方に満足いただけるクオリティになるように鋭意制作中です。ぜひご期待いただけると嬉しいです。
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