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シカゴだ,ソルトレイクシティだ,いやシンガポールだ,などとあれこれ噂の飛び交っていた舞台(のモデル)となる街だが,ムービーを見る限りそれは「ニューヨーク」になった。ブロンクス,コニーアイランド,ブロードウェイ,そして自由の女神像などが,前作よりはるかにレベルアップしたグラフィックスで描かれ,時間によって影が移動する様子も早送りで見せてくれる。
イメージ中心のムービーで,ストーリーなどはまったく分からないが,最後に主人公らしき人物が姿を見せ,「人生は複雑だ。殺された人々。密輸された人々。売られた人々。おそらく,この街では物事は違ってくるだろう」という謎めいたモノローグが聞こえてくる。いろいろ想像をかきたてる一本で,さすがにうまい,としか言いようがない。
ファーストフード店“clucking bell”にお世話になった「Grand Theft Auto: San Andreas」プレイヤーなら,ムービーに出てくる同店の看板を見て,ここに行けばさらにリアルになったトサカ付きの帽子をかぶった店員がいつものように「コケコッコー。いらっしゃいませ」と言ってくれるのだろう,素晴らしい,と思ったはずだ。私は思った。
PC版に関してはいまだに公式アナウンスのないGrand Theft Auto IVだが,こりゃもう,ぜひお願いしたいところである。(松本隆一)



















