
最近はYouTubeで,誰でもできる簡単レシピの動画をよく見ている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第724回は,Okomotiveが開発した「ファー:チェンジング タイド」を紹介する。本作は,謎の洪水によって水没してしまった世界で,新天地を求めて船で旅をするというアドベンチャーゲームだ。長年の謎だったホットケーキをふわふわに焼く方法が分かったので,今度さっそく試してみよう!
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本作のストーリーは,原因不明の大洪水に見舞われた世界でたった一人,目覚めた主人公の少年Toeが,船に乗って新たな故郷を求める旅に出るというもの。タイトルからも分かるとおり,本連載の第534回で紹介した「FAR: Lone Sails」の続編で,海が干上がった果てしない荒野から一面の大海原へと,大きく舞台が変化している。
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ゲームを開始すると,そこはいきなり海の中。周囲には廃墟となった町が沈む海をしばらく泳ぎ,時には今にも崩れそうな建物を通り抜けて行くと,水中を素早く動けるようになる潜水スーツが手に入る。さらに先へ進み,船体が赤く錆び付いてしまったオンボロ船を見つけたら,いよいよ冒険の始まり。だいぶ頼りないが,この船で大海原に漕ぎ出そう。
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基本的なゲームの流れは前作同様,船のメンテナンスやアップグレードを行いながら,人っ子一人いない世界で終わりの見えない旅を続けるというもの。出航直後の船はエンジンが壊れて使えないため,まずは折り畳み式のマストを立て,帆を張って船を走らせる必要がある。本作では新たに風向きの要素が追加され,帆の向きを調整することで,風の力を最大限利用できるようになった。
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旅の途中には,船の行く手を塞ぐ廃墟や巨大なゲートなどの障害物があり,そんなときは船から降りて建物の中を探索して,まだ機能している装置などを使って船の進路を確保しなくてはならない。まれに,こうした施設で船をアップグレードすることもでき,エンジンを修理すれば帆に頼らずに航行可能になる。ただし,エンジンを動かすには燃料が必要なので,廃墟や海中を探索中に見つけたら回収しておこう。
前作同様,本作に文章やセリフは一切なく,ときおり静かに流れてくる音楽を除けば,聞こえてくるのは吹き付ける風と波の音だけ。一人甲板に立ち,びょうびょうたる海のかなたを眺めながら帆を操っていると,これ以上ないほどの孤独感を感じられる。本作はこれだけでも十分に楽しめるが,実は前作と世界観を共有しており,ラストには前作プレイヤーにとって驚きの展開が待っている。
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そんな本作のPC版はSteamにて2050円で発売されているほか,Xbox Game Passでも配信中。また,PlayStation 5/PlayStation 4,およびNintendo Switch版も各ストアで発売中なので,物寂しい世界観や雰囲気に魅かれた人はぜひどうぞ。オススメです。
■「ファー:チェンジング タイド」公式サイト
https://www.farchangingtides.com/ja-JP![]() |
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