10月2日から11日にかけて,
「パックマン展 ─ 80's to 10's ゲーム&カルチャー」が,東京都内のアーツ千代田3331にて開催されている。このイベントは,「パックマン」の生誕30周年を記念し行われており,アーケードゲームに始まり,PCやコンシューマ機に移植されただけでなく,世界中でさまざまなデザインやアートのモチーフになったパックマンのすべてが集結しているといっても過言ではない展示会だ
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そんなパックマン展開催の前日となる10月1日,関係者やメディアを集めたオープニングセレモニーが行われ,このイベントを企画監修したサイトウ・アキヒロ氏とディレクションを手がけた伊藤ガビン氏,そして“パックマンの生みの親”岩谷 徹氏がそれぞれ挨拶した。
 企画監修のサイトウ・アキヒロ氏 |
サイトウ氏は,「パックマン=家庭用ゲーム機とPCの歴史」と述べ,今回はそれが伝わるような内容にしようと考えたと,本イベントのコンセプトを説明。そのため多数の業務用のアップライト筐体が集めらたが,中でもサイトウ氏が注目していたのが変り種パックマン。なんと下部がピンボールゲームになっているものがあり,初めて見たときはどう遊んでいいか分からない。実はパックマンが画面外に逃げるとボールに変わり,ピンボールが始まるのだ。こんな荒業(?)ができるのも,パックマンのシンプルさ故だろう。
 ピンボールになっているパックマン。実際にプレイできる |
 オリジナルのアーケード版「パックマン」 |
 会場に入ると,オリジナルの筐体が出迎えてくれる |
 ディレクション担当の伊藤ガビン氏 |
伊藤氏は,「ディレクションといっても,ゲームを並べただけでできちゃった」と率直な感想を述べ,「料理屋でいえば,素材をそのまま出す感じ」と,パックマンのシンプルかつ完成されたデザインやコンセプトを賞賛した。さらに会場では,実際に一部の展示品をプレイできることに言及し,「写真で見たり,話に聞いたりするのとは違う体験があるので,ぜひ触ってみてほしい」と述べた。
なお会場には,伊藤氏の作品「近視眼的パックマン」がプレイアブル展示してある。これらの作品を手がけるにあたり,伊藤氏は完成されたパックマンを改造するのではなく,「同じゲームなんだけれど,違う視点でプレイすることを考えた」と説明していた。
 「顕微鏡パックマン」は,オリジナル基盤を使い,映像を高精細液晶の“極小獄小”スクリーンに映し出している |
 「近視眼的パックマン」もまた,オリジナル基盤を使った新しいパックマンの見せ方に挑戦した作品だ |
 “パックマンの生みの親”岩谷 徹氏 |
岩谷氏は「30年前にパックマンをリリースしたときは,こんなにさまざまな展開を見せるとは思わなかった」と当時を振り返った。その一方で,パックマンはデザイン面を非常に意識して作ったとのことで,「その延長線として,こうした展覧会が催されるのは非常に喜ばしい」と感想をコメント。展示の内容については,「よくこれだけ集めたな,と。会場に入った瞬間,奇跡が起きたんじゃないかと思った」と述べ,「これだけキャラクター展開や映像展開をしたのかと思うと非常に感慨深いです。ぜひ,これからもパックマンを愛してください」と締め括った。
パックマン展の会場となるアーツ千代田3331は,秋葉原の電気街から歩いて数分の場所にある。入場無料,一部の展示品も無料でプレイできるので,興味のある人は会場に足を運んで,ぜひ実際に触れてみよう。