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  • 発売日:2012/02/23
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PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
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印刷2012/02/23 14:45

プレイレポート

PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応

画像集#001のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 セガから,PS3用ソフト「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」(ザ ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル ディレクターズカット)が本日(2012年2月23日)発売された。
 本作は,ホラー系のガンシューティングで,2009年にWii用ソフトとして発売された「ザ ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル」をベースにしたタイトルだ。グラフィックスのHD化,新規ストーリーの追加,そしてCERO Z(18歳以上のみ対象)ならではの思い切ったゴア表現など,数々の新規要素が追加されている。
 また,PlayStation Moveや3D立体視にも対応しており,(環境が整っていれば)アーケードゲームさながらの迫力ある3D映像でプレイできるのも特徴だ。ちなみに通常のディスプレイであっても,“赤青メガネ”を使った立体視に対応しているのは面白いところだ。
 今回は,発売前に本作をプレイすることができたので,そのインプレッションを交えつつ,Wii版からの変更点を中心に「ディレクターズカット」の特徴をお伝えしよう。

画像集#028のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応 画像集#027のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
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「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」公式サイト


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画像集#018のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 「オーバーキル」のストーリーは,シリーズ第1作「THE HOUSE OF THE DEAD」の8年前の話で,シリーズの始まりともいえる物語が描かれている。そのノリは“B級映画”さながらで,エログロをはじめとした演出がてんこ盛り。さらにコメディチックなエッセンスも加えられており,“(大まじめに)悪ノリで作っちゃった”的な作品が好きな人には,超オススメの内容となっている。
 ストーリーや本作のノリについてもっと詳しく知りたいという人は,Wii版のレビュー記事を参照してほしい。
 そして「ディレクターズカット」では,チャプター2とチャプター5が追加されていて,ヴァーラ,そして新登場のキャンディという2人の女性キャラクターにスポットを当てた内容となっている。

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画像集#009のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 本シリーズの源流はアーケードゲームということもあり,操作は単純明快。異形のミュータント達を銃で撃ちまくるという爽快感に特化したものだ。基本は一人称視点のレールシューターで,プレイヤーが行うのは射撃のみとなり,移動は自動的に行われる。メインとなるストーリーモードでは,マグナム,ショットガン,サブマシンガン,ガトリングガンといった武器の中から2種類を選び,ステージクリアを目指していくことになる。

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画像集#017のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 なお,弾を外さずに敵に当て続けると“コンボレベル”が上がり,獲得スコアが上昇する。敵の頭に命中させる“ヘッドショット”と合わせて,ハイスコアを狙うには大切なテクニックとなる。また,ステージ中に出現するアイテム「アドレナリン」を撃つと時間の流れが遅くなり,ヘッドショットなどを狙いやすくなる。ステージには武器を強化するためのキャッシュ(お金)やさまざまな“コレクションアイテム”が落ちていることもあるので,ミュータント以外にも目を光らせておくといいだろう。
 また,ゲーム中に出現する民間人の救出も,スコアアップにはかかせないポイントだ。筆者は誤射して民間人を撃ってしまうことが多かったが,ライフが減るようなことはなかったのでご安心を(※ただし,スコアには影響する)。

 本作では,腕や足が吹っ飛ぶような欠損表現もしっかり再現されており,足に銃弾が当たったミュータントは這いずりながら近寄ってくるなど,動きにも変化が現れるようになっている。そのほか,ダメージを受けると体が揺れてヘッドショットを狙いにくくなるなど,ミュータントのモーションもWii版から増えており,より手応えのあるものになっているという印象だ。
 なお,コンティニューするとスコアが半分になってしまうが,回数は無制限なので,ガンシューティングが苦手という人も安心してほしい。

画像集#008のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 武器はゲーム中に入手するキャッシュを使って強化が可能だ。武器を強化すればミュータントを簡単に薙ぎ倒せるようになる。
 ちなみに,「ディレクターズカット」の新武器となるクロスボウは,ゲームを進めると使えるようになる。弾数が少ないためリロードのタイミングが難しいが,ミュータントに当たってしばらくすると爆発して,周囲の敵を巻き込んで倒すことが可能だ。B級ホラーファンにはたまらない武器といえるだろう。

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画像集#005のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 「ディレクターズカット」には,新要素として「HARDCORE」「Shoot The Sh*t」といったオプションが用意されている。もちろん,Wii版に存在した「EXTRA MUTANT」「DUAL GUN」「CLASSIC」といったモードも健在だ。 HARDCOREは,ヘッドショットでしかミュータントを倒せないという高難度オプションだ。
 Shoot The Sh*tは,イベントシーンを使ったお遊び要素で,イベントシーン中に表示される英語字幕の下品な言葉を検閲して消す,というもの。キャラクターがその言葉を発する前に下品な言葉を撃つと,セリフに“ピー音”がかぶせられるのだ。
 世界一汚い言葉が使われたゲームとしてギネス世界記録に認定(※Wii版。その後,記録は「MAFIA II」に更新されてしまった模様)された,本作ならではのオプションといえるだろう。
 ちなみに,ゲームを進めると“ピー音”をゲップなど別の音に変更できるようになるという,誰得……じゃなくて,ユーモアに満ちた要素も用意されている。

画像集#010のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
画像集#011のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応 画像集#012のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応

 EXTRA MUTANTを有効にすると,出現する敵ミュータントの数が増え,1人プレイでも2人プレイ並の敵が出現するようになる。DUAL GUNは,2丁拳銃を使ったソロプレイを可能にし,CLASSICは初代アーケード版同様,武器のパワーアップなしでゲームを進めるというものだ。

 なお本作はシリーズ初のオンラインランキングに対応しており,たとえばCLASSICであれば条件はフラットになるので,純粋なテクニックを競える。また,EXTRA MUTANTなど敵の数が増えるオプションを有効にすれば,より高いスコアをランキングで競えるようになっているのだ。

画像集#015のサムネイル/PS Move対応のガンシューティング「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」で遊んでみた。なんと“赤青メガネ”の立体視にも対応
 そのほか,本作にはミニゲームが3種類用意されており,パーティーゲームのノリで最大4人で同時にプレイできる。Wii版にも用意されていたコレクションも当然HD画質に向上しており,プレイ中は見ている暇があまりないミュータントたちを,じっくり眺めることが可能だ。

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 今回プレイしてあらためて感じたのは,当たり前の話だが,ガンシューティングは“ガンコン”で遊ぶと抜群に楽しいということ。大画面のテレビで遊べば,アーケード版と同等かそれ以上の迫力で楽しめる。本作を購入予定の人は,プレイする際にぜひPlayStation MoveモーションコントローラとPlayStation Eye,可能ならシューティングアタッチメントも合わせて用意してほしいところだ。

 また,本作はWii版の移植という形になるが,新要素のHARD COREをはじめとしたモードで,オンラインランキングで世界中のプレイヤーと腕前を競えるようになっている。海外ではすでに発売済みなので,最初はランキングに食い込むのは大変かもしれないが,腕に覚えのあるプレイヤーは,ぜひチャレンジしてみてほしい。

「The House of The Dead: OVERKILL Director’s Cut」公式サイト


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