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会場のブースでは,本作のプロデューサーを務める銭 程(Scott)氏が,ゲームの概要を紹介してくれた。また,なぜ「火鳳燎原」をゲーム化するのか,そしてSRPGというジャンルを選んだ狙いはどこにあるのかについても話を聞いたので,その模様をお伝えしよう。
マンガ「火鳳燎原」は,香港の漫画家・陳 某(Chen Mou)氏が手がける作品だ。2001年から連載が続いており,単行本は現在までに81巻が刊行されている。コーエーテクモゲームスの「三國志8 REMAKE」でコラボDLCがリリースされたので,その名を知っている人も多いだろう。
「三國志8 REMAKE」,横山光輝氏の漫画「三国志」とのコラボDLCを発売。アニメ「火鳳燎原」とのコラボDLCの無料配信も
コーエーテクモゲームスは本日,「三國志8 REMAKE」と横山光輝氏の漫画「三国志」のコラボDLCを発売した。呂布や張飛の顔CGを収録した「猛将セット」と,曹操や諸葛亮の顔CGを収録した「君主・知将セット」が登場している。また,アニメ「火鳳燎原」とコラボした武将データが無料で配信された。
銭氏は「火鳳燎原」を連載初期から追い続けてきたという。新作の開発にあたっては,「中国文化を題材にした作品を作りたい」という思いがあり,その題材として本作のゲーム化に取り組むことになった。
ただし,三国志は中国文化を代表する題材の一つだ。おおまかな歴史(物語)や人物像も広く知られており,新鮮さを打ち出すのは簡単ではない。そうした疑問に対し,銭氏は原作「火鳳燎原」の特徴を詳しく説明してくれた。
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「火鳳燎原」は,三国時代の最後の勝者となる司馬懿と,のちに蜀漢の名将・趙雲となる燎原火を中心に,三国志の物語を再構築している作品だ。
前述のとおり,三国時代の結末はすでに歴史として知られており,「火鳳燎原」も,その大きな流れから大きく外れることなく,結末に至るまでの過程を描いていく。
だが,一般的な作品では蜀漢や曹魏の視点から物語が描かれることが多いのに対し,「火鳳燎原」では,司馬懿の視点から三国志を描く切り口が,読者に新鮮さを感じさせている。
もう一つの特徴は,登場人物たちが繰り広げる策略の応酬だ。相手の狙いを読み,さらにその先を読む。そうした知略戦が物語の随所で展開される。
たとえば,三国志屈指の猛将として知られる呂布は,一般的には「勇猛だが知略に欠ける人物」とされることが多い。しかし「火鳳燎原」における呂布は,そうした世間の評価さえも利用し,策略に織り込む知将として描かれる。
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ゲームの物語はシーズン制で配信され,一つのまとまった脚本をシーズンごとに展開していく予定だという。しかし,シナリオのストックが充実しているとはいえ,連載中の作品をゲーム化する以上,ゲーム側の進行が原作に追いつく可能性もある。
開発チームはその点についても,しっかり準備しているようだ。ゲーム版では,原作の物語を再現する部分とは別に,「三国志」を参照しながら董卓や呂布,華雄らの人物像を描く独自のストーリーラインも用意される。原作の先を急ぐのではなく,三国志世界そのものを広げる形で物語を展開していく方針だという。
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ゲームプレイにおいても,原作の計略や読み合いをSRPGの戦闘に組み込みたいと銭氏は語った。その中核となるのが「軍師計策システム」であり,司馬懿に加えて,周瑜や賈詡,許臨といった軍師たちが登場する。
軍師ごとに独自の計策特性が用意されており,プレイヤーは戦闘前に計策カードを編成する。戦闘中は発動タイミングや効果範囲,兵種,地形との相性を読みながら戦局を動かしていく。原作の知略戦を,SRPGの駆け引きとして体験できる作りだ。
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なお,SRPGというジャンルを選んだ理由について,銭氏は原作をゲーム化するうえで,策略や読み合いを表現するのに最も適した形式だと説明した。単に映像や会話として見せるのではなく,プレイヤー自身が体験できる形にしたかったという。
原作では,短いエピソードのなかに意表を突く展開や逆転劇が盛り込まれている。そこに戦略性を組み合わせることで,原作の魅力とゲームとしての面白さを両立させる狙いのようだ。
本作はPCとスマートフォン向けにリリース予定で,7月23日より中国大陸版のPC / Android向けクローズドβテストを実施する。銭氏の説明によれば,現段階ではまず中国大陸版の完成度を高めたうえで,香港や台湾,東南アジアなどの市場へ展開していく方針だという。
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日本市場について,銭氏は三国志への関心が高いことに加え,SRPGというジャンルに親しみのあるユーザー層が存在すると見ているという。現時点では具体的に話せる段階ではないものの,「三国志」や「三国志演義」とは異なる角度から三国志を描く「火鳳燎原」の物語を,いつか日本のプレイヤーにも届けたいと語っていた。




















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