4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2025年1月13日〜1月19日

　日本中を寒波が襲ったりした2025年1月13日〜1月19日，4Gamerに掲載された記事は277本でした。寒い中，受験生の皆さんが「共通テスト」に挑んだようですが，筆者が受けたときは「共通一次試験」と呼ばれていましたね。調べてみると，「センター試験」を経て，現在は共通テストと呼ばれているそうで，知らんかった。やることは変わらないと思いますが，ぜひがんばってください。Weekly 4Gamerは常に受験生の味方です。意味が分かりません。

ベレスとペアを組んだ双界英雄のマリカ，アイクら4名を新規実装。「FEヒーローズ」で1月17日にスタートするイベント情報が明らかに

　さて先週は，任天堂の次世代ゲーム機の話題で全世界がザワザワしたようです。任天堂がオープンした公式サイトによれば，正式名称は「Nintendo Switch 2」で，発売は2025年内。「こちら」でお伝えしたように，Switch 2専用ソフトだけでなく，「Nintendo Switch」向けのソフトも楽しめ，Nintendo Switch Onlineメンバーは，Switch 2でも引き続き利用できます。

　ハードをチラ見せする映像も公開されて，やや大型になったボディや，使い勝手が良さそうなJoy-Conなどが分かります。いつものように，海外を中心として価格や性能など，真偽不明の情報も飛び交い，グローバルな注目度の高さを窺わせてなりませんが，詳しくは，4月2日に配信される「Nintendo Direct」で明らかになるとのことなので，お楽しみに。
　さらに，4月26日と27日に幕張メッセで体験会を実施することになっており，参加者の事前応募受付が公式サイトで始まっています。もちろん，先週のランキングトップ10にも，関連記事が顔を出してますよ。

「Nintendo Switch 2」公式サイト

　さて，「もう1ターン」「あともう1ターン」とゲームを続け，気がつけば夜明けという中毒性の高いストラテジー「Sid Meier's Civilization」シリーズの最新作になる「Sid Meier's Civilization VII」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Switch）のリリースが迫っています。厳密には先々週の記事なんですが，「こちら」に，新たなシステムを中心としたまとめ記事を掲載したところ，大変よく読まれました。
　2月12日の発売が個人的にも楽しみなCiv7，発売が近づくにつれて，さらにさまざまな情報が公開されていくでしょう。


　最後にお知らせ。4Gamerでは現在，豪華プレゼントが当選者に贈られてしまう斬新すぎるプレゼント企画，その名も「2024 Winter Special Present」を絶賛開催中です。2025年になっちゃいましたが。
　今回の目玉は，PS5の高性能モデル「PlayStation 5 Pro」と，ASUSTeK Computerの携帯型ゲームPC「ROG Ally X」，そしてiPhoneシリーズの最新モデル「iPhone 16 Pro MAX」で，締切は1月27日21：00となってます。抽選なので，今からでも十分に間に合う親切設計ですが，応募しなければ絶対に当たらないというシステムになっていますので，どんどん応募してください。

「2024 Winter Special Present」応募ページ

　そんなこんなで，今回もはりきって，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間をランキングや注目記事でざっくり振り返ってみましょう。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　さーて，先週のアクセスランキングトップ10，栄光の第1位を獲得したのは，ライターの西川善司氏が「PS5 Pro」について解説した記事でした。PS5シリーズ初の高性能モデルとして2024年11月に登場した「PS5 Pro」は，強化されたグラフィックス機能やメモリ・ストレージ容量の増加などが特徴です。ですよね？　レイトレ能力の向上により，安定した高FPSで従来以上のゲーム体験ができることなどがアピールされています。


　記事の内容をここで簡単にサマライズする能力は筆者にはないのですが，発表時には明らかになっていなかった情報や，実際にゲームを動かしてみた実験などをもとに，さまざまな考察が加えられています。やっぱりまだまだ読者の注目の的ですね，「PS5 Pro」ちゃんてば。長めの記事ですが，未読の人はチェックしておきましょう。


　第2位は，1月23日に元気がSteamでアーリーアクセス版を配信する予定のレースゲーム，「首都高バトル」の話題でした。アーリーアクセス版の価格は3960円（税込）だそうです。
　「首都高バトル」は，封鎖された未来の東京を舞台に，ビルをぬうように走る高速道路上で自慢の車をぶっ飛ばし，最速バトルを繰り広げるというシリーズの最新作で，緻密に再現されたコースや，豊富なカスタマイズ要素などが特徴になるようです。
　製品版のリリース時期は発表されていませんが，Steamのストアページによれば，アーリーアクセス期間は4か月程度を予定しており，その間に，さまざまなブラッシュアップを施すとのこと。製品版の価格は上がる可能性が高いですが，アーリーアクセス版の所有者はもちろん，無料で製品版にアップデートできます……って，アーリーアクセス版というのは，そういうもんですね。パーキングエリアを紹介する最新トレイラーが公開されたほか，PCの動作環境も明らかになっています。


　上にも書いた「Switch 2」の記事は，第4位に入りました。Switch後継機の存在が明らかになったのは2024年5月のことでしたが，いよいよその詳細が公開されることになるようです。メガヒットタイトルを多数抱え，今でも大人気のSwitchだけに，後継機のスペックや発売時期については，任天堂も大いに悩んだことでしょう。たぶん。
　発売に合わせてどんなタイトルが登場するのかも気になるところですが，新たに公開された映像では，対応作品と思われる「マリオカート」の映像が確認できます。

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 西川善司の3DGE：PS5 Proのスペック詳細と実機でのゲームプレイから見えてきた実情。レイトレの強化はゲーム体験も拡張する？	【第2位】 「首都高バトル」，早期アクセス版を3960円の特別価格で販売すると発表。フルリリース版移行時には，無償でアップグレードできる
【第3位】 「学園アイドルマスター」ローソンキャンペーン，1月21日から開催。花海咲季，月村手毬ら総勢12名の描き下ろしイラストが登場	【第4位】 任天堂の次世代ゲーム機は「Nintendo Switch 2」に！ 基本的なデザインはSwitchを踏襲もやや大型化
【第5位】 スマホゲームのセルラン分析（2025年1月2日〜1月8日）。今週の1位は「モンスト」。2024年の年間国内収益ランキングも	【第6位】 「ウマ娘 プリティーダービー」，作中の特撮ヒーロー「栄養戦士キャロットマン」を突然実写化。ウマ娘が一切出ないCM
【第7位】 「スト6」不知火 舞が2月5日に実装決定。レベル3スーパーアーツ「不知火流・炎舞仇桜」を収録したプレイ映像も公開	【第8位】 ［プレイレポ］本日配信！　スマホ版「ドラゴンクエストX　目覚めし五つの種族　オフライン」は，より手軽にプレイできる仕上がりに
【第9位】 スマホゲームのセルラン分析（2024年12月19日〜12月25日，12月26日〜2025年1月1日）。休載した先週分もまとめてお届け	【第10位】 ［インタビュー］「ラグナロクオンライン」の現行メインストーリーがついに完結？ 運営スタッフに2025年のロードマップを聞いた

先週のタイトルランキング

　先週，読者の皆さんが気になったタイトルの第1位は，バンダイナムコエンターテインメントがサービス中の「学園アイドルマスター」（iOS / Android）でした。ローソンキャンペーンが1月21日にスタートするというニュースがランキングトップ10に入ったほか，関西電力とのコラボキャンペーン（関連記事）や，ファッションブランド「glamb」のコラボプロジェクト（関連記事）など，先週も話題豊富でした。


　第2位は，1月17日にリリースされたばかりの新作「真・三國無双 ORIGINS」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）でした。
　古代中国の「三国志」の世界を舞台に，記憶をなくした武芸者となったプレイヤーが，「黄巾の乱」から「赤壁の戦い」まで，戦乱の時代を戦い抜いていくという「真・三國無双」シリーズの最新作です。イケメン揃いのキャラクターと派手な戦闘シーンが，まるで大作映画みたい。
　4Gamerでは，「こちら」にプレイレポートを，「こちら」に開発者インタビューを，そして「こちら」に完成発表会のレポートを掲載したというアンバイで，このビッグウェーブに乗っかってみました。


　1月15日にスマホ版の配信が始まったスクウェア・エニックスのRPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」（iOS / Android）が第6位に入りました。
　こちらは，MMORPG「ドラゴンクエストX　目覚めし五つの種族　オンライン」をオフラインで遊べるもので，PC版やコンシューマ機版はすでに発売されています。1人でじっくり遊べるだけでなく，オンライン版では語られなかったオリジナルエピソードも追加されたりしています。
　アクセスランキングの第8位にも入っていますが，「こちら」にプレイレポートを掲載しましたので，ドラクエファンは読んでください。

【先週の注目タイトル詳細】

【第1位】 学園アイドルマスター	【第2位】 真・三國無双 ORIGINS
【第3位】 ストリートファイター6	【第4位】 首都高バトル
【第5位】 Nintendo Switch本体	【第6位】 ドラゴンクエストX　目覚めし五つの種族　オフライン
【第7位】 崩壊：スターレイル	【第8位】 モンスターストライク
【第9位】 ウマ娘 プリティーダービー	【第10位】 ゼンレスゾーンゼロ

先週の注目記事

　今回もまた，プレイレポートやイベントレポート，インタビュー，企画モノを中心に無節操にピックアップしてみました。未読の記事を探して読んでください。約束だよ。

　
海外のエンジニアがセガの「Sega Neptune」を再現したという記事を，1月17日に掲載しました。「Sega Neptune」とはあまり聞かない名前ですが，メガドライブの海外版である「Genesis」と，周辺機器の「スーパー32X」を一体化して，1995年頃に発売されるはずだったものの，結局ポシャッた幻のゲーム機だそうです。プロトタイプが雑誌で発表されたりしていて，売られていないのに名前と形だけはよく知らていましたが，これをなんとを具現化してしまったわけで，筐体を3Dプリンタで作り，自作の基盤をセットするという感じになっているみたいです。3Dプリンタのデータと，業者に基板を発注する際のデータなどが公開されているようですが，オリジナルの「Genesis」と「スーパー32X」のチップを引っぱがして移植するという作業が必要になるっぽいです。これはもう，驚くしかありません。びっくりしたなもう。


　イベント情報としては，8月1日〜3日，アメリカはラスベガスで開催される格闘ゲームの祭典「EVO 2025」のメイン種目が発表されたというニュースを掲載しました。「ストリートファイター6」など8タイトルで，昨年の6タイトルに「餓狼伝説 City of the Wolves」と「MARVEL VS. CAPCOM 2: New Age of Heroes」が新たに加わったそうです。
　

　イベント「台北ゲームショウ2025」（Taipei Game Show 2025）ですが，1月23日〜26日，台湾の台北市にある南港展覧館1館で開催される予定になっています。おお，もうすぐじゃないですか。
　台湾はハードメーカーが集中する土地柄っぽく，「台湾のゲーム」というのはあまり多くないみたいですが，それでも，インディーゲームを中心にいろいろな作品が生まれつつある模様ですね。また，任天堂やコーエーテクモゲームス，Cygamesなど日本の大手パブリッシャも出展するので，国産タイトルの新情報が明らかになったりするかもしれません。公式サイトのフロアマップを見ると，任天堂のブースがやたらでかいので，何かやるんでしょうか？　Steamではイベントに合わせたセールを開催する予定ですので，楽しみにしましょう。

「台北ゲームショウ2025」公式サイト