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HDMIの同時2系統入力に対応したキャプチャユニット「GC750」をAVerMediaがCOMPUTEX 2026で披露
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印刷2026/06/08 18:17

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HDMIの同時2系統入力に対応したキャプチャユニット「GC750」をAVerMediaがCOMPUTEX 2026で披露

AVerMediaブース。同社はここ数年,産業用エッジコンピューティングシステムの展示にも力を入れている
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 個人向けからビジネス向けまで,多彩なビデオキャプチャ製品を展開するAVerMedia。同社はCOMPUTEX 2026でも多数の製品を展示していた。本稿では,4Gamer読者の関心が高そうな製品を中心に紹介していこう。


独立2系統入力&個別パススルー,2台のPCに接続できる多機能キャプチャユニット


 AVerMediaが2026年のイチオシ製品としてアピールしていたのは,「MultiStudio Core GC750」(以下,GC750)だ。

MultiStudio Core GC750
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 この製品,ゲーム実況配信に使えなくもないが,どちらかといえばかなり高度な配信を行いたい人向けの製品となる。
 というのも,GC750はHDMI入力を2系統備えており,入力した映像を同時に2系統のディスプレイへパススルー出力できるのだ。

GC750本体前面。3つのボタンは映像入力の切り替えに使う
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GC750本体背面。HDMIは,入力×2とパススルー出力×2を装備。USB Type-Cポートも2つあり,2台のPCと同時に接続できる
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 ゲーム用途なら,2台のPCやゲーム機からのHDMI映像をGC750に入力し,それぞれを同時にキャプチャしつつ,遅延なしで別々のディスプレイへとパススルー出力できる。
 最も分かりやすい使い方は,HDMI 1入力でゲーム機の映像をキャプチャし,HDMI 2入力では自撮りカメラの映像をキャプチャするという,2台分のキャプチャユニットとして使うパターンだろうか。

ブース内では,台湾のインフルエンサーを招いて,GC750を使ったネットショッピング風の番組の配信を行っていた。カメラを2か所に設置した2カメラ構成の配信となっており,GC750の同時2系統入力をアピールする趣向だ
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 格闘ゲームのように,1台のゲーム機(やPC)が出力する画面を2人のプレイヤーが同時に見ながらプレイするゲームでは,実況配信に必要なHDMI入力は1系統で足りる。
 GC750の2系統入力をフル活用できるのは,2人のプレイヤーがそれぞれ別のゲーム機を使って,別々の画面でプレイするタイトルをキャプチャする場合などに限られるだろう。

 GC750のもう1つの特徴は,ホストPC接続用のUSB Type-C端子を,「USB-C1」「USB-C2」という2系統備えることだ。
 主な使い方は2通り。ひとつは,USB-C1かUSB-C2の片方だけを,1台のPCとつなぐ方式だ。
 この場合,2系統のHDMI入力を,1台のPC上で動作する「OBS Studio」などの配信ソフトに取り込み,自在にレイアウトして配信することとなる。もちろん,AVerMedia純正の配信ソフト「Streaming Center」も利用可能だ。
 先述したゲーム画面とカメラ映像を同時キャプチャして配信する場合が,この使い方になる。PC側からは,2台のHDMIキャプチャデバイスを同時接続しているように認識される。

 2つめは,GC750を2台のPCに接続する使い方だ。
 このやり方では,2台のPCそれぞれが,GC750の2系統HDMI入力をキャプチャできる。
 たとえば,「PC 1でHDMI 1入力,PC 2でHDMI 2入力をキャプチャする」だけでなく,「PC 1とPC 2のどちらも,HDMI 1/2の入力映像をキャプチャする」といったことが可能だ。

 この接続方法であれば,たとえばPC 1ではアスペクト比16:9の横長画面で配信しつつ,PC 2ではアスペクト比9:16の縦長画面でスマートフォン向けに配信するといった柔軟な運用が可能だ。
 ちなみに,2系統あるHDMI入力は両方ともHDMI 2.0対応で,HDMI 2.1には対応しない。

2系統入力のより高度な制御は,GC750専用スマートフォンアプリから行う
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 キャプチャ解像度は,SDR映像であれば以下の3種類となる。

  • 3840×2160ピクセル/60fps
  • 2560×1440ピクセル/60fps
  • 1920×1080ピクセル/120fps

 HDR10映像の場合は,2560×1440ピクセル/30fps,または1920×1080ピクセル/60fpsとなり,4K HDR映像の録画には対応しない。
 パススルー出力は,3840×2160ピクセル/60fps/HDR10まで対応する。

 ユニークなのは,非圧縮RGBキャプチャ(24bit RGB)に対応している点だ。この形式では,2560×1440ピクセル/30fps,または1920×1080ピクセル/60fpsまでキャプチャできる。
 この形式なら,YUV420やYUV422などとは違って色情報が減らないので,ドット絵をできるだけ忠実にRGBキャプチャしたいレトロゲームファンの要望にも応えられるだろう。

 2系統あるUSB Type-C端子の帯域幅は,それぞれUSB 3.2 Gen 2x1相当の10Gbpsである。20Gbpsには対応していない。この帯域幅を考えると,先述したキャプチャ解像度とフレームレートの上限にも納得できるだろう。
 なお,UVC対応なので,専用ドライバー不要でさまざまなアプリで使える。

 アナログ音声入力は,3極3.5mmミニピンマイク入力と同ライン入力,4極3.5mmミニピンヘッドセット入力に対応している。音声のキャプチャは,ステレオ2chのリニアPCM対応だ。

 日本での発売日は未定だが,担当者によれば,2026年内発売を前提にしているという。北米市場における想定価格は500ドル前後なので,日本では8万円前後になりそうだ。

GC750の製品ボックス。2台のカメラを使った商品紹介動画の撮影風景が描かれている。付属物は,USB Type-Cケーブル×2,HDMIケーブル×2,ACアダプタなど
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修理や模型制作の配信に向く,2カメラ搭載Webカメラ「PW313D」


 AVerMediaは,マニアックな用途に向けた製品も展示していた。
 今回「DUALCAM」として展示されていた「PW313D」は,日本を含む世界市場で,業務用や組み込み用途向けに先行販売されてきた製品だ。AVerMediaはこの製品を,2026年から一般消費者およびホビー用途向けにも展開するという。

一見すると,ちょっとゴツいWebカメラなPW313D。本体サイズは149.3(W)×48.4(D)×59(H)mmで,本体重量は約200g。普通のWebカメラよりもやや大きめ
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 一見するとごく普通のWebカメラに見えるが,正面を撮影するカメラに加えて,同時撮影が可能なもう1基のカメラを搭載しているのが特徴だ。
 2つめのカメラ(右カメラ)は,下方向75度から上方向195度まで回転できる。下75度は,ちょうど,ユーザーの手元を撮影できる。

右側のカメラは,上下に大きく回転する。写真の状態は,下方向に向けてユーザーの手元を撮影するアングルだ
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 教育現場では書画カメラとして,ホビー用途では,自作PCの組み立てやプラモデル制作,製品の修理などの撮影にぴったりな角度である。

PW313Dのデモコーナー。カードゲームの手札を映したり,フィギュアを塗装したりする配信に使えることを示すデモを行っていた
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 真上の90度の使い道はちょっとイメージしづらいが,180度を超える最大195度まで回せば,ユーザーの向かい側にいる人物も撮影範囲に入れられる。

 通常のWebカメラに相当するメインカメラ(左カメラ)も,上方向90度から下方向15度まで角度を調整できる。左右のカメラの角度を組み合わせれば,自由度の高い2カメラ撮影が可能だ。

 2基のカメラは撮影性能が異なる。通常のWebカメラに相当する左カメラは,1920×1080ピクセル/30fps対応。撮影映像のアスペクト比は16:9だ。レンズの開放F値は2.0。画角は対角71度,垂直38度だ。
 回転角度の大きい右カメラは,左カメラよりも解像度が高く,2592×1944ピクセル/30fpsで撮影できる。撮影アスペクト比は4:3で,レンズの開放F値は2.2。画角は対角76度,垂直52度である。

 自作PCの組み立てや,プラモデル制作の撮影などでは,フレームレートよりも解像度の高さや画角の広さ,とくに垂直画角の広さが重視される。そのため,アスペクト比4:3で撮影できる右カメラは,ホビー用途に向いていそうだ。
 どちらのカメラも最短撮影距離は10cmで,かなり近くまで寄って撮影できる。

 USBインタフェースは2.0で,最大帯域幅は480Mbpsとなる。UVC対応なので,専用ドライバ不要で,さまざまなアプリからのキャプチャが可能だ。
 撮影形式は,一般的なWebカメラと同じYUV420フォーマットのMotion JPEG形式だ。

 PW313DのPC接続用USB端子は1系統のみだが,PCに接続すると,左カメラは「AVerMedia PW313D(L)」,右カメラは「AVerMedia PW313D(R)」として個別に認識される。2つの映像が自動的に1フレームへ合成されるわけではないため,それぞれのカメラの最大撮影解像度でPCに入力できる。2系統の映像をどうレイアウトするかは,配信ソフト側で自由に調整可能だ。
 マイクは無指向性で,各カメラに1基ずつある。

 日本では,2026年内に民生向けとして発売予定だ。初回出荷分のパッケージには,ミニ三脚が付属するという。先行販売中の米国では,メーカー想定売価150ドル前後(税別)とのことなので,国内では税込2万7500円くらいになるだろうか。

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