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大ヒットファンタジー作品「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で知られる大森藤ノ氏が原作,青井 聖氏が漫画を担当する魔法バトル漫画「杖と剣のウィストリア」(講談社コミックス/既刊15巻)。「別冊少年マガジン」で連載中の本作は,累計発行部数が300万部を突破している,こちらも話題作だ。
その人気を受けて,TVアニメのSeason1が2024年7月から9月まで放送され,この4月から待望のSeason2がスタートしている。
というわけで,「そうだ アニメ,見よう」第262回のタイトルは「杖と剣のウィストリア」(毎週日曜16:30〜TBS系全国28局ネット)。制作はBN Picturesとアクタス,シリーズ構成は「俺だけレベルアップな件」(関連記事)や「紫雲寺家の子供たち」の木村 暢氏が担当。総監督は「劇場版チェンソーマン レゼ篇」(関連記事)や「ブラッククローバー」の𠮷原達矢氏が務めている。
「杖と剣のウィストリア」
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幼なじみのエルファリア(CV:関根明良)との約束を守るため,魔導士として最強の称号“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”を目指しているが,その道ははてしなく遠い。
しかし,圧倒的な「剣」の力と,ダンジョンの知識でシオン(CV:水中雅章)ら同級生からの評価を徐々に高め,学院最大のイベント「魔導大祭」に出場。学院トップスリーの1人,ユリウス(CV:柿原徹也)を下し,その力を学院中に示すことに成功するのだった。
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そして,ウィルの力を見込んだトップスリーのリアーナ(CV:Lynn)とイグノール(CV:河西健吾)は,ウィルを総合演習のパーティに誘う。まともにやっては単位の習得さえ危ういウィルはこれを承諾。シオンやユリウス,同級生のコレット(CV:天野聡美)と演習の舞台であるダンジョンへ向かう。
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ところが,ウィルら一行はダンジョンでの実戦試験中,本来現れるはずのない凶悪な強敵「イヴィル・グランドデューク」に襲撃される。絶体絶命の危機の中,ウィルはライバルであるシオンの放った炎の魔法を自分の剣に“喰わせる”ことで,魔法を纏った「魔剣」を覚醒させる。
シオンとの熱い共闘の末に強敵を撃破し,五杖の王アロン(CV:大塚芳忠)の助けもあって仲間たちと共に九死に一生を得るのだった。
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とここまでが,Season1のお話。総合演習から2か月後,ウィルたち学院6年生は“塔”への進学をかけた筆記試験を迎える。一方“魔導の央都”ウルブ・リガーデンでは年越しの祝祭「境界祭テルミナリア」が始まっていた。
そこへ,深層のモンスターの群れが出現し,祝祭は一変して地獄と化す。狙いは自分たちであると察知した“至高の五杖”は“塔”から動けず,ハイディノボロスの前に央都の警備部隊はなす術なく倒れるのみ。
コレットや土の民ドワーフ,そして立ち上がったウィルが決死の抗戦をする。しかし,その激闘をあざ笑うかのように,40層の特異種ノートリアスモンスターである「ディヴェンデ」がウィルたちの前に現われ……。
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目指すは魔法使いの頂点“至高の五杖”
本作は,魔法を使えない少年が,魔法使いの頂点である“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”を目指す本格ファンタジー作品だ。同じような設定の作品では,「マッシュル-MASHLE-」や「ブラッククローバー」「僕のヒーローアカデミア」などが思い浮かぶが,本作との違いはどこなのか?
それは,主人公ウィルが“魔法”を愛していることだ。「誰よりも魔法を深く理解し,魔法へのリスペクト(憧れ)を抱き続けている」。魔法を使えない彼が,どうすれば魔法の歴史の一部になれるかを模索し,その姿が視聴者(読者)の心を打つのだ。
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原作者の大森氏は,「自分は天才ではないと認めた時に何をするか」を描きたかったのだという。失敗を積み重ねて,天才に挑んでいく。その「雑草根性」のようなものを,ウィルに反映させているのだとか。
ウィルは物語が進むにつれて,他人の魔法を自分の剣に宿して戦う「魔剣(ウィース)」を確立していく。魔法が使えないから魔法を否定するのではなく,「魔法と剣が合わさることで,世界を救う最強の力になる」という点が,この作品「杖(魔法)と剣のウィストリア」の醍醐味なのだ。
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リガーデン魔法学院の青春群像劇
魔法が使えないウィルは,周囲から“筆記のみの優等生(ラーナー)”と蔑まれている。しかし,ひとたび前線に出れば,誰も追いつけないスピードと技術で格上の化け物やエリート魔導士たちを圧倒していくのだ。
周囲の評価が“驚愕”から“リスペクト”に変わっていくカタルシスは,今も昔も“下剋上もの”の最大の魅力といえる。
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そして,自分を見下していた学院の優等生たち,リアーナやイグノール,ユリウスらが彼を友として受け入れていく様子も小気味いい。中でも「総合実習編」のクライマックスで披露されたシオンとの協力攻撃は,必見だった。こういう展開は大好物です!
また,イグノールらが至高の五杖を目指す背景も明らかにされている。ただの優等生ではなく,それぞれの事情を抱えている彼らの“青春群像劇”という側面も,本作の物語を彩るスパイスとなっている。
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「ダンまち」のあのキャラが参戦
現在Season2もクライマックスを迎えている。ウィルはなぜ魔法が使えないのか,「魔剣(ウィース)」とはなんなのか。そして,本作の最大のテーマであるエルファリアとウィルの幼いころの約束とはどういうものなのか。物語の核心部分が徐々につまびらかにされ,最後まで目が離せない。
舞台をハイメイジたちが集う「塔」へ移し,より強力な魔導士たちとの本格的な激突へと物語が加速していく。こうなると続編の展開にも期待したくなる。
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なお,本作には「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」シリーズのキャラクターも多数登場している。「ロキ・ファミリア」のレフィーヤに似たエルフや,フィルヴィスと同じ姿のキャラクター,ドワーフのガレス,そして団長である「フィン・ディムナ」。
それぞれかなりキーキャラクターといえる扱いでの登場だけに,「ダンまち」との関連性がファンの間で話題となっている。
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「神々が去った後の未来のダンまちの世界なのではないか」「ダンジョンの深層で繋がっているのではないか」など,SNSでは考察に花が咲いているが,真相は今のところ不明。その部分に注目して視聴するのも面白いかもしれない。
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| 放映データ |
|---|
| 2026年4月〜毎週日曜16:30〜TOKYO MXほか |
| キャスト | |
|---|---|
| ウィル・セルフォルト:天﨑滉平 | |
| エルファリア・アルヴィス・セルフォルト:関根明良 | |
| コレット・ロワール:天野聡美 | |
| シオン・アルスター:水中雅章 | |
| ユリウス・レインバーグ:柿原徹也 | |
| リアーナ・オーウェンザウス:Lynn | |
| イグノール・リンドール:河西健吾 | |
| ワークナー・ノーグラム:関 智一 | |
| エドワルド・セルフェンス:遊佐浩二 | |
| キャリオット・インスティア・ワイズマン:福山 潤 | |
| ゼオ・トルゼウス・ラインボルト:古川 慎 | |
| エルノール・リヨス・アールヴ:雨宮 天 | |
| アロン・マステリアス・オールドキング:大塚芳忠 | |
| フィン:田村睦心 | |
| キキ:いなせあおい | |
| ロスティ・ナウマン:??? | |
| アイリス・チャーチル:大久保瑠美 | |
| ゴードン・バレー:浦 和希 | |
| リリール・マース:大野智敬 | |
| マイク・マイウス:髙坂篤志 | |
| ロゼ・プレナイト:河瀬茉希 | |
| エマ・クレバー:鈴代紗弓 | |
| ルナイス・アレート:高橋伸也 | |
| ジョルア・モレーン:田丸篤志 | |
| コルドロン:鈴木れい子 | |
| マルゼ:岡本信彦 | |
| 首無し:??? | |
| ログウェル:大塚明夫 | |
| サリサ・アルフェルト:清水彩香 | |
| フィルヴィス・シャリア:金元寿子 | |
| レフィーヤ・ウィリディス:木村珠莉 | |
| 黒衣の魔女:井上麻里奈 | |
| クレイルウィ・セラ:中原麻衣 | |
| スタッフ |
|---|
| 原作:大森藤ノ |
| 漫画:青井 聖 |
| 総監督:𠮷原達矢 |
| 監督:中野英明 |
| シリーズ構成:木村 暢 |
| キャラクターデザイン・総作画監督:小野早香 |
| モンスターデザイン:須永?太 原田吉朗 菊池 晃 |
| プロップデザイン:あきづきりょう 平岡雅樹 |
| 色彩設定:中野尚美 |
| 美術監督:前田有紀 |
| 美術:スタジオイースター |
| 撮影監督:大槻綾子 |
| 撮影:アニモキャラメル |
| CG監督:五島卓二 |
| 編集:吉武将人 |
| 音響監督:森下広人 |
| 音楽:林ゆうき |
| 音楽プロデュース:ランティス |
| アニメーション制作:BN Pictures×アクタス |
| (C)大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会 |

































