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記事によれば,デジタル変革省の副長官を務めるオレクサンドル・ボルニャコフ(Alexander Bornyakov)氏がインタビューの中で明らかにしたもので,「Atomic Heart」はソビエト連邦時代の共産主義思想を美化,賞賛しているだけでなく,意図的なユーザーデータの漏洩が行われる可能性があるという。ボルニャコフ氏はまた,「Atomic Heart」の開発はロシア政府の援助のもとに行われており,加害者が間接的に利益を得ることを阻止するため,一般のゲーマーに対しても本作の購入を控えることを呼びかけるとのこと。
「Atomic Heart」の舞台となるのは,科学技術が絶頂期を迎えていた1950年代のソビエト連邦。不意に連絡が途絶えた秘密研究施設に,調査のためKGBのエージェントのP-3が単身で潜入し,反乱を起こしたロボットや生物兵器などを相手に孤独な戦いを強いられるという内容だ。一人称視点で楽しめる軽快なアクションが持ち味で,発売直後のメディアやプレイヤーの評価はおおむね好意的だった。
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ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降,「Atomic Heart」を問題視する声は存在し,作曲家として同作の開発に携わったオーストラリアのミック・ゴードン(Mick Gordon)氏は,Mundfishが払ったギャラの全額を,赤十字が運営する「Ukraine Crisis Appeal」に寄付すると自身のTwitterアカウントで発表した。海外のインフルエンサーにも,「Atomic Heart」の購入を控えるようにフォロワーに呼びかける人がいる。
「ロシアのゲームデベロッパ」と紹介されることの多いMundfishだが,彼らの公式サイトでは,キプロスの会社となっている。とはいえ,設立メンバーがもともとモスクワ出身で,ロシアのメディアが一貫して「ロシア企業」と呼んでいることについての説明は行われていないと,Eurogamerの記事は指摘している。My musical contribution to #AtomicHeart will also support a greater cause. I've donated my fee to @RedCrossAU’s Ukraine Crisis Appeal to stand in solidarity with the people of Ukraine.
— Mick Gordon (@Mick_Gordon) February 14, 2023
If you're able to, please consider donating.
Together we can make a difference. #SupportUkraine pic.twitter.com/ADVZiWafw8
一方で,ゲームと政治は切り離して考えるべきだと主張する声も聞かれ,データ漏洩の可能性も,今のところ第三者による確認はとれていないようだ。「Atomic Heart」の開発は,ウクライナ侵攻前の2018年頃に始まっていたという(クリミア侵攻後だが)。
Mundfishは1月の段階で,「政治や宗教へのコメントはしない」としているが,「Atomic Heart」の発売日を侵攻開始からほぼ1年となる2月21日に設定したことについても,ゲーマーコミュニティの反発を招いている模様だ。



















