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DRECOM CREATORS STUDIOは,ドリコムが立ち上げたインディーゲームスタジオだ。個人や小規模チームによる作品を対象に,開発からパブリッシング,さらには長期的なIP展開まで支援することを掲げている。
5月のBitSummit PUNCHでは支援タイトルを展示していたが,9月には初のパブリッシングタイトル3作品を正式発表。その3作品が,今回のTGS 2026にそろって出展されている。
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「TIMEMOON」は,Kenkou Landが開発するSFタイムトラベル・アドベンチャー。月面でタクシードライバーとなり,タイムマシンでもあるタクシーで乗客を過去へ送り届けながら,大統領暗殺をめぐる謎を追っていく。
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「Beautiful Life Show」は,Fukudanukiが開発するホラーアクションアドベンチャーだ。死ぬと直前の3秒間を巻き戻せる「死ン感覚アクション」が特徴で,過去の自分である“リプレイゴースト”と協力しながら,奇怪なショーを進んでいく。
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「散るプラネット(Chill Planet)」は,aozoriteが手がけるビルド構築アドベンチャー。隕石によって滅ぶことが決まった世界で,4人の女の子が北海道を目指して日本を縦断する。終末世界でありながら,どこかのんびりした“チル”な空気も印象的な作品だ。
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試遊すると,スタジオの取り組みやタイトルを紹介するブランドブックと,作品別のクリアカードがもらえる。また,公式Xのフォローか,いずれかのタイトルをSteamのウィッシュリストへ追加すると,3作品のオリジナルうちわから1つを選べる。いずれも数量限定だ。
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■ゲームを作ってきた会社だからこそ,開発そのものまで支援できる
ドリコムはなぜ今,インディーゲームのパブリッシングに取り組むのか。会場でドリコムの人見 楽氏に話を聞いた。
ドリコムには,会社全体としてIPを創出し続けていくという方針があり,これまでも出版やアニメなどで取り組みを続けてきた。
一方ゲームについては,自社だけで作り続けていくと挑戦できる回数に限界があるし,同じ会社の中だけではアイデアや作風にどうしても偏りが出てくる。
そこでさまざまなクリエイターと組むことで,より多くの挑戦を生み出したい。それがDRECOM CREATORS STUDIOの始まりにあった考えだという。
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人見氏が強みとして挙げたのが,ドリコム自身がゲーム開発会社であることだ。
プログラム部分だけを請け負うこともできれば,開発はクリエイター側に任せ,プロモーションやローカライズだけを支援することもできる。UnityやUnreal Engineだけでなく,ティラノスクリプトで作られた作品にも対応できるなど,「開発面でサポートできない部分はほとんどない」と話す。
さらに,出版やアニメ事業で築いてきたつながりも強みになる。
例えば「この人に曲を作ってほしい」「この人に絵を描いてほしい」といった希望があれば,ドリコム側のネットワークを使ってクリエイターへのアプローチやアサインを手伝える。ゲームを作るだけではなく,それをIPとして一緒に育てていくという発想だ。
今回の3作品は,BitSummit PUNCHの時点では「支援タイトル」という形で展示されていた。
人見氏によれば,当時はまだプレオープンに近い段階だったという。何年もかけて作品を作ってきたクリエイターにとって,パブリッシャ選びは当然大きな決断になる。
ドリコム側にもインディーゲームのパブリッシャとしての実績があったわけではないため,お互いに慎重に検討したうえで正式な契約に至ったのが,この3作品というわけだ。
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作品の規模や完成度については,とくに条件を設けていない。ただし,ゲームの面白さは実際に触ってみなければ分からない部分が大きいため,どんな形でもデモ版は見せてほしいとのこと。
公式サイトから持ち込みを受け付けており,BitSummit以降は海外のクリエイターから相談を受けることも増えているそうだ。
そして作品選びで重視しているのが,「このゲームを好きなファンが見えるか」という点だという。
今回の3作品を見ると,ジャンルも作風もかなり違う。インディーゲーム界隈ですでに知られているタイトルもあるが,人見氏によれば「有名だから選んだ」というわけではないそうだ。
今は,どれほどヒットしたゲームでも,すべての人が知っている作品になることは難しい。それよりも,あるジャンルやコミュニティの中で「これはこの人たちに刺さる」とはっきり見える作品のほうが重要だと考えているという。
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DRECOM CREATORS STUDIO自体も,特定のジャンルに絞る考えはない。スタッフそれぞれで得意な分野が異なり,ライトノベルに詳しい人もいれば,海外のアクションゲームに強い人もいる。それぞれの視点から「この層には刺さる」と言える作品を見ていくという。
一方で,ひとつ軸になっているのが,キャラクターや世界観をIPとして広げていけるかどうかだ。
それは単純にグッズを作るという意味ではない。シリーズ作品や,同じ世界観を使った次の作品など,作者と一緒にそのテイストや世界を広げていく。そうした長期的な展開まで含めて,DRECOM CREATORS STUDIOはクリエイターと作品を支えていきたいとしている。
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DRECOM CREATORS STUDIOが始動したのは2026年5月,まだ数か月前のことだ。BitSummitで「支援タイトル」として並んでいた作品が,正式なパブリッシング作品としてTGS 2026のブースに並んでいる。
「このゲームを好きなファンが見える」という人見氏の言葉どおり,3作品はジャンルもアートのスタイルもかなり違う。それだけに,今後どんな作品がこのラインナップに加わっていくのかも気になるところだ。
ブースには3タイトルそれぞれに2台,計6台の試遊台が用意されている。場所は展示ホール9のインディーゲームコーナー,09-C58だ。TGS 2026を訪れる人は,最初の3作品にぜひ触れてみてほしい。
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![画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / “このゲームを好きなファンが見える”作品を世界へ。DRECOM CREATORS STUDIO,初のパブリッシング3作をTGSに出展[TGS2026]](/games/882/G088266/20260918029/TN/001.jpg)
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