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米国市場における価格は1299.99ドル(約20万5000円,税別)。日本での価格は明らかになっていない。
これまでの「Meta Quest」シリーズは,コンピュータ部分とレンズやカメラなどを内蔵するゴーグル部分を一体にした構造を採用し続けていた。
それに対してMeta VR Glassesは,コンピュータ部分を「パック」として分離したことで,頭に付けるゴーグルの公称本体重量を約100gと,従来製品の約5分の1に軽くしたのが最大の特徴だ。
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ゴーグル部分には有機ELディスプレイと専用設計の薄型パンケーキレンズ,そして複数のカメラやスピーカーを内蔵している。
見た目はビデオグラス(サングラス型ディスプレイ)ほどシンプルではないが,顔面を広く覆うこれまでのMeta Questシリーズに比べれば,はるかにすっきりとして悪目立ちしにくいデザインになった。
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内蔵する有機ELディスプレイは,micro-OLEDパネルを採用する「5K Infinite Display」とのこと。本稿執筆時点で,解像度や視野角の数値は明らかになっていない。
ただ,視野角1度あたりの画素密度は37 PPD(Pixel Per Degree)とのことなので,「Meta Quest 3」の25 PPDよりも高精細な映像を表示できる。
さらにディスプレイ部分は,Dolby LaboratoriesのHDR関連規格「Dolby Vision」にも対応しているそうだ。
接眼レンズ部分は,左右に動かしてユーザーの瞳孔間距離(Interpupillary Distance,IPD)に合わせて調整できる。レンズ周辺がソフトな布素材で覆われているおかげで,機械的な構造が見えない柔らかな印象となっているのも好印象だ。
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近視用の視度調整機能は内蔵しておらず,メガネユーザーはコンタクトレンズを使うか,別売りのインサートレンズを装着する必要がある。ただ,インサートレンズが接眼レンズ部分に磁石で取り付けられる仕組みなので,着脱が容易なのも改良点といえよう。
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ゴーグル部分には,前面の上側にビデオシースルー用と,周辺およびハンドジェスチャ認識用のカメラを2基ずつ備える。
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それに加えてゴーグル側面の智(よろい)部分に,横方向と下方向の認識用カメラを組み込んでいる。
つまり,周辺認識用だけで6基のカメラを内蔵するわけだ。
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これらのカメラとAI処理で,Meta VR Glassesは着用者の手の動きを認識できる。さらに,光学系部分に視線追跡機能も備えているので,目の動きだけでアプリケーションや画面上のボタンを選択することも可能だ。
ハンドジェスチャと視線追跡を組み合わせて操作できるため,Meta VR Glassesには手で持つVRコントローラは付属しない。
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ただMeta VR Glassesは,Meta Quest 3シリーズ用のVRコントローラ「Touch Plusコントローラー」に対応しているので,別途用意すれば既存のVRアプリやゲームも利用可能だ。
スピーカーは,ゴーグルのテンプル(つる)部分に内蔵する。「IMAX Enhanced」認証の映像と組み合わせることで,映画やスポーツ観戦で没入感のある音響体験を実現できるそうだ。
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コンピュータ機能を担うパックは,大きめのモバイルバッテリーほどのサイズで,柔軟に動く光ファイバーケーブルによってゴーグル部分と接続する。
バッテリーを内蔵しているので,外部電源を取れない環境でもMeta VR Glassesは使用できる。
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パックの側面にはクリップもあるので,カバンや衣類のポケット,ベルトなどに留めて使うことも可能だろう。
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パック内には,SoC(System on a Chip)としてQualcomm製の新しい「Snapdragon Reality Elite」を搭載しており,既存SoCと比べてGPU性能が40%向上しているという。
Meta Questシリーズ用や,今後登場するであろうMeta VR Glasses用VRアプリを実行できるほか,Meta独自のAIエージェント機能も統合しているため,音声でOSやアプリを操作することも可能だ。
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これまでにリリースされたMeta Questプラットフォーム向けのVR動画や3D映画も視聴できる。
Metaは,The Walt Disney Companyと提携し,2026年11月から一部の国において,映像配信サービス「Disney+」で配信されているマーベルのアクション映画を3Dでストリーミング配信するとのこと。
また,Meta VR Glassesの発売時期には,新しく提供する「Disney Immersive Cinema by ILM」アプリで,「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」などのVR Enhanced版を視聴できるようになるそうだ。
ビデオ視聴については,2026年後半には米国で,Meta Questプラットフォーム向けに数百本の映画を購入またはレンタルで提供するという。
ゲームについても,Meta VR Glasses発売時点で,ハンドジェスチャだけでプレイできるゲームを75本以上用意。2027年には,Meta VR GlassesとMeta Quest 3/3S対応の「逆転裁判5 VR」も登場する予定とのこと。
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先述したとおり,Touch Plusコントローラーを用意できれば,既存のMeta Questプラットフォーム向けゲーム数千タイトルもプレイ可能だ。
日本で一番ユーザーの多いVRアプリ「VRChat」も利用できるだろう。
また,パックをPCやMacにワイヤレス,またはUSBで接続すれば,PC用空間ディスプレイとして利用したり,VRゲームをプレイしたりもできる。その点では,Meta Quest 3の正統後継製品と理解してよさそうだ。
国内価格が20万円を超えそうな点は大きなハードルであるが,最新で軽量なVR HMDが欲しいという人にとっては,見逃せない製品となるだろう。
AIグラス 3製品も同時に発表
なお,同時にMetaは,サングラス型AIデバイス「AIグラス」の新製品として,「Ray-Ban Meta(Gen 3)」「Ray-Ban Meta Audio」と,「Meta Glasses」の新モデルを発表した。
いずれもマイクやスピーカーを内蔵しており,音声でのAIとのやり取りやサウンド再生が可能だが,表示機能は備えていない。
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国内発売時期は,Ray-Ban Meta(Gen 3)が9月24日,Ray-Ban Meta Audioが2027年,Meta Glassesの新モデルは10月23日の予定である。







































