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元を辿ると,彼らが初めてTGSに姿を見せたのは2023年のこと。このときはブースすら持たない,ただのビジネス来場者だったが,翌2024年には6小間で初出展を果たした。記憶ではエスカレーター脇にあったと思うが,まだこの時点では「へーアラブか」と思っていただけの人も多いかもしれない。
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中東のパブリッシャが手がけるタイトルは,なぜか親しみやすくてノスタルジック? Red Dunes Gamesブースレポート[TGS2024]
アラブ首長国連邦のインディーゲームパブリッシャ,Red Dunes Gamesが東京ゲームショウ2024に出展している。中東のパブリッシャが手がけるゲームが気になってブースを覗いてみると,意外にも親近感や懐かしさを覚えるタイトルが揃っていたので,レポートしよう。
しかし翌2025年には規模を一気に拡大し,今年はついに単独70小間だ。小間数で言われても分かりづらいと思うが,TGS2026で言うなら,スマイルゲートやコーエーテクモ,レベルファイブ,ネットマーブルとほぼ同じ規模だ。わずか3年で,幕張メッセの一角を占める存在になった。
記事には入っていないが,インタビュー中にはシハブ・アル・ファヒーム駐日UAE大使がブースを訪れ,「UAEのゲーム産業と,TGSにUAEの足跡を刻もうとするRed Dunesの取り組みを応援したい」と語ったくらいで,「国」としての注目度もうかがえる(インタビュールームで待たされていたときに,そんな話がされていたとは)。
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そんなRed Dunes Gamesは,アブダビのGyrfalcon Holding傘下で約4年前に設立された会社で,パブリッシング,共同開発,オリジナルIPへと事業を広げ,現在約15タイトルが進行中とのころ。開発パートナーは日本,タイ,インドネシア,マレーシア,シンガポール,スペイン,カナダ,オランダと世界中に散らばっている。
日本のゲームプレイヤーにとって身近なところで言うなら,「天誅」「侍道」「AKIBA'S TRIP」のアクワイアと2025年7月に発表した,複数年の共同開発契約が挙げられる。アクワイアとの間ではすでに3本ほどのプロジェクトがPC/コンソール向けに進行しているようだ。
アクワイアとUAEのRed Dunes Gamesが共同開発契約の締結を発表。完全オリジナルIPの創出を目指す
UAEを拠点とするRed Dunes Gamesは本日(2025年7月14日),アクワイアと複数年にわたる共同開発契約の締結を発表した。本契約を通じて,両社は世界基準のクオリティと日本の匠の精神を融合させた「完全オリジナルIP」の共同開発に取り組むとしている。現時点では,いずれもコードネームとなるが3作品の開発が進行中だ。
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- 編集部:Chihiro
eスポーツ好きの人であれば,2024年11月にREJECTが実施した10.7億円の資金調達で,出資者の筆頭に「Gyrfalcon Holding LLC(アラブ首長国連邦)」の名があったことを覚えているかもしれない。
それこそがRed Dunes Gamesの親会社であり,GyrfalconはこのシリーズBをリードし,REJECT取締役会で唯一の非日本人メンバーになっている。
REJECT,総額10.7億円の資金調達を完了。トップクラスの選手獲得や練習施設強化に加え,中東地域のeスポーツ市場へも本格的に進出予定
REJECTは本日(2024年11月13日),アラブ首長国連邦のGyrfalcon Holdingをリード投資家として,総額10.7億円の資金調達を完了したと発表した。トップクラスのeスポーツ選手の獲得やトレーニング施設の強化に加え,中東地域のeスポーツ市場へも本格的に進出予定だ。
重要なのはタイトルだが,今年のTGSで彼らが出展した9タイトルの中でも日本人の心をざわつかせたのが,「キャッ党忍伝てやんでえ」(海外名:Samurai Pizza Cats)の新作だろう。去年も映像出展されていて,たいそう盛り上がっていた。
オランダのBlast Zeroが開発する2DアクションRPG「Samurai Pizza Cats: Blast from the Past!」(邦題:キャッ党忍伝てやんでえ 〜復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!)は,Red Dunes自身が「ここまでとは思わなかった」と驚くほど日本国内での反響が大きく,同社の最注目タイトルの一つになっている。
ほかにも,アラビア湾岸の真珠採り文化を題材にインドネシアのAgateと開発し,この9月にPS5/PCで発売されたばかりのローグライトアクション「Port of Jumanah」,同じくAgateと組んだ「Zozo and the Lost Dreams」など,ラインナップは多国籍かつ多彩だ。
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そんなRed Dune Gamesを率いるのが,今回の主役Sultan Al Darmaki氏である。
公開されている経歴がまた尋常じゃない。ゲームの前は映画会社Dark Dunes Productionsを通じてロサンゼルスやイギリスで映画製作に投資してきた人物であり,共同創業者のMohamed Al Jneibi氏(本文に登場するMJ氏のことだ)とは,アブダビの大学で出会ってからの25年来の親友。
2人は,ガス会社のGascoや首長国原子力公社(ENEC)で同僚として働いた時期もあるというから,経歴の振れ幅がちょっとおかしなレベル。
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しかしMJ氏も,Ego Punch Entertainment※を通じてバンダイや東映アニメーションと仕事をしてきた,筋金入りの日本エンタメ通である。
そんなAl Darmaki氏は,TGS会期中にはスケジュールが詰め詰めなのだが,初日のお昼に時間をもらえてじっくり話を聞く機会を得た。
肩書は「CEO」だとばかり思っていたが,実際に名刺をもらってみると,書かれていたのは「クリエイティブディレクター」のほかに「Chief Kaiju Officer」(最高怪獣責任者)※だ。
ファミコンで「てやんでえ」を遊び,「デビルマン」で育ち,フロム・ソフトウェアのゲームで頭を鍛え(?),「砂になれ」と言い放ち,凄まじい勢いで本音を話すCKOだ。
※なおCo-FounderであるMJ氏の名刺には「Chief Ninja」と書いてある。どんだけ日本が好きなのか
取材前に筆者が勝手に想像していた「オイルマネーのアラブの人」像は,開始数分で音を立てて完全に瓦解した。
読者の皆さんはお気づきだと思うが,海外の人とのインタビューでは,インタビュワーである筆者が日本語の雰囲気を当てる。「私」なのか「僕」なのか「オレ」なのか,丁寧か,ちょっと乱暴か,大変丁重か……実際に話した者にしか分からないその人個人の雰囲気を,出来るだけうまく伝えたいと思っていつも苦心している。
そんな前振りを置いてから宣言するが,今回のトーンで書くのは初めてである。しかし,Al Darmaki氏と話すと,こういう日本語表現にしかならない。彼を主人公に映画が作られることがあったら,日本語とその吹き替えは,きっとこういう雰囲気になるはずだ。
勢いがあり,表情が豊かで,とにかくよくしゃべる。機関銃のようにしゃべる,という言葉があるが,Al Darmaki氏がまさにそれだ。
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発言をCEOぽく綺麗に整えることも考えたが,この人の言葉は,その内容もさることながら勢いも含めて「味」なので,可能な限りそのまま掲載する。
我々“オタク”が寝る間を惜しんで楽しんでいたころとは違い,あまりにも「みんなのもの」になってしまったゲームは,メジャーになったことに比例して急速に失いつつあるものも,確かにある。
しかしそれを,彼はまだ持っているのだ。このあとの彼の会社を心から応援したいと素直に思ったし,本当にゲームが好きな人にこそ,彼の言葉を読んでほしい。
ギャラガもパックマンも遊んださ。でも本番はファミコンからだな
4Gamer:
始めまして。パツパツの予定の中,時間を取ってくれてありがとうございます。
今日が初対面なんですが,日本製のゲームをずっと追っかけてきたと聞きました。一番最初に遊んだ日本製ゲームって何ですか?
Sultan Al Darmaki氏:(以下,Al Darmaki氏)
んーいや,その前にAtariだな。Atariの時代からずっと遊んでるよ。な? この髪の色を見れば分かるだろ?(笑) ギャラガもパックマンも全部遊んだし,家庭用ゲーム機の歴史を最初からずっと生きてきた。
でも,俺の「本番」が始まったのは,言うとおりファミコンからだね。ファミコンからずっと遊んで,今日もまだ遊んでる。同じゲームを,同じ熱量で。この情熱がずっと続いてることが,この長い旅のインスピレーションなんだよ。
4Gamer:
いや当時の日本のゲームって,日本語版しかなかったはずですよね?
Al Darmaki氏:
もちろん日本語のまんまだよ。だってUAEにはNintendo(NES:海外版ファミコン)より先にファミコンが来てたんだ。
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4Gamer:
あ,そうなんですね。それは知らなかった。
Al Darmaki氏:
なもんで,英語版かどうかなんて誰も気にしないさ。面白そうなものがあれば,ただ遊ぶ。で,コントローラの操作を解明しようとする。操作さえ分かれば,はい「ダイジョーブです!」(笑)
4Gamer:
まぁ確かに(笑)。当時のUAEって,スーパーファミコンの流通もかなりあったんですか?
Al Darmaki氏:
あったよ。言ったようにファミコンもNESも両方あったし,スーパーファミコンとSuper Nintendo(SNES)も両方あった。全部手に入ったさ。要は俺達ゲーマーからしたら「英語版を何か月待てますか」って話なんだよ。PS1で「FINAL FANTASY VII」が出たときも同じでさ,英語版まで数か月待つ連中がいる一方で,俺たちの一部は「いいから遊んじゃおうぜ」と。
ゲーマーってのは,日本語だろうが何語だろうが操作は自力で解き明かす生き物なんだ。自分を慣らすための,ほんのひと手間が増えるだけだ。マリオなんて,遊んでみて「オーケー,ジャンプね」―――はい,ダイジョーブ(笑)。
4Gamer:
まぁ私も遠い昔の小学生のころ,英語版しかないRPGを一生懸命遊んでましたね。
Al Darmaki氏:
だよな? でも面白いのはさ,子供の頃の俺に一番影響を与えたゲームのひとつが,日本語版しかなかったんだよ。ファミコンでさ……ほら,あんたのすぐ後ろにあるよ。
4Gamer:
え,どれです? ……ああ,これ!(壁にポスターがかかっていた)
Al Darmaki氏:
「Samurai Pizza Cats」だ(邦題:キャッ党忍伝てやんでえ)。
4Gamer:
これ日本での話題もすごいですよね。確かにオリジナルはファミコン版です。
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そう。オリジナルはテクモ(現コーエーテクモゲームス)のゲームだぞ。ファミコンで出てた,俺のフェイバリットのひとつ。
それが30年後……いや40年か? 30年だ? どっちだ? クソ,時が経つのが早いな(笑)。とにかく遊んでたのは大昔のことだ。大昔に遊んでた俺が今,このゲームの新作に出資してパブリッシュしてるってわけだ。
4Gamer:
日本語版しかないってことは,これも「とりあえずやってみるか」で?
Al Darmaki氏:
そう,ただ遊んでた。考えないんだよ。俺は考えるタイプじゃなくて,爆撃機タイプなんだ。
4Gamer:
いやもう,この数分で完全に理解しましたよ。
Al Darmaki氏:
考えるんじゃなくて,ただ感じるんだ(笑)。
ほら,レゴで遊ぶ子供でも,説明書どおりに組み立てる子と,とにかく感覚でいく子がいるだろ? オレは完全に後者だね。
4Gamer:
しかしそんな昔から今まで,ずっとゲームを愛してきたんですね。
Al Darmaki氏:
ゲーム史的には,長い長い旅だね。会社を始めたのは4年前だけど,ゲームへの愛は子供の頃からずっと同じだ。
今ゲームディレクターやパブリッシャとして働くうえでの経験は,仕事から来たものじゃない。もちろん勉強や教育から来たものでもない。小さい頃に染みついて離れなかった,草の根の愛から来てるんだ。
銀行の窓口から原子力へ。そして悲しみからゲームへ
4Gamer:
そんなあなたがゲーム会社を作ろうと思ったのは,いつのことなんですか?
Al Darmaki氏:
いつ,というか「なぜ」が重要かな。……俺にとっては,ちょっと悲しい話でね。
4Gamer:
聞いてもよければぜひ。
Al Darmaki氏:
俺はこれでも,長いこといろんな業界で働いてきたんだ。
エンタメの前は映画。LAとヨーロッパで15年以上だ。その前は政府で働いてた。原子力エネルギープログラムのリスクマネジャーだ。その前はドバイ投資庁のコンプライアンスオフィサー。その前は石油・ガス業界の人事。で,最初の仕事は銀行の窓口係だ。
……ここまでがパート1だ(笑)。
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4Gamer:
遡っていったんですね。ぜひパート2もお願いします。
Al Darmaki氏:
それで,ゲームは子供の頃の楽しみだったのと同時に,俺にとってはグリーフ―――悲しみの中でやるものだったんだ。
父をすごく幼い頃に亡くした。7歳か8歳くらいだ。俺はそのとき大量にゲームを遊んだんだ。悲しみを乗り越える助けになってくれたから。そして時が経ってコロナ禍になって,今度は母を亡くした。
4Gamer:
あぁ……。
Al Darmaki氏:
母とは,時々ゲームでつながっててね。忘れられない話があるんだけど,「Pokémon GO」を俺に教えたのは母なんだよ。つまり母のほうが先に遊んでたわけ。で,俺も始めて,俺のほうがポケモンを多く捕まえたら,母が怒鳴って俺を叩くんだ。「なんであんたのほうが上手いのよ!」って(笑)。
俺は母とゲームでつながってた。その母が亡くなる前に,俺に言ったんだ。「人生は短いのよ。自分が幸せになれることをやりなさい」って。
4Gamer:
それがトリガーに?
Al Darmaki氏:
俺がここでやってることは,ビジネスから出たものじゃない。ここでやっていることは,何ひとつビジネスから出てない。結んでるビジネス契約も,作ってるゲームも全部,ビジネスの場所から来たものじゃないんだ。
「どうやって儲けるか」じゃない。産業的じゃないんだよ。俺の核にあるのは,子供時代そのものだ。俺の中身はまだ少年でさ,ガワだけが……その,だいぶアレになってきたわけだ(笑)。中身は同じガキのまんまなんだ。
だから俺が作りたいのは,第一に自分を幸せにするもの。そしてみんなを助けるもの。両親がいつも教えてくれたからね。「人生で何をするにしても,常に人を助けて,人を幸せにしなさい」と。つまりこれは,子供の頃の自分がやりたかったことをやると同時に,母と父のレガシーに敬意を払う行為なんだ。
発売2週間のタイトルを,来日前にプラチナ取ってましたよ
4Gamer:
いや……のっけからいい話を聞かされて,あなたへのイメージが急転直下で変わりそうです。
Al Darmaki氏:
あんたチョロいな(笑)。
Dave Audelo氏(以下,Dave氏):
イメージが変わらないように伝えておきますけど,彼はほんっっっっとうにハードコアゲーマーなんですよ。
全ゲームでプラチナトロフィーを狙うのもどうかと思いますが,2週間前に出たばかりのうちのタイトルも,東京に来る前に全部プラチナを取ってました。
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Port of Jumanah is finally here!
— Port of Jumanah (@Port_of_Jumanah) September 7, 2026
You can now jump in on Steam, PS5, and Epic Games Store. Think chaotic runs, fish?smacking fights, and rebuilding the port one wild adventure at a time.
Trailer’s out too~
Watch it, then dive in! pic.twitter.com/gxX3IyZ3Zu
Al Darmaki氏:
あれ,めちゃくちゃ難しいゲームだぞ(笑)。
Dave氏:
もちろん。なにせ開発している人より,彼のほうがゲーム経験が豊富なくらいで。ものすごく頭が良くて,遊んできた量も膨大だから,時々まったく違う角度から何かを引っ張り出してくるんです。ただのビジネスマンじゃなくて,ゲーマー。だから話すときは,知見を交換し合える友達同士みたいなんですよ。
ゲーマー対ゲーマーというだけじゃなく,彼と議論したり,時にはやり合ったりするのが本当に楽しくて。一緒に遊ぶこともありますし,最新の開発ビルドの映像を見せると,その場で即フィードバックが返ってくる。ゲームを知り尽くしてますから。
4Gamer:
ベタ褒めですね。
Dave氏:
あと,「Zozo and the Lost Dreams」は,実はMJさんの息子さんの名前から取ってるんです。だから彼とパートナーのMJさんにとって,すごくパーソナルな作品です。
1作目は日本のモバイルゲームで,これが2作目。ビジネスだけの話じゃなくて,彼らは本当にゲームが作りたいんですよ。MJ氏は共同ゲームディレクターでもあるです。
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Al Darmaki氏:
「Port of Jumanah」はSultanのベイビーで,「ZoZo」はMJのベイビーってわけだ。
まぁとにかくさ,エンターテイメントに関して言えば,ゲームだろうがアニメだろうがマンガだろうが何だろうが,すべては常に「魂」から始まるんだ。
4Gamer:
その「魂」を,どうビジネスにコンバートするんですか?
Al Darmaki氏:
さっきも言ったとおり,俺にとってこれはビジネスの話じゃない。それに俺は物事の見方がすごくシンプルで,基本は常識(コモンセンス)だけ。この会社の進む道を導いてるのは常識だ。
「正しいことをやれ,合法なことをやれ,楽しいことをやれ」。本当にシンプルなこの原則が,4年間でここまで来られたことの証明だよ。
「無理無理,はいさよなら。俺はゲームに行くわ」
4Gamer:
なるほど。以前は映画業界にいたわけですが,同じように「魂」があると僕は思ってるんですが,ゲーム業界と映画業界を比べて,一番大きな違いは何ですか?
Al Darmaki氏:
おお……映画……そうきたか。オーケー,映画業界ね(笑)。
まずさ,俺はクレイジーなアイデアを大量に抱えてるんだけど,ゲームならクレイジーな物語が作れるんだよ。映画でクレイジーな物語をやろうとすると,頭痛の連続だ。「無理,無理,無理,無理。はいオーケー,さよなら。俺はゲームに行くわ」 クレイジーが実現できるからな(笑)。
4Gamer:
なるほど,そういう視点であれば確かにそうかも。
Al Darmaki氏:
あとゲームと映画のもうひとつの違いは,ゲームだと観客と直につながってることだ。ゲーマーは言ってくれるんだ,「Sultan,このメカニクスは好きじゃない。難しすぎる」って。で,それはいつでも直せる。
映画は全部を撮り直すなんてできない。だから俺はゲームが好きなんだ。犯した失敗も,学ぶべき教訓も,その場でまっすぐ食らえる。今すぐ受け取って,今すぐ適用できて,その努力をみんなが見られる。常に継続する努力なんだよ。映画は一度作ったら,作り直せないからね。
Dave氏:
ひとつ足してもいいですか。
Sultanが「映画対ゲーム」でよく言っていることなんですが,ゲームは彼をファンとつなぎ続けてくれるんです。映画はほとんどの人が1回観て終わり。でもゲームは何時間も遊んでくれるし,また戻ってきて遊び直してくれる。だからSultanとRed Dunesは,1回の鑑賞で終わりじゃなくて,何年もファンとつながっていられるんです。
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ブルース・リーは「水になれ」。俺たちは「砂になれ」
4Gamer:
そんなあなたが愛してやまないゲームを扱う会社のこの「Dunes」ですが,映画会社のほうの「Dark Dunes」にも付いてます。あなた達にとってのdune(砂丘)はすごく特別なもの?
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この砂丘のロゴにしたのはさ,そう,象徴的(アイコニック)だからだ。
アブダビでは,親父の故郷に行くとき,アブダビからアル・アインへ向かう道に,巨大な砂丘がずーっと連なってるんだよ。俺はあれが好きでね。あれが見えれば自分がどこにいるか分かるし,「ああ,親父の故郷へ向かってるんだな」って分かる。だから砂丘が好きなんだ。それに,なんだろうな……とにかくアイコニックなんだよ。
Dark Dunesのほうは,どちらかというと今,映画からシフトして,実はアニメに入ろうとしてる。アニメプロジェクトが進行中だ。うまくいけば,近いうちにね。俺たちのアニメ進出の始まりでもある。
4Gamer:
ともあれ「Dunes(砂丘)」は,あなたにとって特別な意味があると。
Al Darmaki氏:
DunesはDunesだよ。ほら,日本で言えば「桜」は「桜」だろ?
Dave氏:
あと富士山も! 富士山は富士山!
Al Darmaki氏:
そういうこと。それに,砂丘はUAEだけのものじゃない。砂丘は中東のものだ。うちの会社は,そりゃアブダビの会社だけど,この地域のみんなに「あいつらは俺たちの誇りだ」って感じてほしいんだよ。
あと,砂丘にはハイレベルな哲学もあるぞ。
4Gamer:
ぜひ教えてほしいです。
Al Darmaki氏:
砂丘ってのは,移ろうんだ。
山はただそこにある。動かない。でも砂丘は,巨大にもなれる。そして動く。決まった形がない。決まった機能もない。ただクレイジーに動き続けるんだ。俺みたいに(笑)。
ブルース・リーは言ったさ,「水になれ」と。実にアジア的だ。で,俺たちは「砂になれ」だ。
4Gamer:
そうやって考えたことなかったので,ちょっとカッコいいなと思ってしまいました。
3人でのビジネス来場から,70小間へ
4Gamer:
そんなカッコいいあなた達も,ほんの3年前2023年の時点では,まだここ(TGS)にブースはなかったですよね。
Al Darmaki氏:
そう。俺とDaveとパートナーのMJの3人で,ただのビジネス来場者として来たんだ。
そこで会ったのが友人のAndreで,盛り上がって,それで2024年にブースを出すことにした。可愛らしく6小間だ。で,俺はDaveに向かってこう言った。「なあ,来年はもうちょい大きくいってみないか?」
4Gamer:
「こう言った」(笑)。
Dave氏:
ええ,もう,すごく大きかったですよ!
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Al Darmaki氏:
42小間だ。それとうちは,親会社のGear Falcon経由でeスポーツチームREJECTの一部も所有してるから,Red Dunesで42小間,REJECTで21小間。
で,俺はまたDaveに言うわけだ。「Dave,来年はもうちょい大きくいく必要があると思うんだ」。それで今年は,Red Dunes Games単独で70小間だ。
(横を向いて)なあDave,来年はもうちょい大きくいく必要があると思うんだよ。もうちょい大きく。なんて言うんだっけ……デカく?
Dave氏:
……了解です。
Al Darmaki氏:
ん? 疲れてるのか,それとも……?
Dave氏:
……了解です。
Al Darmaki氏:
Dave?
Dave氏:
リョウカイ!(と日本語で言って敬礼)
Al Darmaki氏:
なんだ,疲れてるだけか(笑)。
猫みたいに歩き回って,触ってみて,1分で「はい決定」
4Gamer:
しかし結構な勢いで扱うタイトルを増やしてますが,やるものとやらないものの判断は,どこでしてるんですか?
Al Darmaki氏:
いいものは,たとえ少ししかプレイしてなくても,それはいいものなんだ。パッと見てOKなら,それはいいゲーム。
あえて言語化するならそういう説明になるかな。
4Gamer:
じゃあ,3分あれば良し悪しが判断できる?
Al Darmaki氏:
モノによるけど出来るさ。もしゲームが俺の注意をもっと引くようなら……いや待って,本当にいいゲームなら,決断まで1分だ。いや嘘,言い過ぎた。数分あれば決められる。
だって俺の脳みそは,常に「グルグルグルグル」って,動いて動いて動きっぱなしだ(笑)。
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4Gamer:
脳細胞フル稼働?
Al Darmaki氏:
俺のベストな作業環境って,カオスな環境なんだよ。うるさいと幸せ(笑)。
だから決断にほとんど時間がかからない。「アジャイル」っていう言葉あるだろ? ゲーム選びってそういうことでさ,俺が自分で出向いて,ハントして,欲しいゲームを選び取る。何かが持ち込まれてきたら,1分見る。で「オーケー,これが欲しい」「これは要らない」。
4Gamer:
そうは言うけど,なかなか出来ないですよそれ。
Al Darmaki氏:
大丈夫。アイデアを生むのも俺だ。時々ゲームのアイデアが湧いてさ,このゲームをどういう物語にしたいか,ちゃんとドキュメントも作るんだよ。
で,Daveを呼ぶ。Daveは「ちょ,ちょ,ちょっと待って。今リリース中の案件が。待って待って待って待って待って」
4Gamer:
だんだんDaveさんが可哀想になってきました。
Al Darmaki氏:
でも,パブリッシング,開発,財務……ここに来ると俺だ。「これ,承認できるか?」って自分に聞く。「Yes,承認しよう」「金は払えるか?」「Yes,俺が払う」。自分で聞いて,自分で答える(笑)。
4Gamer:
SultanさんがRed Dunesであり,Red DunesがSultanさんであると。
Al Darmaki氏:
まぁ動かしてるのは俺と,MJの2人だけどね。
MJはどっちかというと……そうだな「秩序(Order)」なんだ。うん,秩序。で,俺が「カオス」。
4Gamer:
知り合って20分くらいの私でも,すごくしっくりきますよ。
Al Darmaki氏:
おい,失礼な人だなあんた(笑)。
4Gamer:
でも最後はたぶん,全部Daveさん(笑)。
Dave氏:
この2人の秩序とカオスは……パズルなんですよ。で,私はパズルがすごく得意なんです(笑)。
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Al Darmaki氏:
でもさ,俺とMJは性格は真逆だけど,20年来の友人なんだ。お互い,言葉にしなくても分かる。何かにぶち当たったとき,議論すらしなくていい。いつも「な,同じ結論だろ」ってなるんだ。
4Gamer:
ゲームも一緒に遊ぶんですか?
Al Darmaki氏:
こいつらと遊んでるのはマインドゲーム(心理戦)だね。
いや,うちは楽しい職場だからさ,ジョークは飛ばすよ。時々Daveに何か投げつけるんだ。するとDaveは考え込む。「これは本気か? 本気じゃないのか? どっちだ?」って。でも俺が冗談を言うと,数か月後にその冗談が現実になってることが,割とよくあるんだよ(笑)。
4Gamer:
そのセリフさえ,どこまでが冗談でどこからが本気か分からない(笑)。
Dave氏:
それが弊社の通常運転です(笑)。
Al Darmaki氏:
それとさ,会社で一番ゲームを遊んでるのは誰かといえば,俺なんだ。だからみんな,あるゲームがイケてるかどうか判断しようとするとき,俺のところに来て聞くわけ。
「Sultan,あなたの知見からして,これこれこういうのはどう思います?」って。俺は見る。「イエス。ノー。ノー。これはこういう系のゲーム。それはああいう系のゲーム。……これは上手くいかないと思うね」。全部即答だ。膨大な数のゲームを遊んできたから,全部を超高速で思い出せる。だから俺の意思決定は速い。
4Gamer:
アドバイスすら必要なし。
Al Darmaki氏:
よそのたくさんのゲーム会社と違って,うちはコンサルタントがいない会社だよ。コンサルタントなし,アドバイザーなし。ただ,てっぺんにクレイジーな男がいるだけ。しかも,誰も彼に「ノー」と言う手段がない。
4Gamer:
実はかなりひどいんじゃないかと,段々思い始めました。
肩書はChief Kaiju Officer。「CEOより高給だぞ」
4Gamer:
まぁでも名刺に「クリエイティブディレクター」って書いてありますもんね。これが書いてある偉い人は,まぁまぁ珍しいですよ。
Al Darmaki氏:
CEOなんてただの形式だよ,形式。むしろクリエイティブディレクターのほうが本業だ。
「全部の決断を下して,全部の金を払う男」 これの一番マシな言い方って何だと思う? 名刺に書きやすくて,一番安全なのが,クリエイティブディレクターなんだ(笑)。
4Gamer:
まぁあなたの場合はCEOじゃなくてCKOだけど。記事には「CKO」って書いておきますね。
Al Darmaki氏:
Chief Kaiju Officer? あぁもちろん。ダイジョーブ,ダイジョーブ。イエス,Chief Kaiju Officer! なにせChief Executive Officerより高給だよ,まったくもって。
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4Gamer:
称号の話ついでに聞いておくんですけど,一番好きな怪獣は?
Al Darmaki氏:
おいちょっと待て……好きなゲームを聞く前に,好きな怪獣を聞かれるとは思わなかったね(笑)。
怪獣なら,んーそうだな,ゴジラ,モスラ,あとガイラサンダ。
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最後のは何?
Al Darmaki氏:
知らないの? 日本人なのに? マジで? ガルガンチュアのやつだよ。東宝の。
4Gamer:
ええと……今ちょっと調べてみたら僕が生まれる前ですよ。僕が知らないのはまぁいいとして,なんであなたが知ってるんですか。
Al Darmaki氏:
特撮だって大好きだぜ。ウルトラマン,アイゼンボーグ,スペクトルマン……全部※だよ。ここはゲームショウだからゲームのことを話すべきなんだろうけど,特撮とアニメについても,俺は同じくらいクレイジーなんだ。
だから,そうだな……Red DunesとDark Dunesについて一番うまく説明するなら,こうだな。「オイルマネーを持った日本のオタクを,誰も止めなかったら何が起きるか」
※「ウルトラマン」は,言わずもがなの超有名IP。初回は1966年放送。「恐竜大戦争アイゼンボーグ」は1977年放送開始。「スペクトルマン」は1971年放送。正直に言いますが,1969年生まれの筆者はウルトラマンしか分かりませんでした。
4Gamer:
(笑)
Al Darmaki氏:
……いや待て,オタクじゃない。訂正する。「怪獣がアブダビマネーを手にしたら,どうなるか」にしよう。
4Gamer:
記事見出しによさそうなキャッチコピーです。
締切より品質。「準備ができたら,それが君の準備ができたときだ」
4Gamer:
でも今回は日本のゲームメディアとして,アクワイアの新作にお目にかかれなかったのはちょっとだけ残念です。
Al Darmaki氏:
ああ,いや,うちはみんな動いてる最中だよ。東京ゲームショウの目的はただひとつ,「今デモがあるもの」を見せることだ。アクワイアとも進めてるし,KOHACHIとも進めてる。
ただ,プロダクトがまだ人前に出せる状態じゃないなら,なんで無理する必要がある? デモを作るために締切を強いる必要がどこにある? うちはただこう言うんだ。「君の準備ができたら,それが準備ができたときだ」。それを尊重する。クオリティは常に,締切より重要なんだよ。
4Gamer:
「クリエイティブディレクター」なのに口を出さないんですか?
Al Darmaki氏:
いや,実験もするんだよ(笑)。ほら,誰かと初めて組むときって,会社としてどう関わり合うかを探るだろ? それはゲームのプロジェクトの中身よりも重要なんだ。
アクワイアとは,この1年で本当にいい関係を築けた。お互いの理解が深まるほど,もっといいゲームに向かっていけるし,ピボットもできる。だから常にトライ&エラー,トライ&エラー,トライ&エラー,トライ&エラーだよ。
4Gamer:
んーつまり,パブリッシャーとデベロッパーの関係ではあるけれど,単に「ゲームを作ってもらう」だけで付き合っているわけではない?
Al Darmaki氏:
アクワイアはもちろん,ほかの開発会社もみんなそうだけど,うちは開発会社と「1本のプロジェクト」を作ろうとしてるんじゃない。「長続きする関係」を作ろうとしてるんだ。だからアクワイアとは,今もたくさんのR&Dを続けて,どんなゲームがハマるかを試してる。
4Gamer:
単なる投資とかそういう話でもなさそうですね。
Al Darmaki氏:
そりゃオマエさ,最終的に俺のゲーム全部にまたがるコラボレーションは,同じクオリティ,同じレベルの「ワオ!」度でなきゃいけないんだから。
だから時間をかけるし,みんなにR&Dをやらせるし,実験を許すんだ。アクワイアとうちの関係はいい関係だよ。いい場所から生まれた,いい関係なんだ。
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4Gamer:
新しい開発会社と付き合うときは,基本的にあなたからアプローチするものなんですか?
Al Darmaki氏:
自分で見つけることが多いね……うん,自分で見つけるんだ。歩き回ってさ。
俺はいわば,猫だよ,猫(笑)。うろうろ歩き回る。何かを見つける。すると……「お? いいね,いいね」 ちょっと気になるから,爪の先で少しだけ突っついてみる。面白そうなら,即「はい,これで」。
これが一番シンプルな説明だな(笑)。ただ歩き回って,何かを見つけるんだ。
4Gamer:
もってきたピッチなんかを受け入れる感じじゃないんですね。
Al Darmaki氏:
たまに,アイデアを持って俺のところに来てくれる人もいるよ。逆に,俺の側にアイデアがあって,それをやるための正しいパートナーを探すこともある。
チェックの大半は俺がやるけど,MJもDaveもみんなも,デューデリジェンスや,法務書類まわりを全部きっちりやる役割を担ってくれてる。最初の一歩を踏み出すのは,俺。でもその先の旅路は,チーム全体で担ぐんだ。
4Gamer:
日本メディアとして聞いておきたいんですが,例えば日本の開発者からのアプローチは受け入れますか?
Al Darmaki氏:
受けるよ。ただ,めちゃくちゃ難しいぞ? だって,今一緒にやってる連中が素晴らしすぎるんだ。
これは諸刃の剣なんだけど,うちに来た連中は成長する。能力が上がっていく。うちがインキュベートするから。
で,みんなうまくなりすぎて,アイデアまでどんどん増えていく。だから,新しい人間が入り込むのはどんどんどんどん難しくなっていく。一度に20本をパブリッシュできたら最高なんだけどなぁ……。
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4Gamer:
(Dave氏に向かって)だ,そうですよ。
Dave氏:
(小声で)ノー……。
Al Darmaki氏:
今「ノー」って言ったか? 言ったよな? いいチームだよ,まったく(笑)。
でもまぁ確かに,現実的にならないといけない。できるだけ多くのゲームを支えたいと思っても,世の中には素晴らしいゲームが山ほどあるし,素晴らしい会社もたくさんある。
たとえば日本で言うならPLAYISMは,インディーを支えるのが上手な素晴らしい会社のひとつだ。ああいう会社が世の中にはたくさんある。だから俺たちの界隈では,「いい会社がある,いいゲームがある,でもうちでは取れない」ってときは,せめて正しい相手のところに行けるように紹介する。
4Gamer:
それは素敵です。
Al Darmaki氏:
ただまあ,本当に競争が厳しくてさ。うちにピッチを通すには,うちと一緒に育ってきた連中と同じレベルが要るってことだよ。それは覚えておいてほしい。
俺は,この業界をSEKIROの最高難度でプレイしてるんだ
4Gamer:
ではちょっと視点を変えて,「キャッ党忍伝てやんでえ」みたいに,いつか触ってみたい古い日本のIPってほかにもありますか?
Al Darmaki氏:
いいか? 今は手の内を見せたくないんだ。複数の会社と,現在進行形で話してるからな。もう1度言うけど,話してる最中なんだよ。
4Gamer:
あぁ……教えちゃうと,値段が上がっちゃいますね(笑)。
Al Darmaki氏:
その通り(笑)。俺がハンティング中だと知られたらまずいんだよ。何より,相手が俺の正体を知る前に,予算だけは押さえておきたいんでね。
4Gamer:
半分冗談で言いますが,札束で殴るような交渉をするのかと思ってました。
Al Darmaki氏:
言いたいことは分かるぞ(笑)。
でもな,分かってほしいんだけど……アラブ首長国連邦の人間としてこの業界でプレイしてると,どうなるか知ってるか?
4Gamer:
大体想像付きますが,どうなるんですか?
Al Darmaki氏:
俺は言ってみれば,SEKIROレベルでこの業界をプレイしてるんだ。
なぜなら第一に,全員が「こいつは何十億ドルも持ってるはずだ」と期待する。第二に,全員が俺に,AAAを名乗ってるだけの低品質のゲームを受け入れさせようとする。そして第三に,全員が「こいつはUbisoftのゲームとかAssassin's Creedみたいなゲームが好きなはずだ」と思い込んでる。
4Gamer:
すごくありそうですね。
Al Darmaki氏:
全員が全員,俺に間違った期待をしてるんだ。おまけに「こいつはゲームを遊ばない」と決めつけてる。だから俺は,この業界を最高難度でプレイしてるんだ。それが俺だ。自分を痛めつけるスタイル。
なにせフロム・ソフトウェアのゲームをやりすぎてるもんで,たぶん頭がイカれてるんだ(笑)。
4Gamer:
僕らがこういう質問をすると,大体のパブリッシャーの皆さんはちゃんと名前を出すんですよ。なぜなら,絶対に手が届かないと分かってるから。
それを「交渉中だから言えない」というのが,さすがのアブダビマネーです。
Al Darmaki氏:
……なあアンタ,分かってて言ってるだろ(笑)。
「アブダビマネー」って言うけどな,結局のところ,うちは政府に支援されてない私企業だ。これは俺の……俺自身の金を入れてるんだ。
俺のやり方はこうだ。「金は,口に出したところに置く」。俺はハッタリをかまさない。絶対にブラフをかまさないう。「やる」と言ったら,やる。自分自身で保証するからだ。やると言ったらやるんだよ。
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Dave氏:
一つ付け加えていいですか。
Sultanが私たちをリードするときの言葉は,「不可能なのは,挑戦しないときだけだ」です。いつもそう言われています。「挑戦しなきゃいけない」と。
Al Darmaki氏:
いい援護射撃だ。俺がいつも意識してることのひとつは,「予算」ってものと「金持ちからふんだくるための予算」というものがあるってことだ。
だから俺は相手に言う。まず俺は,複数のゲームを同時に動かしてる。いくらかかるか知ってるんだ。俺は騙せない。しかもゲームを大量に遊んでるだけでなく,予算組みも何も,全部自分でやってる。だから騙しは効かない。「ゲームってのはこれくらい金がかかるものなんですよ」―――嘘つけ(笑)。誰も俺を説得できないぞ。
4Gamer:
ふふふ,すがすがしくていいですね(笑)。
Al Darmaki氏:
俺がやりたいゲームは,AAタイトル,Aタイトル,スタジオ級のタイトルだ。欧米スタジオの大作みたいなことをやる自分は,まったく想像できないね。
俺は常に,ゲームに対するフェアな予算ってものを信じてる。なぜなら俺たちのゲームは,客にとって手頃であってほしいから。俺たちのゲームは,客にとってアクセスしやすくあってほしいから。金があるからといって「10年かかるバカでかい間抜けな1本」を作らなきゃいけないわけじゃないだろ。
俺は継続的にゲームを作りたいんだ。1本作るのに18……いや12から18,一番大きいのでもせいぜい36か月。で,予算はいい回転をしてなきゃいけない。金を回収して,次のゲームを作るためにな。
4Gamer:
すごく健全ですよそれ。
Al Darmaki氏:
そうとも。だからうちは,動かす予算にすごく気を遣っているし,高額予算の話はしない。ダブルAスタジオゲームとしての,リーズナブルな予算の話だ。このサイクルを続けたいからだよ。
それに俺は……たぶんアンタもだろ? 見てきたんだ。莫大な予算をかけたくせに,俺に言わせりゃしょうもないレベルの,見た目がひどいだけじゃなくて,遊んでもひどいゲームをさ。
4Gamer:
ノーコメントで。
Al Darmaki氏:
まぁそうだな(笑)。しかしその一方で,100万ドル以下,50万ドル以下でも「ファンタスティック! ワオ最高!」ってゲームもたくさんある。そういうゲームを遊んでると,気分がいいんだ。
俺はどっちかというとインディー寄りでね。スタジオゲームより,インディーのほうを多く支援してるくらいだよ。
4Gamer:
いや,でもすごくいいと思います。メディアとして完全に一歩引いて見てると思うんですが,世界のゲーム業界は今,インディーかAAAかのどっちかしかなくて,真ん中がすっぽりと抜け落ちてる状態です。
その抜け落ちてるところには,いまでも大きなマーケットがあるはず。あなたはそこを狙っているわけで,誰であれそこを埋めてくれるなら,業界的にもユーザー的にもすごくいいことです。
Al Darmaki氏:
インディーとAAAの間ってのは……いや,それはいいか。うん,そうだな,うちのゲームは「全員のため」に作られてるんだ。AAAの連中が節約したいだけなら,なんでAAA1本買うんだ? 何がしたい? その金でRed Dunesのゲームが2本,3本,いやもっと買えるぞ。
よし分かった。散財から一休みしたくなったら,うちにおいで。インディーを遊んでる誰かが,大金を使わずに,AAAとほぼ同じレベルのコンテンツとクオリティを体験したくなったら,このラインにおいで。
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4Gamer:
まぁそもそも,そんな分類にあんまり意味はないんですけどね本質的に。
Al Darmaki氏:
そう。そもそもうちは「AAA」とか言わないし,「インディーゲーム」とも言わない。ただ「ゲーム」と言うんだ。シンプルだろ。
「一体全体,怪獣をどうやって調教するんだ?」
4Gamer:
しかしこれは単なる邪推なんですが,私企業で政府の支援がないと,スケールが足りなくなりませんか? サウジアラビアの例とか見ているとちょっとだけそんな気がします。
Al Darmaki氏:
おいおい,いいか? 俺はまだ,自分のクレイジーな側面を見せてすらいないんだぜ。今やってるゲームのストーリーとかは……いや,やめだ。で,支援がたくさんあるのは知ってるよ。でも,考えてみてくれよ。
犬は調教できる。牛も調教できる。馬もできる。じゃあ一体全体,怪獣をどうやって調教するんだ? 怪獣をどうコントロールして,どう飼い慣らすんだ?(笑)
4Gamer:
ラドンみたいな?(笑)
Al Darmaki氏:
そうそうそう(笑)。
つまりこういうことだ。政府ってのは言うんだよ。「よし,ゲームをやろうじゃないか」と。で,それに続けてこう言うんだ。「Web3,クリプト,NFTのゲームをやったらどうかね?」
4Gamer:
あぁ……。
Al Darmaki氏:
クソくらえだ。やらないぞ。あんなもんはクソだ。犯罪的だ。
あれは犯罪だぞ。俺は楽しいゲームが作りたいんだ。「おお,それであればMMORPGを作ろう」「モバイルゲームを作ってほしいんだが」 おい,それはギャンブルだろ。ノーだ。絶対ノーだ。俺は「ゲーム」が作りたい。ゲームが作りたいんだ。
4Gamer:
繰り返しですが,すがすがしくて気持ちいいです。
Al Darmaki氏:
じゃあ政府が俺に金をくれて,「よし,ただゲームを作ってくれ。UAEを誇らしくしてくれ」と言うだけなら? ノープロブレム! やるよ。
ただし,俺に指図はするな。俺が戦士だとしたら,戦士ってのは自分の行きたい戦場に行くもんなんだ。俺は手加減はしたくない。したくないんだよ。
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4Gamer:
シンプルに言うなら「オレはオレのやりたいことをやる」ということですね。
Al Darmaki氏:
俺が出て行って征服するなら,俺はアブダビの名の下に征服する。常に,アブダビの名の下に征服するんだ。誰かが金をくれようがくれまいが。いや,俺は金なんて要らない。そのために誰かに金をもらう必要はない。俺がそれをやるのは,それが俺という人間だからだ。
それにな,金をもらって何かをやりに行くことはできるかもしれないが,金をもらわずに偉大なことを成し遂げたら? そのときは,もっとデカい金を要求できるだろ?(笑)
4Gamer:
それにしてもここまでの会話だけでも,あなたの意思がそのまま生きて,その通りに動く会社で嬉しいし,とても安心します。
Al Darmaki氏:
安心してくれるの? あんた,いい人だな。
誰かにゲームを作らされるってのはさ,たとえそれが政府でも,開発者にとっては実際のところ,最悪なんだ。だってほら,アメリカだかなんだかでは,コンサルタントとかいう連中が山ほどいるだろ? 会社を散々めちゃくちゃにしてきた張本人みたいな連中がさ。
4Gamer:
アメリカは,道で石を投げるとコンサルに当たるっていう噂を聞いたことがありますよ。
Al Darmaki氏:
そいつらが,政治的アジェンダを注ぎ込んでくるわけだ。多様性だかなんだか知らんけど,そういうくだらんものとか,なんちゃらとかかんちゃらとか,そういうものを注ぎ込んでくるんだ。
ナンセンス! とてもナンセンスだよ。……いや分かってる。ちょっとくらいは抑えないとな。PG※に抑えとかないと(笑)。すまんすまん。ゲームで死ぬほど儲けたら,そのときは18+バージョンで話すよ。約束する。今のところはPGで行こう(笑)。
※PG=映画のレーティング用語で,Parental Guidance(保護者の助言・同伴が望ましい=全年齢向け)の略。18+はもちろん成人向け指定。「今日は穏便な表現(編注:これで穏便なの?)だけど,成功したら成人指定レベルの内容で話すよ」という彼のジョーク
4Gamer:
言質いただきました(笑)。
少なからぬ数の業界の人が同じようなことを思ってるだろうから,いつかぜひ聞かせてください。
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とにかく俺は,誰であっても開発者に干渉してほしくないんだ。誰かが入ってきて,開発者に指図するのはダメだ。
俺自身は常に柔軟だよ。だって俺が自分の金を投資するときに頼むことは,ほんの少しのシンプルなことだけだから。「ゲームを楽しくしてくれ」。俺がもっと魅力的にしたけりゃ「イエス,もっと魅力的にしてくれ」。それだけだ。
だって俺はオーディエンスを知ってる。グローバルなオーディエンスを知ってるんだ。俺はこれを自分の国のためにやってるんじゃない。もちろん日本のためにやってるんでもない。ただ,すべてのゲーマーのためにやってるんだ。
4Gamer:
いやそれにしても,日本とか欧米のゲーム会社がなくしつつあるものをUAEの会社が持っているのが,メディア的にはすごく興味深いです。
Al Darmaki氏:
俺のポリシーは,基本的に「それをぶっ壊すため」に設計されてるんだよ。
つまりさ……なんていうか,アレやコレやを詰め込んだゲームを見れば,どうなるかは分かるだろ? でもRed Dunesのロゴを見たら,それは「日本のものよりイケてるぜ」ってことなんだ。すごく暴力的にもなれる。すごく笑えるものにもなれる。すごくキュートにもなれる。
4Gamer:
うん,言ってることは分かります。
Al Darmaki氏:
俺たちは,子供たちを立て直さなきゃいけない。これは絶対だ。子供たちを幸せにしなきゃいけない。子供たちには強く育ってほしい。肉を食ってほしい。物事をもう一度「魅力的だ」と感じられるようになってほしい。何がひどくて何が美しいかを,口に出して言えるようになってほしい。
俺らはそれを後押しする必要があるし,「口を開いて,心にあることをそのまま言うのは今でもクールなんだぞ」って見せてやる必要があるんだ。
4Gamer:
世間や他人ばかり見て動きますからね,最近はみんな。
Al Darmaki氏:
そうとも。地球の裏側の,買う気もなければ,そもそもあんたのゲームに手が届きすらしない誰かの顔色なんてうかがう必要あるのか? 「あんたのゲームはこうあるべきだ」と言ってくる連中がいるけど,余計なお世話だ。そいつらはあんたのゲームを買うことすらしないぞ。
なんでだ? なあ,なんでそんな連中の心配をするんだ? ただやるべきことをやれ。人間性を取り戻せ。希望を取り戻せ。そしてユーモアを取り戻せ。
4Gamer:
それをちゃんと言える人は,かなり希です。
Al Darmaki氏:
ちょっと熱くなりすぎたな,すまん。でもな,今の子供たちは,俺たちが子供の頃に経験したことを経験できてないんだ。それが心の底から悲しくてさ。
4Gamer:
その「経験したこと」は具体的にはどういうことを指してます?
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俺が小さくて無垢な子供だった頃……今の聞いた? 無垢だってさ(笑)……まぁいいや,俺が小さくて無垢な子供だった頃,家族が素敵なアニメをいろいろ与えてくれたんだよ。
俺が観た最初期のアニメのひとつが「デビルマン」だ。1987年のやつ※だぞ。俺はちっちゃいガキで,家族はたぶんほら――「日本のアニメでしょ。アニメなんだから子供にはオーケー!」って。
で,無垢な子供の俺は観たわけだ。あの暴力的な「デビルマン」1987年版を。それから「ジェノサイバー」も「獣兵衛忍風帖」も――。
※おそらく「デビルマン 誕生編」(1987年OVA)を指しているのかなと。強調しているのは,おそらくそれがTV版より暴力的だから。あと省略した英語名で述べていたので補足すると,「ジェノサイバー 虚界の魔獣」(1994年OVA)と「獣兵衛忍風帖」(1993年)だと思われる。この手の知識に疎いので,間違いがあったら知らせてください!
4Gamer:
ちょっと,ちょっと(笑)。
Al Darmaki氏:
まぁでも俺は,まぁまぁまともに育ったと思うんだよ。だからたぶん,そういうことこそが子供に必要なものなんじゃないかな。
先に知ってたら,今頃ミュージシャンやってたよ
―――ここでスタッフから時間を告げられて「最後の質問にしてくれ」と
Al Darmaki氏:
こいつ,本当はもっと俺と一緒にいたいんだぞ,可哀想に(笑)。
4Gamer:
そうですよ! こんなに面白い人だとは。でもギチギチのスケジュールを空けてくれたのは知っているので,素直に最後の質問にします。
何にしようかな……もし若いころのあなたにいま会って「お前は将来,世界で最も先進的なゲームパブリッシャーのひとつになるぞ」と伝えたら,若いあなたはどんな反応をすると思いますか。
Al Darmaki氏:
昔の俺にところに行って,若い自分に伝えるのか? こういうことをやるようになるぞって。
4Gamer:
そうです。
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それは……まずいな。だって,自分が何をやることになるか先に知ってたら,俺は今頃ミュージシャンをやってるよ(笑)。
だってさ,俺にはここまで4年しかなかったんだぜ。20年あったらどうなるか,想像してみろよ。20年あったら,そうだな……俺の影響力は,たぶんもっとヤバいことになってる。
4Gamer:
頭痛の種も,たくさん増えますけどね。
Al Darmaki氏:
ああそうだな。頭痛がもうひとつ増えたら,俺は死ぬね。そしたら迷わずリスポーンだ。リスポーン,リスポーン,リスポーン(笑)。
4Gamer:
大きな仕事が終わったあたりで考えが変わったら,また聞かせてください。
Al Darmaki氏:
おお,いいよ。
……でもいずれにせよ,だ。俺が今やってることを見たら,10歳のSultanは喜ぶと思うよ。会社勤めなんかじゃなくて,人生で何か意味のあることをやってるんだから。
だって俺は,会社勤めだってできた。政治家にだってなれた。人生でやりたいことを,何だって選べる立場にあった。―――そのうえで,俺はこれを選んだんだ。
4Gamer:
いや,その姿勢ホントにカッコいいですよ。
Al Darmaki氏:
な,幸せそうだろ(笑)。
それにしても今日はありがとな。時間なくてごめんな。あとインタビュー下手でごめんな,ありがとう。ありがとう!
4Gamer:
トップの明快な思想を直接聞けて,とても楽しかったし,こういう人がまだ業界にいるんだと思って嬉しかったですよ。
Al Darmaki氏:
俺のやることなすこと,何もかもシンプルなんだよ。
そうだ,一緒に記念撮影していいかい? あとなんか困ってるなら,俺を雇ったらどうだ?(笑) 高いけどな!
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―――2026年9月17日収録


















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![画像ギャラリー No.018のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/018.jpg)
![画像ギャラリー No.028のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/028.jpg)
![画像ギャラリー No.029のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/029.jpg)
![画像ギャラリー No.027のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/027.jpg)
![画像ギャラリー No.030のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/030.jpg)
![画像ギャラリー No.019のサムネイル画像 / [インタビュー]「俺はこの業界を,SEKIROの最高難度でプレイしてるんだ」―――Red Dunes Gamesの“CKO”であるSultan Al Darmaki氏が,フロム脳の超本音トークで業界をぶった切り](/games/883/G088337/20260924002/TN/019.jpg)