本作は,2人専用のパズルアドベンチャーゲーム「We Were Here」シリーズの最新作だ。お互いに違う作業をしながら,ひとつのパズルを解くという非対称性が面白いシリーズとなっている。最新作ではナレーション付きのストーリーパートが追加され,よりいっそう物語や演出がリッチになった。
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試遊版でプレイヤーたちはダフネ博士の研究室におり,いろいろな実験器具に囲まれている。目の前の扉を開けるために,鍵を探す必要があるようだ。
まずは隣の部屋に入ってみると,怪しい機械が目に入った。とりあえず機械の中に入り,相方に扉を閉めてもらうと,筆者のキャラクターがみるみるうちに小さくなり,デスクの上に投げ出されてしまった。今や巨人となった相方に案内されながら,デスクの上を探検していく。
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すると,中に侵入できる端末を発見した。端末内にはサーキットボードがあり,相方からは見えないその状況を口で説明し,正しい端子を教えてもらわなければならないようだ。端子に描かれている記号を「お尻の形」とか「鍬を持った人間」とか説明しながら,パチパチとはめていく。この共同作業感はまさしく「We Were Here」だ!
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なんとか端末の仕掛けをクリアして,小さなフロッピーディスクを入手し,次のパズルへ進んでいく。今度は薬品を順番に垂らす仕掛けだ。薬品の名前を教えてもらい,正しい位置に試験管を動かし,中を満たす……ひとつひとつはそこまで難しくないが,一緒に作業することで結束が高まる感じがする。
ここでフロッピーディスクを元の大きさに戻すため,相方とポジションを交代した。小さくなっていく相方の声がヘリウムガスを吸ったように甲高くなり,こんなふうに聞こえていたのかと一笑い。
その後もいくつかのパズルを解き,最後のカギを入手。研究室の入り口で新しいガジェットを手に入れたところで試遊は終了した。
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試遊での相方はまったくの初対面だったが,協力し合うことで絆を深めることができた。やはり,協力ゲームの醍醐味を楽しめるシリーズといえるだろう。
そしてこの機会に,開発を行ったTotal Mayhem Gamesのエグゼクティブプロデューサーであるライテ・ダウマ氏と,クリエイティブディレクターのマルティン・ミトナ氏に話を伺うことができた。
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4Gamer:
開発期間はどのくらいですか。
ライテ氏:
2年半です。
4Gamer:
今回はSF要素が前面に出ていますね。
マルティン氏:
ええ。80年代のレトロフューチャーをテーマにしています。
4Gamer:
前作は船がモチーフでしたが,今回はSFにチャレンジしたということでしょうか。
ライテ氏:
そうです。今回はSF作家のクレア・ノース氏を起用しました。また,声優としてソフィア・オコネードさんも参加しています。今作では特に,物語の面白さに力を入れています。背景などを通じても物語をアピールしていますし,ビジュアルもこだわっています。
また,ユニークなデバイスを使えるようにしています。前作はひとつひとつのパズルにじっくり取り組む形で,それが廊下のように連続する構成でした。今回はデバイスを使いながら移動し,その過程でパズルを解いていく形になっています。難しいパズルの合間には,アクションしながら解くものも用意しています。
ステージはダンジョンのような構造になっており,基本的には一本道ですが,エリア全体が変化していく作りになっています。
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4Gamer:
2人専用のゲームはたくさんありますが,そのなかで「We Were Here Tomorrow」ならではの要素はどこにあるのでしょうか。
マルティン氏:
それぞれのプレイヤーを別の部屋に置くことです。コミュニケーションを取らなければ解けないようになっていますし,同じ画面を見ながらプレイできないという点も重要です。
ライテ氏:
また,今回はパズルだけではなく,ストーリーもあります。違う部屋にいることで,それぞれに異なる情報が入ってきます。そのため,プレイ中に「こんなことに気付いた」という情報を共有することも増えてくると思います。そして,そうした気付きがストーリーに絡んでくるのです。
4Gamer:
なるほど。全体のボリュームはどのくらいになりますか。
マルティン氏:
プレイヤーによっても変わると思いますが,12〜15時間くらいでしょうか。シリーズのなかでは最長かもしれません。
4Gamer:
おお,それはプレイしがいがありそうですね。発売が楽しみです。
本日はありがとうございました。
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