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「Screenbound」は,画面上に広がる3D世界と,手持ちの仮想16ビットゲーム機「Qボーイ」に描き出される2Dの平面世界が同期しているという,ぱっと見でゲーマーを驚かせる二重構造のゲームだ。
プレイしてみたところ,基本的には3D空間に視点を据えて目の前のプラットフォームを飛び越えていく一人称視点型のアクションゲームだが,その視点の手前には常に2D横スクロール画面があり,視界を少し遮っている。
驚くべきは,この2つの次元におけるキャラクターの挙動が完全にミラーリングされている点だ。その小さな画面に映し出されているのは,「スーパーマリオブラザーズ」のような2Dワールドに存在する自分自身であり,自分の状況をリアルタイムで真横から眺めているような不思議なゲームになっている。
プレイヤーが2Dアクション側で十字キーを押し,ジャンプや攻撃を行えば,それに伴って3D世界の主観キャラクターも同時に移動し,跳躍し,剣を振るう。この一見するとシンプルな連動システムが,それぞれの空間構造の違いによって,脳を揺さぶる独創的なパズルへと変貌を遂げるのだ。
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「Screenbound」のゲームプレイがユニークなのは,プレイヤーが視線の矛盾と常に戦わねばならない点だろう。たとえば,2Dのゲーム画面内では平坦で安全な道が続いているように見えても,ふと3D視点で見ると,目の前には巨大な奈落や障害物が立ち塞がっている,といった状況が頻発する。逆に,3D空間上の床が安全であっても,手元の2D画面ではトゲの罠が牙をむいていることもある。
3D空間では2Dでは見えていない陸地部分の裏側に隠しアイテムがあり,逆に2D画面でしか確認できない隠しドアやはしごなどもあって,どちらかに集中していては見逃しが多くなってしまう。各ステージでは最大3つのキューブを集めて,次のワールドに向かうポータルの鍵に使うが,3つを収集できず1つしかなくてもポータルを作動させることができる。
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その代わり,ポータルの先に行き着く世界「Qワールド」は異なるものになるようだ。ここではQボーイを古代遺跡のようなターミナルに差し込むことで完全2Dワールドに自動で切り替わり,「スーパーマリオブラザーズ」におけるボーナスステージのように多くのコインを獲得できるようになっていた。
今回のミニボスは2D世界にいた“メカキャット”だったが,3D世界で戦うタイプもいるそうで,飽きることなくバラエティあふれるゲームワールドでのアクションを堪能できそうだった。
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「Screenbound」の開発およびパブリッシングを手掛けるアメリカのCrescent Moon Gamesは,本格派アクションRPGの「Ravensword: Shadowlands」などを手掛けたスタジオで,そこにイギリスを拠点にするRadical Forgeが開発をサポートしている。さらにパブリッシングもイギリスのDigital Pajamasが加わって盛り立てている。
現時点では日本語化の予定はなさそうだが,少なくとも筆者がプレイした限りではテキストを読むようなシーンはなかった。
レトロな雰囲気ながらも斬新なゲームプレイを楽しみたいというゲーマーなら,Steam(リンク)で配信中のデモをプレイしてみるといいだろう。
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