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物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]
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印刷2026/09/24 10:21

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物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]
 東京ゲームショウ2026のインディーゲームコーナー「SELECTED INDIE 80」を歩いていると,「TETE」というゲームのブースに掛けられたタペストリーが目に入った。ロボットのようなキャラクターが,腕一本で張り出した崖の下にぶら下がっていて,なかなか印象的だ。

 ブースにいた人に話を聞くと,このゲームは物理演算を取り入れたクライミングゲームで,どんな場所も登っていける(移動できる)という。もちろんタペストリーのシーンも再現可能だそうだ。さっそくプレイしてみたので,その感触をレポートしよう。

 ゲームの舞台となるのは,空中に浮かぶ島。島には遺跡を思わせる建物があり,今回の試遊版では主にそれらへのクライミングを楽しめた。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]

 主人公のキャラクターは「よちよちゴーレム」で,頭身がかなり低く,逆に腕は身長に比べるとかなり長い。よちよちというだけあって,足取りはどこかぎこちない。どこへ行くか分からないほどではないが,ふにゃふにゃとした操作感だ。

 気になるクライミングの操作方法は,左スティックで移動,[LT][RT]で左右それぞれの腕を上げる,[LB][RB]で左右の手で何かをつかむ,というもの(XBOXコントローラの場合)。左右の手と腕それぞれの操作が独立しているのが特徴だ。

画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]

 ただし,手で何かをつかめるのは,(当たり前だが)近くに何らかの物体があるときのみ。具体的には,建物や岩などに手を寄せて,手が光ったらそこをつかめる,という仕組みになっている。

 今回の試遊版にスタミナ要素のようなものは実装されていなかったので,腕を上げてつかむ,という動作を左右で繰り返すだけでも,少しずつ上に登っていけた。操作に慣れていなかったので,ボタンを間違えて自分から落下してしまうケースはあったが。

 とはいえ,腕の力だけで登っていくのは少々効率が悪い。スピーディに登るためには,体全体を使うことが重要になる。

 一方の手で壁などをつかみ,もう一方の手を離した状態から左スティックを左右に入れると,ゴーレムは振り子のように動くので,そこからタイミングよく手を離せば大きく移動できる。ただし,移動する先の形状によっては手が光らずつかめないまま落下,ということにもなるので注意が必要だ([LT][RT]同時押しの滑空をうまく使えば,それほど落下せず体勢を整えられる)。

画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]

 面白かった(かつ少し困った)のは,振り子運動をしているとき,ゴーレムの体がときどき“裏返って”しまったことだ。この場合,画面で右に見えている手と腕を[LB][LT]で操作することになり,ただでさえ慣れていないのにさらに苦戦させられた。
 リアルな動きが,ゲームとしては意外な方向で作用することもあるという,実に物理演算アクションらしいシーンだった。

 試遊後,開発者のpuqu氏に話を聞いたところ,本作を開発するきっかけは,「Human Fall Flat」で手を天井につけて雲梯(うんてい)のように移動するアクションができると知ったことだという。これはゲームが想定している動きではなさそうだということもあり,自分で作ってみようと思ったそうだ。

 だが,よちよちゴーレムのふわふわした動きには,単に「Human Fall Flat」を真似たのではなく,腕や手を物体にうまくフィットさせる狙いがある。そのため,ゴーレムの3Dモデルにはボーン(骨格)が入っておらず,腕は多数のヒンジをつなげたような構造になっているそうだ。これによって,片手でぶら下がるようなアクションを実現している。

画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]

 今回の試遊中,プレイの目的が明示されることはなかったが,正式リリース版では,かなり高い場所を目指して登っていくゲームになるという。どこへでも登れるシステムの特徴を生かして,さまざまなルートやショートカットを用意し,プレイヤーのチャレンジや謎解きによってそれらが見つかる仕組みを構想しているそうだ。

 クライミングの面白さはもちろんだが,登った場所から見える風景の美しさも印象的だった本作。リリースは2027年予定。楽しみに待ちたい。

画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 物理演算クライミングゲーム「TETE」をプレイ。垂直の壁でも,張り出した崖の下でも移動できる自由さが楽しい[TGS2026]


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